空の蒼さを 見つめていると
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21th Century 週記 Art Cinema Comics Novel Word 小野不由美
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今月 ご指摘・ご感想など → ひとこと
大晦日なので、大掃除…はせずに(汗、日記の補足など。せっかくなので、今月分全体に冬目景の単行本並(笑)の大幅加筆訂正を行う。
この前の電気敷毛布、背中が暖かいのに、足下が余り暖まらないよ? とその性能にやや不信を抱いていたのだが、落ち着いて説明書を読み返してみると、…あっ、これって「向き」が有る!「胸側より足下の方が暖かくなります」。ということは、実は毛布を逆に敷いていたのか、私。ううっ、間抜けだ(^^; でも、これで今日から多分、棺おけの中のセラス婦警並の?安眠は間違いない。
というところで、今年もまもなくCount Down。多分、この辺では、隣街の港から響いてくる年越しを知らせる霧笛が、例年以上に喧しいことかと。
「そうすれば、それを人は霧笛と呼び、それをきく人はみな永遠というものの悲しみと生きることのはかなさを知るだろう」
という、あの「霧笛」とは全然別物の(当たり前だ)、どっちかというと象の、しかも群れの雄叫びみたいな(笑)、Boooo!という音が響き渡る筈。 別の隣町から同じく響いてくる除夜の鐘の方は、別にカウントダウンだからといって数が増やせるわけもないので、例年並だとは思いますが。
それではよいお年を。来年元旦はとりあえず更新予定ですので、2000年にまたお会いしましょう。
…ようやく、これで今年の仕事も終わり(ほっ)。まぁ、持ち帰った仕事量を考えると、ぼーっと過ごせるのは元旦までかとか悲しい現実も待っているのだけど、ともあれ、やれやれ。……気が抜けた今は非常に眠いので、更新せずにもう寝ようかと。
仕事中、用事で横浜まで出掛けた帰りの車中。いきなり鳴り響く、あのBOSSのCMのメロディ。見ると、数人の若者の中の一人が、自分の携帯で、得意げに仲間に聞かせていた。それがあのBOSS電だったのか、単に登録してみただけなのかまでは分からなかったが。
まぁ、この前買った「マツキヨソングブック」CDに付いていたので、「欲しがるマミちゃん篇」の着メロを思わず登録してしまったような私としては、気持ちは分からないでもないけど?「電車内での携帯電話のご使用は遠慮してね」(J子)、というところ。
最近、一作毎に出来が↓向きのような。当初の魅力でもあった「多元的な世界の見方」はどこへやら、すっかり単線的な語り口になってしまったけど、語る内容がそれによって増したというわけでもなく。とはいえ、物語はまだ途中。こういう冷笑的な、不親切なファンをも参りましたと言わせる結末(この話の)をぜひ見せて欲しい。
ちなみに、たまごについての話といえば、やはり「天使のたまご」だよなぁ。あ、「ミルクがねじを回すとき」は勿論、私も大好きですけれど。
…結局、夢への効果はよく分からず(笑) というか、休日はゆっくり寝てしまうから、どんな夢を見たか、覚えていないという。
ところで昨日買ったもので一番の出費というと、ヘッドフォン。前から、重いヘッドフォンに嫌気が指していたので、これを機に、軽いオープンエアー型のに乗り換えることにしたのだ。買ったのはSONYのF1とかいう車みたいな名前のもの。とりあえず、一番軽かったので。
坂本真綾「Hotchpotch」などを聴く。やはり、菅野よう子の曲は素晴らしいの一言に尽きる。
今週で、今年も終わり。というか、何とか終われる、ことを祈りたい…
私は暑いのも苦手なのだが、寒いのはもっと苦手なので、せめて数少ない睡眠時間の質を向上させようと電気敷毛布を買いに行く。経験則的に言って私の場合、導入前/後では「夢の中身」が20%位、楽天的な方向に変化するみたいなのだ(笑)
