空の蒼さを 見つめていると
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21th Century 週記 Art Cinema Comics Novel Word 小野不由美
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今月 ご指摘・ご感想など → ひとこと
昨晩は、「OURS」をぼーっと眺めつつ、何もしなくても良い時間の有り難さをかみしめていた。
で、「起きるまで」寝ていたら、1時半だった。本屋へ出掛けて、戻ってきただけで一日が終わっている。
この際、少しまとめて補完しておきたいと思いつつ、やはり普通の本屋では買うべきComicsが揃わず。
川原由美子選集3「翡翠の森」。鬼頭莫宏「なるたる」3巻。外薗昌也「犬神」7巻。桜玉吉「幽玄漫玉日記」2巻辺りをとりあえず買う。何か物足りないと思ったのだが、そうか、黒田硫黄が無いためだ。
時間が珍しく有るので「エース」な2誌を少しばかり立ち読み。押井守/藤原カムイ「犬狼伝説」第2話の、いかにも押井守な、ネーム8割な画面と内容にニヤリ。毎回これだと困るけど。一方、先月からの新連載を同じく注目している菅野博之「地球防衛企業ダイ・ガード」(だったかな)は、今のところ「パト」「エヴァ」以降の有り勝ちなロボットモノから抜け出してはいないようで、まだ様子見。
新星堂で、3つのレコード会社共同のアンソロジー企画盤、(そ)1980と(と)1980を買ってしまう。(ぽ)はまぁ良いかと。それにしても、こういうのって、退行気味っていうか、ちょっとアレだよなとか思わないでもないけど。とりあえず、私の基本はSonyMusicEntertainment系だということを確認。
週記で、せっかく7の月ももう終わりなのだから、あのことを書こうかと思い、参考資料として?山本弘「トンデモ ノストラダムス本の世界」を読む。なるほど。しかし、読んでいて時間が無くなったので、書くのはまた今度。ユリウス歴によれば8/13までが「7の月」らしいし(笑)
…ほっ。かなり危ぶまれていたのだが、来週一週間の休みが何とか取れる予定。
とはいうもの、今日まで本当に取れるという「りありてぃ」が無かったので、何をするか具体的には何も考えていなかったりして。
折角だから少しは映画も見に行きたいし、買い物もしたいし、ちょっとはまとめて(多分10数冊)Comicsも補完しておきたいし、補完と言えば志穂さん系CD/LDも買ってないのが溜まっているし、そういえば、車も動かしておかないといけないような気もするし、この際、免許の住所変更しておこうとか、この家に衛星放送のアンテナを付けておきたいとか、肝心な、「浜名湖な申込み」も時間が無くてまだしていなかった、とか、それよりこの機会に人と会う機会を作るべきでは、とか色々思うことはありおりはべりいまそかり、なのだが…
とりあえず、明日起きてから計画を立てることにしようかと。結局、段ボールの整理だけで、終わりそうな気がしないでもない。
…更に、忙しさに追いつめられている状況。休日に本屋に出掛ける暇さえ、もはや無し(T
T) でも、合間を縫って少しだけ?現実逃避な更新。
前回から読んだもの。でも、今週自体はほとんど読んでいないのだけど。
少年の頃、不幸な出会い方をした二人の少年が8年後再び出会い、友人となるのだが、その一方が、文字通り「女性」へと肉体的に変化を遂げてしまう事件が発生し、その「関係」はとまどいを見せる… というような、薄井ゆうじらしい一風変わった設定。
家の中に再現した、少年時代の桜の樹を中心にした巨大なジオラマ等、今回も読者の心の中に深く沈殿するイメージを持っている。ただ、前作「天使猫のいる部屋」「くじらの降る森」と比べ、登場人物の精神の動揺が生々しいのが、本作の魅力と言えば言え、試行錯誤の途中と言えば言えるような。
そういえば前に再読しようと思ったのだった。というわけで、なぜかいきなり始まる、ムーミン月間(笑)
