空の蒼さを 見つめていると
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21th Century 週記 Art Cinema Comics Novel Word 小野不由美
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今月 ご指摘・ご感想など → ひとこと
色々有った気もするけど、あえて補完することも思い付かない一週間。…あ。昨日から、突然
歯が痛い!んですけど。不幸の種は尽きない(T T)
今日の買い物。
「プリンセス・ルージュ」のドラマCD1と、不幸にも発見してしまったヴギィのLD2巻と声優グランプリvol.15。
本屋。コミックバーズとアワーズ。たまには情報収集もしないと、というか単にプレゼントに応募しようと思っただけ。
PUTAOを買い忘れていたことに出口で気付き、立ち読みで済ます(^^; 川原教授ってクーンツが好きなのね。意外。でも、ハッピーエンドだから、というところは分かるような気も。「笑う大天使」は、最後の3短編を描きたくて、長編部分を描いたというのにちょっとびっくり。
で、薬局で、痛み止めを買って帰る(笑)
先月の引っ越しにより、BSがまた見れるようになったので、久々にテレパルを買って、チェックしたりしている。
今夜。懐かしいので観てしまう。今観ても結構楽しかったので、安心。あ、これもクリスマス映画だ。でも、これがハッピーエンドというのはちょっとひねくれ過ぎ? でも、改めて見返すと主人公ってかなり迷惑な奴なんだけど、そんな主人公にまで「あんな夢」を見させてくれる政府なんて、やっぱりバラ色の未来なのかも(^^;;;
初めてラジオ大阪にチャレンジ。目的は、ラ・ジオブリーダーズ。聴くにはちょっと遠過ぎ。…何か変な歌が流れたようだが(笑)、あれが噂の 神楽綜合警備社歌?
やっぱり、というか、火浦功「大ハード」またまた発売延期らしい。さらに気が付くと、鶴田謙二の新画集「Eternal」も2/26に発売延期となっている。より良い作品に出会うことさえ出来れば、遅くなっても構わないけど。
しかし、どちらも、現状の低迷を打破すべく(というより、現状より逃避すべく)非常に楽しみにしていた作品だっただけに、悲しい。今週は何を支えに耐えていけば良いのだ… とりあえず、ジョナサン・キャロル再読月間のラスト、「炎の眠り」に入るか。
いや、その前に仕事しないといけないよーな
昨日の反動で、起きるとお昼。一日(というか半日)、部屋で大人しく掃除とかしていただけなのに、すぐに休日は終わってしまう。何故だ(^^; (起きるのが遅いからに決まっているって)
当時、日刊吉本良明とか(要はよしもとよしとも自体)読んでいなかったんでお買い得な感じ(「大友克洋の本横に置いてそれ見ながら」とか何故か知ってるネタが有ったりするけど)。
巻末の「ライディーン」には、個人的に感じたところが。高校時代の同級生の通夜があって友人達が集まったという話の中で、当時のエピソードを描くに当たり、私の地元の駅前ロータリー広場を舞台に使っているのだが、今は、そこは工事により形を変え、ロータリー自体無くなってしまっている。
失われた過去にぴったりだ、と思って発表年を見ると、1997年=新作=工事後の作品。ということは、確信犯的に選んだに違いない。この人の場合、細部にそういう、誰も気付かないだろうけど、というこだわりが、見え隠れしているような。(考え過ぎ?)
今日は、BSでピーター・グリーナウェイの初期短編集が放送されるらしいので録画の予定。この時代の作品は笑えるというか、変。今回の中に、あの大傑作「垂直物件」が入ってないかな。
「月の骨」読了。改めて振り返ると、綺麗にまとまりすぎの気もしないでも
ないが、 傑作という言葉はこういう作品のためにあるのだと思う。
わが家とは今いる場所のこと──心のあるところとは限らない、とそう自分を説き伏せるのは難しいものだ。あたしの場合、成功する時もあるが、失敗することも少なくない。
いつもは昼まで寝ている土曜なのに、6時起床。7時前に集合、車でゴルフ場を目指す。しかし、あと10数キロのところで、積もり掛けた雪にハンドル操作が困難になり、それ以上登るのは危険と判断、中止決定。思わず、ほっ。な私である(^^;
が、そこから、雪が積もってないところまで脱出するのに、それから一時間半(ブレーキ踏めないので時速15キロ(^^;;)。ともあれ、午前中に市内に帰り着く。
日記を少し更新後、外出。う、寒い!