人間、暖かいってことは大事だ。とヨドバシカメラで5,000円の毛布を買い、店内を歩いていると、ペット用のホットカーペット板のようなものが目に入る。何と、冬暖かく、夏は涼しい高機能。おまけにペットのおしっこにも強い(笑) ということで、「ペット楽園」(←商品名)なそれのお値段は、何と何と、27,000円(税別)(^^;;; 生類憐れみの令にも程がある。
というか、私の生活環境って、お犬様に遙かに劣るのか(T T)
買ったものはそれだけ、と言うわけでも無いのだが、又しても過去の遺物を書いていたら、疲れたので、今日はここまで。今さら、こんなものを載せて何の意味が、というよりはっきり無意味なのは分かっているのだが途中のままというのも気になるので、少しずつ。
ちょっとというか、ほとんどネタバレなので以下、注意。
「現代」の考古学者とその婚約者、「古代」の王女と葬式屋。二つの時代の、二つの恋愛。「長崎」の丘で発掘される「鐘」=「古代の王国」に戦利品として持ち込まれる「パンドラの鐘」が、即ち、長崎に落とされた「鐘」=原爆へと収束してくストーリー。
物語の最後、「鐘」に刻まれた「最後通牒」=「もう一つの太陽」がその国を消し去ろうとしている、を知った「古代」の王女は、葬式屋に自分を「鐘」の中に埋めてくれるよう頼む。歌舞伎の「道成寺」の鐘を思わせるように、「鐘」の中に埋められ、命を投げ出すことで、「もう一つの太陽」の投下を防ぎ、「古代の王国」=恐らくは「もう一つの日本」、を守り切る王女の姿。それは勿論、1945.7.26の「ポツダム宣言」に回答を示さず、8.6の広島、8.9の長崎への「原爆投下」を受けてから受諾した私達の「大日本帝国」そしてその責任者たる天皇の歴史との対比ともなっているわけで。
というわけで、思っていた以上にストレートに、(昭和)天皇の戦争責任をテーマに扱った作品だったので、少し驚く。ただ、実際に見るとどう映るのかはまた別なのだが。多分、「偽作・桜の森の満開の下」と同様に、美しいラブストーリーとしての感動が強いのではないかと言う気がする。
さて、今日の眠りがどうなるか、ちょっと楽しみ(^^;
色々、追い込まれているので?、現実逃避として(笑)「半神」を見てしまう。
何度見直しても、傑作。完璧、としか言いようがない。(公演が迫っていたので)萩尾望都の書いた脚本を元に野田秀樹が毎日、明くる日の稽古分を少しずつ、書き足していった(戯曲「半神」巻末の野田/萩尾の対談より)というのが、にわかには信じられない位。
それにしても、これがもう10年以上も前の作品かと思うと感慨深い。なるほど、劇中に登場する「小学5年生」の特集はドラクエVだし(今月、復刊されたあさりよりとお「イコちゃん」と同時期だというのが良く分かる)、この間、野田秀樹はマリア役の竹下明子と結婚して離婚し、その後、大竹しのぶと暮らすようになって、更に別れたんだとか、「女性セブン」的な歴史を振り返ってみてしまったりもする。
まぁ、劇中の引用の中には、「これはかがくなんだよ、とどくたがいた」なみたいな10年経ってもなぜか現役なものもあるのだけど。
この作品で一番野田秀樹らしいと思うのは、後半、家庭教師と老数学者が、「らせん方程式」の「謎」を巡ってやりとりをする箇所。
教師の上杉祥三が、「そんなわり切れない話があるもんか」と憤慨すると、老数学者の野田秀樹が「そう思った。ところがこれは、わり切れるハナシだったんだ」と答えて、え?と観客が驚いている間に、更に「割り切らなくてはいけない」=作品全体としての悲しい結論「スフィンクスの謎の答えは…」を導き出していってしまうのだ。
この、ダブルミーニングを活用して、意識的に文脈をすっとずらし、それをテコにストーリーを大きく転換させていく手法、というのは夢の遊民社時代の野田秀樹の得意技だった。と書いても、見たことのない人には分かりようもないのだが(^^;
