空の蒼さを 見つめていると

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 2014年10月 / 
前回(2014年 9月)

    10/13月

 台風の前泊は中止。まぁ、明日の朝は晴の予報だし、雨の中、わざわざ今晩来いと指示するのは傲慢過ぎるだろう、とは思っていたが、判断するのは私ではないので、16時過ぎに中止の連絡が来るまではどうも落ち着かず。ともあれ、これで今回の台風は、個人的には(雨に濡れる)被害なく済みそうでほっとした。外は既に 、激しく降り出しているだけに良かった…

 

 そんなわけで、ちょっと時間が出来たので、旅行の2つ目?の目的だった画家のボスについても。

 以前のツアー旅行では自由時間に、美術館を急ぎ足で回った際、美術アカデミーのギャラリーは寄るつもりが、上手く探せないまま終わった場所。後でボスの有名な作品があると知って後悔した(とはいえ、 そのためウィーンを再訪するのも…と思った)美術館。

 なので、今回は必ず寄ろうと、旅行前に芸術新潮のボス特集(タイムリーな!)も購入した位。何日目に行くかは決めてなかったが、体調がまだ不良気味だった1日目、オペラ座周辺からセセッション(分離派開館)に行く途中で、近くに 有るのに気付いて、最初に寄ってしまった。分かってしまえば、セセッションの本当に横だったのだが、入り口が分かりにくい… 敷地を一周してしまった。地図が無ければ、 気付けずとも無理無いかも。

 こちらも帰宅後に訪問状況をチェック。雑誌によれば、板の年代調査等、最新の科学調査でボスの真作とみなされているのは、わずかに全20点(分断されたのを別々に数えて24点)って、少ないよ!  自分が見た中では、「エラスムスの家」のボス等、本人かは微妙だ、と思ったのはともかく、ゲント美術館のあのキリストが「真作」から外れていたのがショック… あの絵の表情と構成はボスならでは、という気がして、すごく好きだったのだけど 。少なくとも本人のコピーとかではないのかな…

 ともあれ、このボス特集での「真作」に対する訪問状況といえば。

【済 20】
・マドリード プラド美術館(5) …1991
・マドリード ラザロ・ガルディアーノ美術館(1) …1991
・ロッテルダム ボイスマンス・ファン・ブーニンゲン美術館(3) …2003
・ブリュッセル ベルギー王立美術館(1) …2003
・ゲント 市立美術館(1) …2003
・ヴェネツィア パラッツォ・グリマーニ美術館(3) …2004
・ロンドン ナショナル・ギャラリー(1) …2005,2012
・フランクフルト シュデーデル美術館(1) …2006
・ベルリン 国立絵画館(1) …2006
・ワシントンDC ナショナル・ギャラリー(1) …2008
・パリ ルーブル美術館(1) …2009
・ウィーン ウィーン美術アカデミー付属美術館(1) …2014

【未済 4】
・リスボン 国立古美術館(1)
・マドリッド郊外 エル・エスコリアル修道院(1)
・ニューヘブン エール大学付属美術館(1)
・ウィーン 美術史美術館(1)

 こちらもかなり訪問している、とは言えそう。ただ、肝心なプラドは遥か遠い記憶ではあるけど。ヴェネツィアはそんな美術館は全く知らないがw、行った時はドゥカーレ宮の 見学コースの途中に有った。2枚しかよく覚えていないが(汗、当時のメモに3枚と書いてあるから3枚ともあった筈。

 未済の方は何と言ってもリスボンの国立美術館の「聖アントニウスの誘惑」。工房?のよく出来た当寸大コピーをブリュッセルの王立美術館かどこかで見てはいるのだが、「快楽の園」に次ぐボスの代表作だけに「一度は見たい」作品で はあって。このためにだけ、いつかはポルトガルに一度行こうと昔から思っている、懸案の作品。

 エル・エスコリアルはマドリードを再訪する際(いつ?)に寄ればよいかと。エール大学の美術館は初めて知った。NYからの方が近いようだけど、ボストンからも、電車で行けば行けそうなので、将来の予定に加えておきたい。と、自分の中でのコンプリート計画を頭のなかで進めていた時に、雑誌の一箇所に、ええっ?と絶句する。

 ウィーンの美術史美術館?? ボスの絵なんて見た記憶がない… 隠し部屋(今回、一部屋有った)でも無い限り、絵が展示されている壁(の作品とキャプション)は、中心の大部屋と周縁の小部屋の両方共、「一周回った」筈なので、記憶が無いということは、行った当日は展示されていなかった、としか思えない。

 しかし、だからといって、展示されているかいないか誰にも分からないような小品のためにだけ、もう一度ウィーンまで行くわけには…

 

 ところで、雑誌で知った情報として、2016年にボスの没後(ちょっと洒落っぽい(^^;;)500周年記念として、スヘルトーヘンボス市の北ブラバンド美術館で、大規模な展覧会が予定されているらしい。すごく気になるのだが、しかし、そのために1週間の休暇を使ってしまうのは、う〜ん…  ていうか、ボス生誕の地として名前は知ってるけど、そもそも、スヘルトーヘンボスって、オランダのどの辺なのよ?