「Dream of you…」、「マリア〜君たちが生まれた理由〜」VOL.1、「進め!スーパーエンジェルス!其の六」、「世紀末でも平気/たたかえアニゲマスター」というお約束なCDと、小野不由美FANとしては一度聴いておかなくちゃ、な「悪霊狩り〜ゴーストハント」のCDシネマ1を購入。ヴギィのLD2巻の在庫は、幸か不幸か無かったので、今日はそれだけ。
あ、「世紀末でも平気」のジャケットイラスト、これって……あ、そうそう、有馬○太郎では?(何で知ってるんだ)。さすがおたささ(笑)
帰りはさらに寒い。去年の2/22を思い出す程。そういや、今日の秋葉は寒かったのだろうか? ああっ、実は行けた気もする。
で、さらに日記を更新。力尽きる…
「月の骨」。いよいよ佳境に入る。
いや、現実の生活ではそんなことは起きない。だがロンデュアでは、きっとわが子をすくってやれる。
仕事は、何とか今週をしのいだので、ようやく人間に戻る?休日が。…と思ったのに、明日の土曜日は急遽、他人の代理でゴルフに行かないといけないことに。何で、こんな寒いのに、早起きしてまで、金払って、主義に反することを、上司の機嫌を取りながら、休日にしないといかんのだ。
会社勤めは悲しい。でも、金融機関等にゴルフ接待を要求する役人&元役人さんも多いんだっけ、この国。私には理解できないけどね。
というわけで、そろそろ寝ないと、寝過ごしそうなので、残念ながら更新はここまで。明日は、不明。
「月の骨」。キャロル世界で一番良い人、なウェーバー・グレッグストーン、物語に参入。
「月の骨」第二部。別世界ロンデュアでの旅が、始まる。
海が泥熊手とか麦汗とかヤスムーダなんて謎めいた名前の魚で一杯で、毎日たいしてすることのなかったころのこと、おぼえてるわ。
斉藤肇が終了したので、ジョナサン・キャロル「月の骨」の再読に取り掛かる。この作品は、最初の文章にやられた、と(読み終えて初めて)思ったものだったっけ。
<まさかり少年>は下の階に住んでた。あたしとはつきあいがあったが、それは向こうがいつも散歩に連れてくみっともない子犬を、廊下で出合うたびにあたしが撫でるからだった。
今日は第一部のみ。冒頭のまさかり少年のエピソード以外、幸せ一杯なヒロインの現状が述べられる。実は読者は、ここで既にキャロルの術中にはまっているのだが。
昨日の夜、TVを付けて仕事していたら、放送していた(関西ローカルで恐縮ですが)。この話、人生万事塞翁が馬って感じ(しかも、かなり過激な)だったと思う。何か最近、他人事じゃないかも。
映画としては、原作に輪を掛けて甘いとか、熊のスージーがミスキャストとか(美人過ぎる(^^;;;)、当時、散々言われたけど、主人公の家族が様々な修羅場を体験した後のラストシーンで少女(既に亡くなっている筈の次女)が唱える「Life is a Fairy Tale!」が、ずっと心に残っていた。改めてラストシーンだけ見直すと、覚えていた以上にほろ苦いラストだったが。(そのセリフの後に、「良い思い出はすぐに消えていってしまう」「それでも人生は続くのだ」という趣旨の主人公の独白が入って終わっていた)
いや、それがどうしたのかと言われても(^^;;; そういう気分なんです、今は。
ラストには、やはり一筋縄では行かない、意外な世界が待っていた。ただ、前作の繰り返しを避けたのは分かるのだが、だからといって全然関係ないのもなぁという感じで、やや納得行かない気も(作品としては凄いのだけど)。
今週はとりあえず、一日一日を堪え忍ぶ、という感じです。今日は何とかしのいだような。明日こそ、破綻か(^^;
今、東京タワーに登っているたわけ者がいるようだが、東京タワーに登る、というと、 「333から飛び移れ」という、「私は真吾」のあのクライマックスを思い出してしまうのは、…やっぱり、私だけ、だな。
東京タワーといえば、普通は、やっぱり「僕地球」だったり「レイアース」だったり「天地劇場版」だったり、…どれも全然「普通」じゃないって(^^;;;
まともな社会生活に復帰すべく、街で財布と時計(今回の一連の不幸事には、時計の紐が突然切れる不幸も含まれていた…)を買い直す。
しかし、その後「Dream of you…」のためにメイトの予約カードを再作成したのは、まともな社会人の行動からは逸脱しているかも(^^;;