ところで、若さと老い、生と死、そして人間と人であることの孤独について見事に描き出している本作だが、逆に言うと社会性というか歴史性というものは、全く欠如しているとも言える。その後の野田秀樹の作品とは非常に対照的なのが興味深い。
というか、本当は最新作こそが最も重要、というわけで、「パンドラの鐘」を観に行けたら一番嬉しいのだが…
どうでも良いことですが、原作「半神」及び、戯曲、ビデオ「半神」は全て小学館なので、今日は小学館の雑誌で統一してみました(笑)
非常に低調。精神的にかつ、体調的に。
多分、ストレートに今の精神状況を書き出せば、かなり陰々滅々とした文章が延々と続いていくような気もするのだが、そんなことをしても、私以外誰も楽しくないだろうし。
怒濤のグッズ作戦で荒稼ぎィ、て感じな折り込みチラシ入り。とはいえ、多分、それに乗ってしまう私(^^; 画集は間違いなく3800円のスタンダード版ではなく、10000円のデラックス版を買っちゃうんだろうし。貞本義行の画集だと普及版でOKなんだけど。
ところで、他の方の日記にも書いてあったけど、「ちずなタペストリー」と「やえがしタペストリー」、どうして八重樫さんの方が200円高いんでしょう。ちず姉を朝夕眺めるのは怖いので(^^;、後者しか買わない気がする私にとって、値段の比較はどうでも良いんですが(^^;
荒川洋二が選んだ、日本文学、一年一作の100篇のリストアップのを見たのだが、…全然、読んでないっていうか、知らんぞ。勿論、作家自体は読んだことのある者が多いのだが、マイナーな作品を中心に選んでるんとちゃう? 私の場合、鏡花、独歩、志賀直哉、漱石、芥川、足穂、梶井基次郎、渋澤龍彦と幻想文学寄りに8篇しか(笑)読んでないことが判明。
私の場合、当然読んでいてしかるべき有名な作品をほとんど読んでいなかったりするから(「伊豆の踊り子」とか)、言えた義理ではない気もするが、でもこの中で20篇以上読んでいたら、それはかなりの日本文学マニアというか、ちょっとフツウではないような(^^;
登場人物は、AV女優の母ヒロミとその5歳の息子ケンジ、そしてそこに同棲している、かつて反体制運動か何かのせいで服役していたらしいヒラタさん。というわけで、90年代の新しい家族像を描いてみたりするのかも。一回目のタイトルも「Mama told me」だし(笑)
などと言うのは簡単ですが、書くのは大変だ。というか、読むのも大変だ(^^;;; なんせ、いきなりケンジが友達のダイチと、家のヴィデオコレクション(当然、それはヒロミの出演ヴィデオ)の内、レズもので、しかも互いの嘔吐物を飲み合う、なんて代物を見ていて、二人ともゲロを吐きまくってしまうという場面を描いたりしているし… いや、さすがに読んだからと言って別に吐いたりはしないけど。
まぁ昔から「嘔吐」は現代文学における身体性の獲得だし。…などという、大嘘はもう付かないので、次回からはゲロは止めて欲しいです(^^;
買い物。せっかく横浜に行くからには、中華街まで足を延ばしてお茶を買う。悟空で龍井の安い奴100gと銀針白毫を10gだけ(笑) 緑苑では喫茶で飲んだ凍頂烏龍茶が美味しかったので、100gほど(飲んだのより、安い奴だが)買ってみることにした。
中華街も、少しぶらついてみたのだが、中国寺院のような場所の前にあった「横浜そふとくりん」というソフト屋のメニューに「青汁ソフト」なるものを発見(^^; もしかしたら、好事家の間では有名なものなのかもしれない。青汁は不味いので半解凍のまま飲むのがメーカー推奨らしいのだが、ソフトにすれば…やっぱり不味いのだろうな…… ええと、私には、試す勇気が無かったです(^^;;
