空の蒼さを 見つめていると

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 blog そらのはて小人たちが騒ぐので
 2013年5月 / 
前回(2013年4月)

5/31金

 「オディロン・ルドン―夢の起源―」@ 損保ジャパン東郷青児美術館。

 ルドンといえば、の岐阜県立美術館のコレクション(にボルドー美術館からの出展)。主要作品に関してはもう何度見たか分からないが、それでも、切り口が変われば印象も変わるわけで、今回は版画の師ブレスダンとの関係等、成り立ちを丁寧に追っていて、結構興味深かった。実はブレスダンの変質狂的な細かい世界はかなり好きなので、最初のプチ・ブレスダン祭りな展示室に興奮。

 花はやはり岐阜のコレクションだけだと物足りないのだが、でも、よくまとまっている展示だったと思う。

 お腹がすいたので、ワンタンを食べて帰宅。

 ドイツ月間。加藤雅彦「ライン河―ヨーロッパ史の動脈ー」(岩波新書)。ラインをめぐるフランスとドイツの恩讐の彼方に、みたいな話。初心者の復習にはちょうど良かった。

5/30木

 品川の某チェーン店でスーツ購入 、というか作ってもらうことに。今までは別の支店に行ってたのだが、そこの店主が失礼なので頼む気が失せた。とはいえ、夏物は新調する必要があるので、というわけで、聞いてみたら、前の店で持っていたデータは本社?から取り寄せできるようで、さくさくと進んだ。品川だと帰りに寄れるし(交通費も掛からないし)、今度からこちらで作ることにしよう。

 ドイツ月間。「北ドイツー中世ハンザ都市物語」(旅名人ブックス)。ハンザ同盟に関しては無知だったので、非常に面白い。というか、やっぱり、リューベックに寄ることにして正解だったかと。あれですよね、わっちが出てくる某小説の、北の街の商人のモデルがハンザ商人ですよね。

5/29水

 先週帰ってきた先月の定期健康診断の結果は、血圧は正常値、コレステロール等も範囲内で良かったのだが、尿酸値がひどく高い数値に。もとから7%後半と高いことには変わりはなかったのだが、今年は8%台半ば! というわけで、再検査の通知を受けて、本社の診療所に昼間行ってきた。血液検査が絶食しなくて良いのだけが救い。すぐに結果を教えてくれるのかと思ったら、一週間後以降にまた来いとのこと。来るのはいつでも良いけど、いつ発作が起きて激痛になってもおかしくないし、とか脅される。でも、起きたら痛いから分かるので大丈夫とか、痛くても死なないからとか、更に他人ごとな発言が続く。 いや、他人ごとなのはわかるけど、もう少し言い方というものがあるのでは…

 

 昨日終わったと言っていた「すれ違い伝説」は伝説IIだけ、もう一周 やることに(汗 いや、お祝いリストの「1ターンで50ダメージ」を達成するため(凄い苦労した)、何回も「II」から出張させた結果、「II」の方に途中のマークが点灯したままなので。まぁ、どうせ広場3000人が止める目処なので、それまでの間には終わるだろうしと。

 そういえば、今日は渋谷で「韓国」とすれ違い。韓国人はいても(そりゃいるだろうけど)香川県人だけは1人もいない渋谷…

5/28火

 いつの間にやら梅雨入り? 蒸し暑いのは苦手なんですよね… 3DSのすれ違い伝説は10週目が終り、「伝説」関係がこれでようやく全て終了。…もう気にしなくて良いと思うと妙に寂しいような?

 毎週聴いている某ネットラジオが、誕生日記念のサプライズ動画 放送。こんなに動画向きなのだから、毎週(とは言わないにしろ)やってくれれば良いのに。

 ホテル予約は最後の、ケルンのホテルを取るので必至。なまじ適当な値段のホテルが駅近くに幾つか有るだけに、決め手が見いだせない…

5/27月

 旅行に関して(その場所を舞台にした)小説を前もって読んでみることがある。湖水地方に泊まる前に、アーサー・ランサム全集を読み始めるとか、ドレスデンに行く前に、ケストナーの小説やエッセーを読んでみるとか。アントワープに行く前に「フランダースの犬」という駄作(原作は酷い作品なのだ)を読んでしまった時のように後悔することもあるが、基本的には読んでよかった本が多い。

 というわけで、リューベックに寄るつもりの今回。「ブデンブローク家の人々」(トーマス・マン全集1巻)を図書館で借りてきたのだが、……もう、こんな長い小説など、絶対読める気がしない(汗