お客さんの画廊が日本画の展覧会をしているので顔を出す。画廊のお客が、画廊主と話をしていたのだが、いかにも地方の実業家、というかより正確には「成金」とでもいう人で、何でも価格を訊いて理解しようとしていた。中でも、直後に画廊内に沈黙が訪れた質問。
「東山魁夷と平山郁男は、結局どっちが高いんだ?」
…裸の王様への子供の質問並に、普通の神経じゃ、そんなの口に出せないって。恐るべし、成金。そういう「明快さ」だけで、生きて行けたら楽かもしれない。まぁ、日本画の市場では、そういう感覚が間違っているとあながち言い切れないような気がするのが恐いが(^^;
でも、何か疲れた。というか、そういう人はもっと他のことをしていてくれという感じ。
そういえば、「七色の毛糸玉」忘れてた(汗>「くろあやcollection」。月メモの歌て皆、似たり寄ったりだから…
帰って、川原泉「バビロンまでは何マイル?」文庫版とゆうきまさみ「じゃじゃ馬グルーミングUP!」13巻を読んだりするが、明日からの仕事の状況を思うと、マイナーコードから復帰出来ず。
頭を切り替えることにします。=土日くらいは嫌なことは忘れよう。
さて、先日ああは書いたものの「勇気の翼」、何となく度々聴きたくなる曲なので、この際「くろあやcollection」をMDで作ることに。で、通信教育をやりながら、作ってみたもの。
「しあわせになりたい」「パジャマデート」「めぐり逢うために」「観覧車にのって」「ハートのスタートライン」「二人の時〜with
you〜」「ゆかりとランチ」「スキャンダルお待ちしてます」「ジングルベル」「Sweet
Christmas」「勇気の翼」&「とってつけたよなラブソング」 MD1枚にまだまだ足りない。
曲順は気分で決定。コミカルな曲が多いのは残念。(「ハート」の「with you」版は重なっているのでcut) しかし、もっと他に黒崎さんの歌っている曲って無いのだろうか?
ゲーム屋で、「鉄道王2」買おうか悩むが、志穂さん関係分も手つかずだし、保留に。 代わりに「雀々しましょ、恋こいしましょ」原画&設定資料集を回収。う〜む、やっぱり脱衣ものだったのね(^^;; まあ、私はほとんど麻雀出来ないので、アーケードでやっても脱がすことなど不可能なのだが(多分)。そういや、コンシューマー版はまだ出ていないのかな?
今日で、読了。しかし、最近、再読ばかりで、新刊本を全然読んでいないな。
ルクセ篇というと、何と言っても歌う小石のテット。斉藤肇のファンタジーを紹介するなら「石が歌う世界」という点だけは言っておきたい。トーフェ篇の暗さと対照的にテットの明るさに救われるルクセ篇は、元気が出る一冊といえる。そして、忘れられない一冊であるとも。
嫌なことが多いので、せめても気分を変えようと、IE-4.0の背景の色を今までのシンプルな灰色から、エメラルドグリーン(パレットで適当に作ってみた(^^;)に変えてみる。あっ、結構、良い感じ。ね、Toto。
4時間半も掛けて、仕事の写真を撮ってくる。駅前のコンビニで買い物した後、タクシーに乗り、 ようやく寮に着いた、と思ったら…どうやら乗る時に、 財布を落としたらしい。
……やっぱり、今の私って、運勢最悪。ああっ、カードや免許証の再発行の 手続きをしなくてはいけないことを考えると…… こういう時に限って現金が結構入っていたので、 まず返ってこないに違いない。
いっそ、関西でも外出不可能な雪でも降っていれば、こんなことにはならなかったのに、 とか思ってしまったり。
ああっ、色々胃が痛いこと多過ぎ。明日もかなり僻地まで仕事で写真撮ってこないといけないし。何か良いこと無いかしら。
せめてもの救いを求めて。
冬目景のこういうモラトリアムな主人公が他人に思えないというのは、やはり、今の私という境遇を本当には納得していないから、あるいはそう思っていないとやっていけないから。だからこそ、胸に響く。
「も── 人生やめてぇ──っ」 それでも人生は続くのだ
やっぱり、有ったのね。というわけで、大滝詠一のHPを発見。
早速、「新年のご挨拶」 を読んでみる。いきなり、「昨年は春以降“開店休業”状態でしたが、今年からは《冬眠状態》にします」 の発言に、とほほ。 「幸せな結末」の制作秘話の後、今年の予定を語っているのだが、「大瀧は音楽のみで生きるにあらず」て(ぉ。う〜む、これからはリリースを前提にしたレコーディングもしないそうだし… 「2001年ナイアガラの旅」はどうしたんだ(笑) とりあえず、「ゴーゴー隅田川」最後まで聴かなくちゃ。