で、本屋。今週の私は、唐突に江國香織週間に突入しているので、未読の文庫本「こうばしい日々」「ホリー・ガーデン」「流しのしたの骨」をまとめて買う。あと、とり・みきの昔のギャグマンガの再録な、ちくま文庫「ときめきブレーン」とかブギーポップの新刊とかも回収する。
更に、「森」で、今日の目的のComics。勿論、冬目景「羊のうた」4巻である。他に買ったのは、貞本義行「新世紀エヴァンゲリオン」5巻、山田章博「おぼろ探偵帖」、あさりよしとお「地球防衛少女イコちゃん」1・2巻、川原由美子選集8巻、駒井悠「そんな奴ァいねえ!!」5巻、橋口隆志「ウインドミル」5巻。
…予想していたのより、何だか少ないかも(^^;;; 多分、重くなると思ったので、わざわざ通勤用の鞄を持ってきたというのに(「通勤用」が一番大きいというのも、悲しいが(^^;) で、レジに持っていったところ、安倍吉俊の巨大で真四角なカレンダーが後ろに掛かっていたので、衝動買いする。
それから「クリスマスもの」として、劇団夢の遊民社「半神」のビデオをルミネのCD屋でようやく買い(以前にあるのを発見していたのだ)、一緒にモンティ・パイソンの再発ビデオまで手が伸びそうになったが(笑)、今回はとりあえず止めにした後、更に他のCD屋で鈴木祥子の「あたらしい愛の詩」を買い、ついでにスピッツの「RECYCLE」と、何故か「マツモトキヨシ ソングブック」なるものまで買ってしまう。
そして地元の本屋で「エースネクスト」と「バーズ」の1月号を買い、「少年サンデーR」を手にした後、「文學界」新春特別号に野田秀樹の戯曲と高橋源一郎の連載が載っているのを発見したので、それも追加して、帰宅。
勿論、これらのものを、今のような状態でどうやって読むつもりなんだとか、特にビデオを買ったは良いが120分以上有る「半神」を見返す暇などあるのかとか、そういったことは全然、考えていない、というか考えたくない私なのだった。
CDの帯にも有る通り、80年代のPOP SOUNDを感じさせる黄金のメロディラインとあくまで伸びやかなその歌声が、聴いていて本当に気持ち良い。一方、その耳通りの良さと裏腹に、歌詞は鈴木祥子らしい独特の深さ。これから長いこと聴き続ける一枚となる予感。
先週に引き続き、眠い。とはいえ、さすがに今週末は、朝の3時に起きる必要が無いのにほっとしている。
先週末は本屋に行く暇が無かったので、割と買うべき本が溜まっている感じ。筆頭は勿論、12月と言えば「羊のうた」! 本当は、他にも「クリスマスもの」を買いたい気もするのだが、買っても消費する時間が無いような… う〜む。
ちなみにへろへろな今週の救い?=現実逃避、の材料は、江國香織とか。
久々に、「恋愛小説」を読んだ、という感じ。内容が取り立てて新鮮とかいうわけではないのだが、言葉遣いの綺麗な作家だと思う。
ホモの夫との精神的連帯という話に、吉本ばななの「キッチン」とかを思い出したりも。とはいえ、続編の「満月」のカツ丼が美味しそうだったということくらいしか今ではよく覚えていないのだが。そういえば、吉本ばななを最初に読んだ時には驚かされた。何せ、地の文が「びっくりした」、「嬉しかった」と会話的な感情表現そのままなので。こんなの有り?という感じで、あれには本当に「すごくびっくりした」。
記憶というものをテーマにした作品が中心の童話集「つめたいよるに」と、日常の料理をテーマに様々な人の情景を描き出す「温かなお皿」という二つの短編集を収録した本。
これは、素晴らしいです。ちょっと不思議で、思わずにやりとして、そしてどこか切ない、様々な情景。こういう作品だったら幾らでも読みたい。多分、手に取った人の中には、宝物のように感じている人さえいるのでは、というくらい素敵な作品の数々。
洒落た短編を最近読んでいないという方に、絶対のお薦め。読後の、深い、とは言わないけど、軽くても暖かい幸福感をお約束。
ちなみに、泣ける話も良いのだけど、ニヤリ系の話が大好きな私としては、同じ団地内に済む小学生3人の、母親の食事に対するそれぞれの悩みを綴った3つの作文を並べた「南ヶ原団地A号棟」がツボでした。