小さい頃読んだ、というか家にあるのは単行本のシリーズなので、最後の頃出た「彗星」はどうも読んだことがなかったらしい。実は、この作品は、シリーズ上では逆にデビュー作のリメイクで、これだけ、暗い終末論的なイメージが支配しているという。手塚治虫における初期SF三部作みたいなものか。しかし、今どきの私からすれば、却ってこのトーンの方が親近感があって、興味深いものが。
江藤淳、自殺の報にやや驚く。といっても、私は歳取ってからの偏屈爺さん的なエッセイくらいしかまともに読んだことはなかったんだけど。いずれ、漱石を読み直すときには、江藤淳も読まないと、とは思ってはいるのだが。う〜む。
新聞での、「タイ焼きの魚拓」を集めている人の話が割と面白かった。
集めているのは、一匹だけの型(だから、一度に一匹しか焼けない)で作ったタイ焼きで、天然物と名付けているのだそうだ。ちなみに、普通の奴は養殖物と呼んでいるらしい(^^;;; 今まで全国で26店ほど発見したそうなのだが、今まで食べたこと無いや>天然物のタイ焼き。やはり、焼き加減とか違うものなんでしょうか。
とうとう、届きました(^^)>「羊のうた」リトグラフ。
かなり大きいこの絵は、視線を合わせない姉弟の姿が、私達には希望なんて無いという感じで(笑)、いかにも、らしい。そういうムードといい、それに平面的な背景の処理といい、縦の構図といい、冬目景がクリムトが好きだというのになるほど納得。見て元気が出る、というのとは違うのだが、冬目景の絵それ自体の独特の魅力に存分に触れられる一品ということで、入手して良かったです。
ちなみに私のは220/500。画面下のボードにその数字と冬目景のサインが鉛筆で入っています。(額装済)
「イエスタデイをうたって」も復活間近だし。というか、それだけが最近の私の、生きていく希望(笑)
今日の他の出来事というと、隣町まで仕事で写真を撮りに行き、帰りにchayaでお茶を飲んで帰ってきた、とまぁ、それだけ。
TVで途中から観る。…この三年間、私の7月の行動パターンって全く同じ。
思えば、この「宅急便」の頃から、人間的に丸くなった(笑)、というのが、宮崎駿作品への私の態度だったような。勿論、この作品は作り方が狙い過ぎというか、あちこちで意図が余りに透けて見えるとも思うのだが(例えば、猫耳リボンとか)、でも、ええやんか、幸せになれるのなら、と「あのエンディング」にも素直に感動してしまった、というか、正直に言えば公開時には3回も映画館に観に行ってしまった。
で、今見返しても、当時とそれほど印象が変わらないのは、よく覚えているからか、感性がもはや成長しなくなったからなのか。ともあれ、この「宅急便」も「ラピュタ」と同じく前半部分の方が観ていて気持ち良い作品だった筈で、ビデオに録っておいて、ちゃんと観れば良かったかも、と少し後悔。
そういえば「となりの山田君」は少し気になっているけれど、見に行くかは不明。多分、高畑監督らしく、「意外にも軽妙な感じ」で演出されているとは思うのだが、最後の辺りで、突然「社会的メッセージ」の押し売りが始まったりするのではないか不安でしょうがない。特に、エンディングテーマが流れ始める辺りが危険、というのを紅花だとか狸だとかの作品群で嫌と言うほど思い知らされているし。
新生「バーズ」をようやく回収。久しぶりに、山田章博が、冬目景が〜(嬉涙) で、新谷かおるのレースもの(しかも飛行機)に、次回からは星野之宣のSF… 非常に充実しているではないですか。吉田戦車が相変わらず「みっちゃんのママ」を描いているのも見逃せない。
それに対し、日常生活の方は、貧乏暇無しというか、非常に充実していないです(哀涙)
段々、休日持ち帰りの荷物が多くなってきていて、今日も半ば仕事モードに入らないといけない…と思いつつ余り進んでいない。
「普通の作品」だった。ので、賛否両論だったらしい(笑) 私は好きですけど、これ。
今週は、帰りの電車が混んでいて、なるほど七夕のせいかと思ったりする。 ←東海道線ローカルな話題
何か、昼夜平日休日問わず、自由な時間が著しくなくなりつつある今日この頃(T
T) 残りというと、その電車に乗っている間位なわけで。
脱帽。と、普段、帽子被ってない私が言ってもしょうがないか。元ネタが映画「恋はデジャ・ブ」。といえば、もうこれは私の守備範囲?