て、そんなことやってる場合じゃないでしょ。というわけで、まだ聴けてません。
#何かいきなりファイル無くなっちゃったみたいなんですけど(T T)>「ゴーゴー隅田川」
帰宅。車中は「きみとぼくのうた」2曲と「ひとりぼっちということ」を入れたMDを掛けっぱなし。
「モーニング1/22号」鶴田謙二「Forget-me-not」第2話。久しぶりに発見したのに、読み飛ばしていないらしい(笑) でも、半年に一本、新作が出たことだけでも凄いことのような気もする。
1/29に出るイラスト集「Eternal」て、予約限定生産といっていた奴と同じだよね。前回、単行本セットの「Forget-me-not」を入手し損なって、非常に悲しい思いをした反省から、すぐに予約を入れたのだが、…この前の引っ越しで、予約の半券がどっかへ行ってしまった。果たして、無事に購入出来るのだろうか、不安。
菊池志穂ビデオトークライブ。
とりあえずプロモーションビデオを観れただけで、満足かと。今まで、かけらも観る機会がなかったので。 全体にいかにも志穂さんらしい、気取らないイベントだったので、良かったです。後はもっと曲が増えて、アンコールを掛けられるようになる日が待ち遠しい。桜が咲いて散って、鯉のぼりが上がって、下りて? それから、蛙が鳴くようになった頃、だったかな?>アルバム。
終わった後、久しぶりに某FC(「Smily Kids」ではない)で、OFF会。で、一泊。前回はベランダの上でのダベリが白熱したのが印象的だったけど、今回はさすがに寒いので(まだ庭には雪の残り)、外には出ずに、「こたつでぬくぬく」。
時間が前後するけれど、整理券は2時頃貰ったので、地元の有隣堂をチェックして、とりあえず川原泉「中国の壺」(文庫版)、ジョナサン・キャロル「月の骨」「炎の眠り」を手元に確保したあと、時間が迫るまで喫茶店で、を読んでいた。
…この壮絶な「暗さ」、素晴らしいです。いや、真にオリジナル、という意味で、本当に読む価値のある、数少ない日本語で書かれたファンタジーという記憶は 間違っていなかったことを再確認。最初に読んだ時の、 ここまでやるのか、という半ば不快なまでの感動が甦る。うーむ。
などと唸っている私の横の席で、大学生のカップルの内、女の子のほうが、彼氏に向かって「たぬき・むじな事件」と「むささび・もま事件」の違いを得意げに説明しようとして、全然分かっていないことに気付いていた(笑) 「何もかも皆懐かしい」という気がしたけど(^^;、そういや、私もどっちがどっちか覚えていないや(爆)
有休&帰省。で、その車中。といえば、CDの整理の時間。今回は黒崎さん分(笑)の残り(^^;;
以前、京都に行く時、聴きながら寝てしまったので(^^;、もう一度、聴いてみる。 …寝るのも当然だ(笑)。ちなみに挿入歌の「勇気の翼」はアイドルユニットらしい、なかなかチャーミングな曲だったが、歌の方もアイドルユニットらしく、かなり…な出来だったりした…
耳直し?にというわけでもないが、ようやく完結編。クリスマスの話を今頃聴く私(^^; もう、特に言うことはないです。このCDシリーズを聴けて 本当に良かった、それだけ。あ、脚本を担当した森下真魚(GESSEというプロダクション?に所属)という人は覚えておいた方が良いかも。きっとこれから、もっと活躍する人だと思うので。
中吊り広告なんてものを久々に眺めて(普段、電車と縁がない)目に止まったもの。「北野武 対談 蓮實重彦」を読む。まあ、この組み合わせ自体は今回初めてではないけど。
北野武というとちゃんと観たのは実は「ソナチネ」だけだったりする不肖な私だが、「ソナチネ」は観た後、心の震えが止まらない位の素晴らしい作品だったので、「HANA-BI」も何とか見に行くようにしたいものだ(何とか、というのが悲しい)。
でも、「ソナチネ」は、興行収入が大コケだった。あれを無視しておいて、今度の作品がベネチアで選ばれたからって絶賛するのは、許せない気もする>マスコミ…こうやって新作を撮り続けている訳だから、良かったけど。
実家で調べものがあったので、押入から大昔の「少年サンデー1000」(複数冊)や「少年サンデー25周年記念号」を出してきて眺める。