日経新聞で(笑)、宮崎駿の新作「千と千尋の神隠し」の制作発表の記事を読んだのは、昨日。
現代日本を舞台に、といっても、豚になった両親を人間に戻すための、少女の冒険物語、ではなぁ、私が前に書いた、彼に作って欲しい「現代を舞台にした、リアルな失敗作」にはなりそうもないような。
ところで何故、そんなことをここに書いているかというと、今日の夢で、そのパイロット版?を見てしまったからなのだ(爆)
もしかして、私って結構、宮崎ファンなのかもしれないな… で、内容は余りよく覚えていないのだが、それなりに宮崎アニメしていたような気はする。のだが、でも、話の中に、豚なんて一匹も出てこなかった(笑)ところを見ると、やはりパチモンだったのか、と目覚めたばかりの寝惚けた頭で妙に冷静に判断していた私だった(^^;
今日も一日、部屋に埋まっている生活なので、気分転換に近所の小さな本屋で「ぴあ」を買って、今/これから上映の映画を確認してみたりする。
TVのCMでちらっと見た気がした通り、何とジャームッシュの新作を上映中! 「ゴースト・ドッグ」、3週目。迂闊。しかも、「イヤー・オブ・ザ・ホース」に続く、て前作の名さえ知らないって(笑)。大迂闊。実は思っていた以上に、私って浦島太郎化しているのかも。
他にはデビッド・フィンチャーの「ファイト・クラブ」が公開開始、テリー・ギリアムの「ラスベガスをやっつけろ」、大島渚「御法度」が公開間近か… リュック・ベッソン「ジャンル・ダルク」はもはやどうでも良いけど。
勿論、「今どきの映画」を体験するという意味では、手塚真「白痴」や森田芳光「黒い家」以上に、黒沢清「大いなる幻影」とか塩田明彦「月光の囁き」辺りが必見なのではと思うし、「ゴジラ2000」を見て、いつもの通り、落胆の溜め息を吐くのもそれはそれで、冬の映画の楽しみ方とも思う。
思うのだが。が、しかし。どう考えても年内には、あと1本観れたら良い方。
そうなると、どうしてもという作品は「ゴースト・ドッグ」だけかな。D・フィンチャーの映画は脚本にはどうも期待出来ない方が多いようだし、ギリアムや大島渚も観ていて疲れそうだし(笑) まぁ、ジャームッシュなら来年もやっているだろうから、急いで観に行く必要もない、てことは結局、何も観に行かないで終わりそうな予感。
この二日間は睡眠時間がえらく短いまま、目覚ましに起こされた結果、割と夢を覚えていたりします。良かった夢も有り、悪かった夢もあり。
中でも、今朝見た、Hiomi Go自作・自演らしい(笑)演劇のような、TVドラマのようなものには、後半?の演出の盛り上がりと深いテーマに、見ながら非常に感動してしていたのですが(^^;、目覚めてみて、それが夢だと気付き、…しばらくして、納得。そうか、Hiromi
Goではなく、自分が「作った」作品ならば、それだけの出来になるのも当然だ(ぉ
ええと、師も走るという12月。普段から仕事にバタバタ追われている身としては、言うまでもない事ながら、「いつもより余計に回して」いません。じゃなくて、回っていません(T
T) そんなわけで、昨日も朝の4時半頃まで何やら書いていたりしたというのに、今朝は、私にとっては迷惑千万なあの行事のために3時半には起き出して、神奈川県の西の端まで向かわざるを得ない不幸。ううっ、眠いです。
行事の方は、初めてParが一つ有ったし、まぁ良いかとか思っていたら、又しても、次回幹事が回ってきて、曇りのち大雨。勿論、毎回、最下位から数えて2番目なのが悪いという話も有りますが。でも、こんなものの練習などに休日の貴重な時間を費やしたくないし。
ともあれ、帰ってきたら、もう夜。朝焼けの富士山と夕焼けの富士山を両方(笑) 良く見ることが出来たのだけが、せめてもの救い。
最近、読んだもの。