 公式サイトを見ると、2016年の2月11日〜5月8日。「Many of Bosch’s works will return to his city from various museums in Europe and the USA. This will be the first time that so many of Bosch’s works will be on show in the same place.」 エール大学の作品は間違いなく来るようだけど、他の未見分はさすがに来ないだろうし… 行くなら再来年の4月か。考えておこう。

10/12日

 またしても、台風で気を揉む週末。しかし、今度は、火曜日当日朝の交通事情が見えないからと、前日の夜に呼び出しを受ける可能性有り。まぁ、朝からの仕事に穴を開けるわけにはいかないので、行くこと自体は仕方ないのだが、勤務扱いもされないし、行ってもソファでうたた寝するしかないという酷さ。しかも、この分だと、どう考えても大雨な明日の夜よりも、当日朝の方が遥かに良い天気のような予感がするのが忌々しい… というわけで、3連休といいつつ、個人的には今日まで、の気分。まぁ、避難するような土地にいるよりはマシと思うしか。

 

 先月の旅行。最初に書いたように、ブダペストとプラハの2作品に加え、「バベルの塔」と「雪中の狩人」を除くと、怪しげな記憶しかなかったウィーンの美術史美術館のブリューゲルをもう一度しっかり見てくるというのが、最大の目的だったわけだが、それについては十分に果たすことが出来たと言えるかと。

 というわけで、一体、どれ位見たのだろうと、帰国してから確認したところ(昨年の「芸術新潮」のブリューゲル特集を中古で買った)、以下のとおりだった。 (王立美術館が4なのは、来日した「イカロスの墜落」がコピー作品として、省かれているため。)

【済 32】
・マドリード プラド美術館(1) …1991
・ロッテルダム ボイスマンス・ファン・ブーニンゲン美術館(1) …1993(池袋),2003
・ウイーン 美術史美術館(12) …2001,2014
・ブリュッセル ベルギー王立美術館(4) …2003
・アントワープ マイヤー・ヴァン・デン・ベルフ美術館 (2) …2003
・ローマ ドーリア・パンフィーリ美術館(1) …2004
・ロンドン ナショナル・ギャラリー(1) …2005(?),2012
・ミュンヘン アルテ・ピナコテーク(2) …2006
・ベルリン 国立絵画館(2) …2006
・ヴィンタートゥール オスカー・ラインハルト・コレクション(1) …2007
・パリ ルーブル美術館(1) …2009
・ニューヨーク メトロポリタン美術館(1) …2010
・ロンドン コートルード・ギャラリー(1) …2012
・ブダペスト 国立美術館(1) …2014
・プラハ ロブコヴィッツ宮殿(1) …2014

【未済 9】
・ナポリ カポディモンテ美術館(2)
・サンディエゴ ティムケン美術館(1)
・デトロイト デトロイト美術研究所(1)
・ロンドン? 王室コレクション(1)
・バンベリー アプトン・ハウス(1)
・ダルムシュタット ヘッセン州立美術館(1)
・マドリード プラド美術館(1)←2010新発見分
・個人蔵 (1)

 意外にも、この十数年の地道な積み重ねで、結構な数に。特にスイスへ行った際に、ヴィンタートゥールまで足を伸ばしたのが効いている感じ。ライフワークと思って、頑張れば、 いつかは(個人蔵は除いた)コンプリートも可能なのでは?という気さえしてきた。

 しかし、まぁ、残っているものにはやはり、それなりの事情があって。ナポリは前から、一度行かなきゃとは思ったまま(ナポリを見て死ね、の街だし)、検討中。サンディエゴはJALの直通便も出来たし、行こうと思えば割と簡単だけど、今のところ、それ以外の用事がない… 一番の問題先はデトロイト。実際のところは分からないが、ここ数年、治安が相当に悪いままなのは確かな様子で、物見遊山気分で行く場所ではない。少なくとも今の状況では行きたくない。トヨタが美術館に1億(円?)寄付した縁で一度、名古屋とかに借りてきてくれないかな…

 王室コレクションの分はいつ、どこで展示されているか事前に確認するのが一苦労。前の情報だと、ハンプトンコート宮殿だった筈だが… 同じく英国のアプトン・ハウスは、バスとかで行こうとするとかなり不便らしい。郊外のマナーハウスだし、仕方ないけど。印刷物と印象が余り変わらないであろう、グリザイユ技法の小さな板絵なのでそこまでして行くべきか躊躇ってしまう。

 で、最後の鬼門なのが、ヘッセン州立美術館の「絞首台の上のかささぎ」。

 他の未見の絵と違って、2006年にドイツに行った際、半日掛けて、わざわざ美術館まで行ってきた!のだけど、改装中だったか何故かよくわからないが、美術品は展示されていなかった(自然科学系の展示はあった)のだった… おまけに、あのバブルの時代に奇跡的に来日したブリューゲル作品 の1つらしく、今後日本に来ることを期待するのも困難… しかし、遺作だけに一度は見たいのも事実。いつか、事前に問い合わせた上で、ドイツ旅行(フランクフルト再訪)を計画するしかないのかも。

 