あの頃の「増刊少年サンデー」は充実していたなぁ。などと感慨に耽ってしまったり。ちなみに、「30周年」は待ち望んで買い、「35周年」は気付かない間に過ぎてしまったらしい、という時間経過が、その後の「サンデーと私」の関係を示している(^^;
しかし、改めて発行日を見ると「25周年」が1984年。ということは、もう来年は次の「40周年」ということに。私が 自分でマンガを買い始めてから、もう15年の歳月が流れようとしているという。15年もこんな生活、続けてきたのか(^^;;;
何か取り返しの付かないことをしてきたような気が。いや、もう一度人生歩んでも、その辺は多分、全く同じだとは思うが(笑)、過ぎてしまった時間の長さに動揺を隠せない私。
斉藤肇「新魔法物語 竜形の少年」に取り掛かる。が、導入部を読み始めたところで、やっぱり前作読み返した上で読まないと勿体ないという気がしてきたので、先に「魔法物語」を探し直すことに。
…何だっけ、これ。あっ、一応、火浦功関連書籍らしい(前の「ブルーシャトー」みたいな意味で)。で、ぺらぺら読んでみたのだが、当時の空気を抜きにして読むのは辛いような。
どうでもいいけど、メリタとカリタってどっちが元々オリジナルなメーカーなんだっけ? 確か、新しい方が、言ってみれば真似をして付けたと思ったのだが?
というわけで、年も変わったけど、状況は変わるはずもなく。まあ、正月は何もすることがないので、ひたすら本を読んでいただけか。
その辺は、ようやく補完したのだが、とりあえず、この日記も2巡目に入ったのだなぁ、という感想。去年の正月との違いはというと、今年はライスボウルに行く必要が無かったことくらいか。
年賀状出して疲れたので(今日、帰って来てから、ようやく書いたらしい)、今日はこれくらいでお終い。
#本当は、新年の抱負を書くべきところなんだけど、つい、とんでもないことを言いそうなんで、止めとくことにしたという(^^;
いかにも昔のSF大作という感じで、今までそういうのをほとんど読んだことのない私にとっては、割と、新鮮だった。ただ、同じ時間跳躍を織り込んだ作品としては、昔読んだ「時間エージェント」のお気楽さの方が、性に合っている私だった。
帰りの車中のCD。…もはや「ねぇ、何なんですか、この作品?」(by 雅子役の天野由里)というしかない暴走状態で、その問いには誰も答えられないに違いない(^^;;; ちなみに、メリーヴェル出てないし。
ようやく読み終わる。さすがに、キャロルの文体(平易な一人称で、宗教的なところまで上り詰めてしまう)に若干食傷気味となってきたのかも。凄いことは確かなんだけど、次回作は違う文体でお願いしたい。
唐沢俊介&なをきにしては、ちょっと薄すぎ?な気がするが、それなりに面白いことは確か。ちなみに、火浦功の某短編の某予告の「森トンカツ、泉ニンニク」という箇所は、「ブルーシャトー」の替え歌であることが、この本で分かった。といっても、「ブルーシャトー」なんて曲、ちゃんと聴いたことなんてないんだけど、私。
打ち上げから帰還に到る後半はテンポも良く、読んでいて楽しかった。でも、この危機回避方法って、かなり荒っぽいというか乱暴過ぎるような気が、門外漢の私にはしてしまったのだが… あと、酋長なんて、「冒険ダン吉」(誰も知らんぞ)じゃないんだから、という気もするけど、まあ良いか、面白ければ。次は、「天使は結果オーライ」だな。
高校時代の別の友人の家に、久しぶりにちょっと寄る。といっても建て直していたので、実際は、前とは違う家なのだが。余り、話が出来なかったのは、残念。しかし、夫婦そろって今頃白土三平の「サスケ」を読んでいるとは、相変わらず、世間と時間が何かずれている、ここ。いや、羨ましいけど、それは。
で、結局。今年は、ブレーキが出なかったので物足りなかったらしい(^^;;;
割に早く寝たせいか、起きた時、箱根駅伝はまだ2区を走っていた。いつもは大体、平塚中継所を過ぎているというのに。いや、それはまあどうでも良いが、とりあえず毎年、駅伝は見てしまう。といっても、期待していることは、ブレーキが起こらないか、だけである。
サーカスの綱渡りを観る観客の本当の期待は、演じ手が墜落死することだという、別役実の、彼らしい皮肉な文章を読んだことがあるが、それは、この駅伝にも当てはまると思う。マラソンとか駅伝の中継というのは、お茶の間で、他人の不幸や苦痛を観る快楽と言ってしまうのは、余り正月らしくない考えか。でも、そうだよね、て私だけ?