5/26日

 今日は、用があって舞浜サーバーまで(違

 隣接地の、人工的に植えられたソテツを見ると、どうも不自然な世界に見えてしまう。地元にも昔からそういう地域は有るけど、あれも不自然というか…

 用事は「あおい・さおりの新番組 (`・ω・´) 〜doya100〜」。要は、91年組の3人がキャッキャウフフするだけのイベントだったけど、だがそれが良い(`・ω・´)

 昼の部と夜の部が有ったので、その間はイクスピアリで、暇を持て余していたところ、場内の案内標識に「マミールーム」なるものを発見。まぁ恐らくは、赤ん坊を連れた母親用のスペースということなんだろうけど、カタカナだと「ミイラ部屋」と区別付かなくて困ったりしないのか(しないか)。

 

 ともあれ、イクスピアリにいるだけで、3DSのすれ違いが一気に進行。すれ違い伝説の10周クリアと広場3000人が、暫定的な最終目標なので、今はひたすら貯める感じ。すれ違い広場といえば、帰りに、駅からのバス待ちの間にマクドでコーヒーを飲んだら、残り1ヶ国だった「合計10カ国のMiiとすれちがった!」に。見ると、ニュージランドだった。まぁ、そう遠くない内に、どこかで達成するとは楽観視していたけど、まさか、地元の人気のない夜のマクドで遭遇するとは(^^;;

 他にすれ違った国は、日本、カナダ(3)、メキシコ、アメリカ(6)、米領バージョン諸島、オーストラリア(2)、オーストリア、フランス(2)、イギリス。…米領バージョン諸島(ってどこ?)の人が何故、日本に?

 ちなみに、残りのお祝いリストの中で一向に埋まる見込みが無いのが、国内のすれちがい地図。

 半年前から、残りはうどん県一県だけになっているのだが、何時まで経っても埋まらない。きっと、香川県とは、うどん業者が讃岐うどんを売り出すために作り出したフィクション上の県名に違いない。あるいは仮に実在しているとしても、県外でのすれ違いは県条例で禁じられているとか。理由は不明だが、私の通勤圏に(すれ違いをONにしている)香川県人が1人も存在しないことまでは確か。山手線のターミナル駅が幾つも含まれているんだけど、どの駅の利用者にもいないとは…

 従って、最近では、この項目だけはクリア不可能なものとして、最終目標からは除いている。いや、「いない人」とはどうしたってすれ違えないし…

5/25土

  ようやく旅行先のホテル予約に着手。いつもここが一番悩むので先延ばしにしていたのだけど、2ヶ月切ったので、そろそろ何とかしないと。今回は3箇所も…

 この作業がどの位、気が進まないかというと、思わず現実逃避に日記の補完を数時間、続けてしまった位w 

 しかし、いつまでも逃避しても進まないので、コペンハーゲン(3泊)とハンブルク(2泊)までは今日一日で決定。それにしても、コペンハーゲンの消費税って25%なのか! 北欧を旅行するのは高いと言われるわけだ… 円高ならともかく、今のレートだと、1泊1万円程度の安宿(当地では)3泊で、消費税込で4万円…

5/24金

  有休だったので、せっせと展覧会を消化。最大の目的は、ダ・ヴィンチ展に混んでない平日に行くことだったのだが、果たして、混んでいたら、かなり納得出来ない様な内容だった。

 「佐脇健一展 未来の記憶」@目黒区立美術館→「北斎と暁斎〜奇想の漫画」@太田記念美術館→「夏目漱石の美術世界展」@東京藝術大学大学美術館→「レオナルド・ダ・ヴィンチ展−天才の肖像」@東京都美術館。

 漱石の美術世界展は、ターナーの「金枝」(フレイザーの「金枝篇」に引用されたあの絵。曽野綾子の「太郎物語」を読んだ人なら知っている筈)とか、まさか来ているとは思わないような著名な作品もちらほら集めていて、びっくり。ターナー好きなら、見ておいた方が間違いなく良い展覧会。

 (追記)「雨、蒸気、スピード−グレート・ウェスタン鉄道」はパネルでしたね。すみません。去年ナショナル・ギャリーで見たので、記憶が混同していた様子。

 ただ、一番興味深かったのは、渡辺崋山が自害するのを一週間遅らせて描いた掛け軸。「こころ」の「先生の遺書」の最後に、自殺する前に私宛の遺書を書き上げたことと関連して引用されている、この絵の話は当然覚えていたのだが、見てみたら、…割と普通だったのに驚愕。いや、悪い絵ではなく、細かく丁寧に描かれているのだが、先生の遺書のように切迫した動機 というか、特別な何かを感じるようなものではなかった(ようにしか見えなかった)。遺される家族のための生活の糧? それともやはり、この絵には深い理由があったのだろうか。