 ちなみに、既に前売り券を発売中の、来年のルーブル美術館展、フェルメールの「天文学者」が初来日!というのが売りらしく、この十年変わらぬフェルメール偏重主義の展覧会にはもう本当に酷くうんざり、というのが第一印象だったが、ふと公式サイトの「展覧会のみどころ」を見ていたら、「ピーテル・ブリューゲル1世」の文字が。2世、3世と違って、1世は余り聞かないけど、息子の方でないブリューゲルと言いたいのではないかと。

 ルーブル美術館でブリューゲルといえば、「足なえたち」。ルーブル美術館の公式サイトの表記では「乞食たち」。いずれにせよ、今の日本のマスメディアでは 多分、発音/表記できない危険なタイトル(^^;; 特にNHKとかどうするんだろう、みたいな。「足の不自由な者達」とか無理やり呼ぶつもりなのか。そういう葛藤もあってか、公式サイトではまだ作品名が出てこない。あと、そんなに大きな作品ではないので、大きく宣伝もし辛いのかも。が、来日4番め?となる、貴重なブリューゲルであることは間違いないわけで、 久々に「ブリューゲルが来る」ことは楽しみ。

 

10/6月

 台風は振られはしたものの、電車が止まるまでの直接的被害は受けずにすみ、やれやれ。

 

  既に3週間も前の話になってしまったけど、計画の時に書く暇がなかったので、9月の旅行の日程など。

 9/13(土) 出国⇒ウィーン(夕)着(3泊)
 9/14(日) 昼前まで頭痛で寝こむ。昼から観光。18:00から「キス・ミー・ケイト」@フォルクスオーパー
 9/15(月) 市内の博物館・美術館巡り、長距離の切符購入
 9/16(火) ブダペストまで日帰り。夜、地下鉄2駅分、ホテル移動(3泊)。
 9/17(水) 市内の美術館巡り。19:00から「マノン」@オペラ座
 9/18(木) ハルシュタットまで日帰り。
 9/19(金) 昼まで美術館。⇒プラハ(夜)着(3泊)
 9/20(土) プラハ城の近辺を観光。
 9/21(日) 近代美術館と市民ホール、ギャラリー
 9/22(月) プラハ(朝)⇒ウィーン(乗換)⇒
 9/22(火) ⇒帰国

 行った場所については、以下のとおり。

 9/14(日) (以下、ウィーン)シュテファン寺院、造形美術アカデミー絵画ギャラリー、セセッション、ウィーン・ミュージアム・カールスプラッツ
 9/15(月) 自然史博物館、レオポルド美術館、アルベルティーナ(特別展:ミロ展)、国立図書館プルンクザール、MUMOK
 9/16(火) (ブダペスト)西洋美術館、漁夫の砦
 9/17(水) 美術史美術館、王宮宝物館、エフェソス博物館
 9/18(木) (ハルシュタット)ハルシュタット博物館、展望台
 9/19(金) フンデルトヴァッサー作のゴミ焼却施設(外観)、ベルヴェデーレ宮殿上宮
 9/20(土) (以下、プラハ)聖ヴィート大聖堂、ロブコヴィッツ宮殿、ロレッタ教会、ストラホフ修道院(図書室)、聖イジー教会、シュテルンベルク宮殿(国立美術館)、カフカ博物館
 9/21(日) ヴェレトゥルジュニー宮殿(国立近代美術館)、市民ホール(ガイドツアー)、ギャラリーGAMBRA、ペトシーン公園(展望台)
 9/22(月) プラハ(朝)⇒ウィーン(乗換)⇒
 9/22(火) ⇒帰国

 見るべきほどのことは見つ、という感じ? 今回は3都市のブリューゲルが主目的だったわけだけど、どうせ行くならというわけで、プラハでは来年末までヴェレトゥルジュニー宮殿で公開中のミュシャ(ムハというべき?)の「スラブ叙事詩」20枚も見てきました。行く前週に、2時間近く掛けて予習をしておいて良かった。何が描いてあるのか分かってないと、興味深さが半減なので。描いた当時から時代遅れと批判された、汎スラブ主義的な絵画だけど、一周?回って、今見ると逆に面白い気も。とにかく「大きい」というのが一番の感想。

 実は、日本に持ってくるという話が有るようだけど、あんな大きな絵を20枚どこに置くんだ、と思っていたが、改めて確認したら、2017年に国立新美術館で、という計画らしい。プラハまで行った私の意味は…という気もするけど(といっても、そのために行ったわけでもないけど)、向こうで見られたのは、それはそれで良かったかと。

 というのは、ミュシャの絵自体には特に恨みも無いのだが、「ミュシャ好き」の人(多分、女の人が多い)は割と苦手なので。ついでにいえば、クリムトの絵は好きなのだが、「クリムト好き」のおばさま(が多い)もかなり苦手。雰囲気に酔ってる感というか、そういう絵が好きな自分が大好き、なオーラを発している人が多くて、ちょっと引いてしまう。日本で、そういう人達に囲まれて見るのは結構、恐怖なので、ニュートラルな環境で見られたのは良かった。まぁ、本当に来たら、多分、もう一度、見には行きますけど…