やはり、ヘン。でも、気が付くと、割にすっと世界に入り込めている自分がいて、ちょっと不安。
…今までで一番普通? 生徒会の描写がコーミアとかに有るような、闇の権力闘争という感じで、興味深い。というのはともかく、舞台の地名が「さんだ」に「がいら」に「ばらん」。でもって町名が「原瀧」?
いや、カーミ・サンチンもびっくり(笑) 悪い冗談、なのか何なのか。
ちなみに、生徒会での話は、スパイを捜すというものなのだが、被疑者の内で、一番怪しいのはどうみても、その中の「安永」だよな、名前から言って(爆)
三週間分、TV東京な作品を録ったビデオが既に溜まっている… とりあえず、今頃「超カニパン」の最終回など。見ていて、モンスリー?と思わず呟いてしまった私。←「バカね」(笑)
こんどのすまきな旅行は、10/2〜3らしい。らしい、というのは、FCに住所変更の届けを出していないので、恐らくすまき新聞は今頃、転送中。…確か、その日って、何かの試験を2,3日前に申し込まされた記憶が有るけど(笑)、多分、結婚式ということにすれば、無視してOKだろう。
というわけで、多分、きっと、行けるのではないかなと。…その頃の仕事の状況が不安では有るけれど。
果たして、雨(^^;;; いや、梅雨の最中なんで別に不思議ではないけれど。
と書いてから平塚に声優界の雨女な人を見に行った後、その後、更新する余裕、全くないまま、一週間経過。やれやれ。
西澤保彦って語り口はユーモラスだけど、扱われている事件というか、犯人像というのは、かなり陰惨な気が。ところで、この作品の登場人物の名は、日本古来の色で統一されているのだが、弁柄とか瓶覗とかは分かるとして、木賊とか路考茶ってどんな色だったっけ? そういえば、本棚に「日本の伝統色」とかいう本が有ったことを思い出し、しばし眺める。…なるほど、路考茶は役者色という奴なのか、とか。
それにしても、なんでこんな本を持っているんだ、私? 不思議だ(笑) あ、そうだ、学生の時に、泉鏡花の、着物の描写がさっぱり分からんと思って、日本人としての基礎教養を身に付けるため? 買ったんだっけ。…結局、全然身に付いてないけど(^^;
ちなみに。鏡花の文章といえば、こんな感じ↓。
「盛りの牡丹の妙齢ながら、島田髷の縺れに影が映す……肩揚げを除ったばかりらしい、姿も大柄に見えるほど、荒い緋の、聊か身幅も廣いのに、黒繻子の襟の掛った縞御召の一枚着、友禅の前垂、同一で青い帯。緋鹿子の背負上げした、それしやと見えるが仇気ない娘風俗、つい近所か、日傘も翳さず、可愛い素足に臺所穿きを引っ掛けたのが、紅と浅黄で羽を彩る雨の鳥と、打ち切り飴の紙袋を両の手に…」
文庫書き下ろし作品ということで、作者の名前とは関係ないが、薄い(笑)。そんなわけで若干、物足りない内容だったかも。ともあれ、印象的なタイトル。実際に存在する、こういう名前の海藻から取られているのだそうだ。
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