 地下階は漱石の同時代の展覧会からの出品。絵と一緒に、当時の展覧会での漱石のコメントを読めるのだが、これが滅茶苦茶面白い。結構、無責任な印象コメントばかりなのだが、筆が上手い作家の悪口ほど面白いものはないというか。間違いなく、この展覧会の中で最も輝いている展示箇所だった。

 最後は、晩年の漱石自身による南画というか山水画。本人は「気持の良い絵」が描きたかったらしいのだが、描いた本人には気晴らしになったとしても、描かれたものは程度の差はあれ、皆、神経症的で、ちっとも気持ち良くない(汗 良い意味での「適当さ」「いい加減さ」とは終生無縁な人だったのだろうな、と改めて思った。

 

 このサイトを訪問する検索ワードに、時々、川崎市民ミュージアムに昔見に行った民俗学の展覧会の感想ページ内の用語が入ることが。ここ数日、「瑞龍寺の河童のミイラ 」という言葉で訪問する人が急増(といっても、日に数件だが)。特には気にしていなかったのだが、先ほど、録画していた今週分のアニメを見ていたら。

 この検索って、…「むろみさん」かよ(^^;;

 ちなみに、このワードでヒットするのはこのページ。 忘れていたが、この展覧会には瑞龍寺のミイラは河童・人魚・龍の3点とも展示されていたらしい。というか、どんなだっけ?? 図録を探して、写真を見たところ、なるほどこれかと。ただ、雷獣のミイラとかの方がより面白かったので、正直、この河童のミイラはそれほどインパクトが無かった覚えが。

5/23木

  客商売なのに、既に接客中だからといって(待たせたままの人に対して)挨拶がなくて平気な店主は駄目だと思う。ということで、買わずに帰る。あの店ではもう服は作らないな。

  渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」5巻。

5/22水

 定年退職で辞める人の送別会。 入社した年を訊いてみたら、何と、私がまだ幼稚園に通っていた頃のことらしい(^^;; そりゃ、もう働くのを止める気にもなるよなぁ(最近は、定年になっても嘱託とかで働き続ける人の方が多いので)。私は定年と言わず、残りの生涯賃金さえ確保出来れば、いつでも隠居生活に入る心構えは(新入社員の頃から)出来ているのだけど。後は宝くじが当たるだけ。

 都知事が、東京市場を世界で最初に開くため、標準時 を2時間早めることを政府に進言したとか。話題を引くための炎上マーケティング的な発言なのかと思ったら、そうでも無いらしい。都知事というのは、思い付きで余計なことを世間に言いふらす迷惑な人の代名詞?

5/21火

 「トレヴァー・ブラウン展 〜女の子戦争〜」@bunkamuraギャラリー 。やや毒気のある商業イラストとして見れば、それなりに魅力的だけど、それ以上ではないな。

5/20月

  雨。不満足な人が不満足、とか。こういうことが起きる度、その声に耳を傾ける価値のない人と明白になることだけが、今の時代の数少ない良い点というべき?

5/19日

 昨日、宇都宮まで行った分、休養。というか、微妙に忙しくて、日記の補完は進まず…

5/18土

 愛知県美術館所蔵のクリムトを見に、宇都宮まで。一日掛かり… 交通費を別にすれば、名古屋まで行ったのと変わらなかったような… まぁ、前に愛知県美術館に行ったときは、確かトリエンナーレで展示してなかったので、行けば良いというものではないけど。

 「生誕150年記念 クリムト 黄金の騎士をめぐる物語」@宇都宮美術館。

  郊外の宇都宮美術館に行くバスは1時間に一本位で、電車に合わせるのに苦労。しかも、昼間に本数が空いちゃうので更に悩ましい。と思ったら、どうやら、バスの主な乗り手は、途中の帝京大の学生らしい。わざわざ、大学の方を回って停車するのだが、土曜日の今日は誰一人として降りず、また乗って来なかった。

 私は学生の頃、土曜日は講義がなくても、よく学校にご飯食べに出かけていたけど、こういう地方の大学は、学生が近所に住んでいる、とかそういうことはまぁ、無いのかな。などとぼんやり考えていると、後ろの席に座ってた女性二人から「…鳥人間コンテスト?」という言葉が聞こえてきた。…何それ? よく見たら、正面の建物に「鳥人間コンテスト出場決定」といった趣旨の白幕が掛かっていた。