出るのは数年、読むのは一瞬(笑) 「復習」の成果が出て、登場人物が分からない、なんてことは無かった。話は「嵐の前の…」?なのか、ちょっと地味、というか非常に地味。まぁ、出してくれれば良いです(^^;
単行本時、綾辻行人が余りの内容に袋とじにしてしまったという、巻末のサイバラのマンガ「それゆけあやつじくん」がやはり傑作(^^; アヤツジストにもそうでない者も必読だ!が、他は割とどうでも良い(笑) というと、本人は怒るだろうな。別に、悪くはないのだが、対談者の名前から、大体予想出来る範囲の内容が大半なので…
ところで、北村薫の覆面作家シリーズに出てくる、人気作家男女二人の対談というのは、やはりこの本のsession6辺りがモデルなのかとか思ったりも。
そういえば、モデルと言えば、あの覆面作家=新妻千秋は皆、どういうイメージで読んでいるんでしょうか。私の場合、デビューして数年、一番輝いていた頃の牧瀬里穂を思い浮かべてしまうんですが(勿論、外出時の方)。映画「TUGUMI」でのつぐみ役とか、そのものだし。
言うまでもない事ながら、某国営的放送局でドラマが流されたという、ともさか某など、大却下(爆)
…あぁ、話が全然「セッション」とは関係ない方まで流されている(^^;;;
単行本化されないのではと危惧していた表題作の趣味的なエッセー?「言の葉遊学」が本になって、まずはめでたい。しかも、嬉しい誤算だったのは、他の短編が割と多く収録されていて短編集としてもかなり充実した作品だったこと。個人的には「One Fine Day」の鈴木さんが好きですね、て単なる好みを書いてどうする。
ファンなら誰でも知っているように、わかつき作品というのは幾つもの作品が関連していて、例えば今回の短編では「雨の宮 風の宮」が、「黄昏時鼎談」等に収録の「くちなしの薫る頃」以下3編の続編に当たるとか、夏目蒼一郎なる、榎木津みたいな青年があちこちの作品に登場して何やら叫んでいたりする(笑)とか。
で、今回の中の「そんなわしらのeveryday」の主役、夏目頼子は、あの夏目ファミリー(蒼一郎の家族)とは関係ないのだろうか。というのは読んだ人なら誰でも思う「素朴な疑問」かと。わかつき作品的には無関係という説は採りたくないので、関連付けしてみると、イトコというところかな、やはり。いくらわかつき作品が時代を超越しているといっても世代を前後にするというのは、いささか無理が有るようだし。
となると、あの蒼一郎は家族だけではなく、クールな従兄妹(従姉弟の方が面白いかも(^^;)にも苦労しているんだろうな、とか妄想は更に膨らんでいくのであった(^^;;;
他に読んだComics。平野耕太「ヘルシング」2巻、あかほりさとる/別天荒人「源平伝NEO」2巻、有馬啓太郎「お気楽極楽ノストラざまス」2巻、橋口隆志「ウインドミル」(現在、4巻まで購入)。唐沢俊一/なをき「原子水母」。あとは、手が付いてません…
ちなみに、今みたいな状況下では、この中では「ウインドミル」の、少年誌らしい、王道なストーリーが読んでいて一番気持ち良かったり。
親が園芸用の土を買いに行きたいというので、車を出す。行った先のその店は、思っていた以上に客に埋まっていて、駐車場もほぼ満車。
なるほど、ガーデニングなどと世間で騒いでいるだけのことはある、としみじみ実感してしまった。確かに、園芸というのは、奥が深いというか、きりが無い反面、手を掛ければそれだけのものが返ってくるわけで、趣味としてははまりやすいものなのかも。
私は、ハーブの辺りを眺めていたのだが、ミント一つとっても、色々な種類(パイナップルミントとか何とか)が有るものなのですね。肥料にしても、パンジーにはリン酸が多く含まれているものが良いとか、土にも、ハンギングに最適の土とか、好奇心&知識欲をそそられる専門知識の固まりという感じ。(ちなみに、ハンギングとは、鉢を吊り上げる場合で、だから、軽い土が最適、なのらしい)