昨日、細野不二彦同様、昔の段ボール箱から発見(^^;
勿論、Tokuma Novels版の方であることは言うまでもない。いや、良いです。これだけ格好良い文章は量産できないのは分かる。でも、そろそろ、新作を期待しても良い頃だとは思うのだが。
「天使の牙から」余り進まず。その代わり、「ロケット・ガール」は、さくさく進む。ま、当たり前か(^^;
夕方、とある地方都市の飲み屋で高校時代の友人と、同級生の消息を訪ねながら飲んでいたら、次から次へとその店に、高校の関係者ばかり現れる。う〜む、これだから地方都市は、世間が狭いんだってば(笑) それにしても、そこに6時間も居なくても良いとは思うが(^^;;
今年の正月は読正月?ということで、怠惰な一日。一年中こうありたいものだが(^^;
12月中に地元で入手出来なかったもの。便利なことに、実家の部屋に何故か置いてあったので、 そのまま読んでしまう。…で、 これって、星野之宣?(爆) あの傑作「ヤマタイカ」と比較するのは酷かもしれないけど、似てる似てる(^^; ところで、全てを物部氏に関連付けちゃうのはちょっと強引では? でも、物語は始まったばかりなので、今後に期待。確かに、昔、石上神宮に行った時、物部氏って、そういう民だったんだと気付いた記憶があるんで、個人的にはよく分かる設定ではあるのだが。
昨日に引き続き、こちらも数年振りに再読。これぞ、キャロルの最高傑作かも。久々に読んだが、壮大なラストにはやはり興奮してしまう。その勢いで「月の骨」と「炎の眠り」も読み直してしまえ、と大学時代読んだ文庫本を入れた箱の中を探すが見つからず。やむを得ず、そのまま、今回の目的「天使の牙から」に取り掛かることにする。
細野不二彦の最高傑作といえば、「あどりぶシネ倶楽部」が、定説だと思うが、連載中一番楽しかった作品なら、この「東京探偵団」だったような気がする。で、その中でもこの5巻が最高というのが私見。(たまたま、部屋で発見したので)久々に読んでみたが、記憶に違わず素晴らしかった。
全体的には、当時の世相を反映してバブルな東京を描いたエピソードが多く、江戸島独立の話などでは、「パトレイバー2」との共通点に驚いたりするが、何と言っても出色は「MOBIUS EXPRESS」なる「国鉄の一番長い日」のストーリー。
国鉄最後の日に、定年前の運転手達によって開始された、国電の反乱。いつもの国電の各車両が、乗客を載せたまま突如、駅での停車指令を無視し始める。山の手線内を止まらず走り続ける各車両は、そのまま次第に連結を繰り返し、ついには全周の3分の1にまで繋がった長大な車両が、いよいよあの円周からの脱出を目指そうとする……
こう言葉で書いてみると何だか訳が分からないが(^^; マンガによる最良の想像力の使用例がここにある、と思う。押井守の「パトレイバー」2作と並ぶ、エンターテイメントとしての 最高の東京論。と、以前より思っていたので、読み返したのを機に少し書いてみた次第。
「天使の牙から」が、なかなか進まないので、野尻抱介「ロケット・ガール」や小松左京「果しなき流れの果てに」などにも一章位づつ手を出すという、いわば、ちゃんぽん読みで一日が終わる。
むむ、1/1から、こんなに濃く書いてどうする、という。大体、なんで最高傑作という大袈裟な言葉が2回も出て来るんだ(^^;
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