でも、少なくとも毎日水をやるのが基本である以上、今の私とかにはとても出来ない趣味だと思う。来ている人って皆、暇なのかしらん?(^^;
ところでその店で、スピーカーから流れていたのは、椎名林檎の「本能」(笑) 花のためにはもっと違う音楽の方が良い気も(^^;;; 振動さえすれば効果は皆同じという話は有りますが。
朝晩が冷え込んできたので、本格的に寒くなる前にコートを買うことにした。柔らかい暖かさが欲しいような気がしたので、カシミアのコートにする。これで、朝のホームで電車を待ちながら、寝惚けた頭で新聞を読みつつ立っているのにも、もう安心だ。
わかつきめぐみの新刊を買いに本屋へ。普通の本屋へ行って無いと非常に悲しいので、念のため、横浜の「森」まで出掛ける。で、買ったものは、目的のわかつきめぐみ「言の葉遊学」の他、森山大輔「クロノクルセイド」、外薗昌也「Dr.モードリッド」(完全版)、平野耕太「ヘルシング」2巻、有馬啓太郎「お気楽極楽ノストラざまス」2巻、あかほりさとる/別天荒人「源平伝NEO」2巻、やまむらはじめ「未来のゆくえ」、と「アルスラーン戦記」10巻。
溜めていたつもりは無いんだけど、この冊数って。あ、そういえば、むっちりむうにい「十兵衛ちゃん」買うのを忘れた。
明朗な活劇として良い感じ。主人公がシスターの女の子で、しかも全然おしとやかでなくて大雑把なB型系?なのも、更に良い(笑)
それにしても。森山大輔といえば、すなわち森山犬、だよなぁ(笑) 「機械じかけのマリアン」とか「ばにぃはんたぁ零」とか(^^;; 勿論、ポチも忘れてはいけない(爆) 当時から、その可愛くて元気で、ハートウォーミングなキャラクターには注目していたので、「Alice in Cyberland」のキャラクターデザインでのメジャーデビュー?にも声援を送ったのだが、本作で漫画家としてデビューしたと知ったときは正直言って、その漫画家としての資質に少し危惧していた。でも、それは杞憂だったようで、シリアスとコメディのバランスの取れたエンターテイメントをきちんと描いているという印象。むしろ、もっと暴走して欲しいような(^^; 次巻以降が楽しみ。
某所で話題が出たこともあって唐突に、大昔、私がまだ学生だった頃(笑)の映画の感想レポートから2つを、HPの隅に載せました。多分、殆どの人にとっては、全く無意味な文章だと思いますが。ベルトルッチ、グリーナウェイ、そして何故かルイス・キャロルという名に反応する方だったら読んで頂いても良いかも。目次はここ。
月が変わっても、更に、もう何が何だか、という状況に追われているのだが、唐突に今日は早帰りとの指示にて、退社だけは7時台。
せっかくなので、本屋へ。「アルスラーン戦記」は結局、月末には出なかったらしい。他の角川文庫の帯には、「12月上旬」と書かれていて、これだけ遅れた様子。まぁ、10日くらいまでには出ることを期待。
もう一つの月末分で待っていたものとして、わかつきめぐみの新刊を探すが、駅前の本屋には無かった(T
T) 仕方ないので、目に留まった、小野不由美の「緑の我が家 home,Green Home」をコミック化したもの(角川書店なのでちょっとびっくり、角川はホラーであれば国籍??は問わないという感じなんでしょうか(^^;)を買う。
あと、これまたちょっと驚きな、紫堂恭子「決定版 ブルー・インフェリア」1巻も。未完の作品を完結させるということで、3,4巻は書き下ろしになるらしい。
しかし、紫堂恭子はどの作品も有効活用しているというか、作者にとっては二度美味しいというか。いやいや、「決定版」として出し直すというのは、それだけ、作品に深い愛着が有るというべきなんでしょう、きっと。私は全て決定版以降で買っているので、別に悩みは無いんですが。
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