 鳥人間コンテストって、例のあれですよね? もしかして、国体とか技能オリンピック並みに出場が難しかったりするようなイベントだったのか… それにしても(外からは)完全に無人のキャンパスに、鳥人間コンテスト出場の幕だけが自己主張している様は、どうにもシュール過ぎた。

 展覧会はクリムト展というより、当時のウィーンの文化史的な展覧会。それはそれで面白かったが、ここまでそれで来るのは、やはりちょっと辛いかも。

 ところで、会場冒頭の関係者挨拶の中で、オーストリア大使館の挨拶文に、「クリムトは最近の日本のアニメにも影響を及ぼしていることを皆さんは知っていますか?」的な一文が有って、噴いた。

 多分、というか、いや間違いなく、クリムトの「ベートーベン・フリーズ」を引用していた「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」のOPを指していると思うのだが(あれが最近かどうかはともかく)、フィンランド大使館のエイラたん押しといい、在日の外国大使館は、どうしてそんなに、日本のアニメに興味を持っているんだろう(^^;;

  渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」4巻。 片道2時間半もあると、さすがに余裕で読めた(^^;;

5/17金

 「「もののあはれ」と日本の美」@サントリー美術館。

 年会費は振込み済なので、受付で新会員証を受領。今年から(多少安くなったものの)残念なことにオーディオガイドのサービスが取り止め。

 ということもあってか、今回は若干物足りない感じ。会場内で、鳥の声が聞こえると思っていたら、これも今回の「展示」だったことが階段を降りたところの説明で判明。まぁ、一部の鳥を除けば、家の回りの普段の環境音と割と変わらない気もするけど。実はうちの近所って、「もののあはれ」な情緒に満ちた住宅地?(^^;;

 「カリフォルニア・デザイン 1930-1965」@国立新美術館。

 夜2つ目ということもあって、やや急ぎ足だったのが勿体無い、充実した展示。登場する作品のデザイナー本人による解説ビデオが沢山あって、もっとじっくり回るべきだった。

 それにしても、アメリカンなデザイン空間というと、日本人としては戦後のTVドラマのイメージがまず浮かぶのではないかと思うのだが、向こうの人の目線で整理された展覧会という印象で、日本での受容は余り意識されていなかった様子。というか、アメリカでは東海岸デザインとか、他にも地域単位でデザインが分類されているということ ?

  予約→取り消して次の予約、という過程を何度も繰り返していた航空券だが、いい加減確定しないと、次の過程に進まないので、ついに航空券購入。 今さら後へは引けないぞ…

5/16木

  雨。部員の資格増強策の一環として、iパス(最近、そう呼ぶらしい)過去問1回分を関係者に解かせる計画を立てたので、その準備など。こんなの本人に受かる気がなければ、周囲が何をしようと無駄なのだけど、どう無駄かということを分析しないと、こちらの責任になってしまうので、それをまずは一回やってみようかと。

 渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」3巻付属CD。TVアニメでのキャストの喋り方って、この時から、基本的には変わってないのか。なるほど、むしろ、CDドラマに絵がついたものと理解すると納得しやすいかも>TVアニメ

5/15水

 渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」3巻。本題と関係なく時々噴出する、表現/表現者に関する饒舌な語りは何だろう、と思うけど、それ位のパッションは必要なのかも。

5/14火

 渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」2巻。 

5/13月

 「ー妖怪奇譚 Uー 金子 富之展」@日本橋タカシマヤ。

 日本画で妖怪画を描いているというのに興味を覚えたので。巨大な作品もさることながら、一つの壁面にびっしり貼られた、日々の細かなドローイングに、本当に妖怪画を描くのが好きな人なんだと思った。実のところ、妖怪アンテナ(妖怪的なものに反応するセンス)が無い私には、どう受け止めて良いのかよく分からないのだが、次の個展が有ったらまた見に行きたい。

5/12日

 横須賀線の武蔵小杉駅が 新設された時、川崎市民ミュージアムが近くなるな、と思ったまま、実は一度も行ったことがなかった。調べてみたら(1時間に1本だけだが)横須賀線の武蔵小杉駅の方からもバスが出ていると知って、行ってみることに。

 とはいえ、接続する電車に遅れないため、最寄り駅まで急ぎ足で歩いたら、2本も前に乗ってしまい、結局、東横線側の武蔵小杉駅まで延々と歩く羽目に。難しい…

 「受け継がれた文化財「川崎大師の寺宝と信仰」@川崎市民ミュージアム。

 お目当ては川崎大師の関連の寺にあった光琳の屏風絵。いや、そこまで光琳が好きかというと、別にそういうわけでもないのだが(ツンデレとかじゃなく、本当に)、こういう位置付けの作品(市文化財)って機会がないと、なかなか見られないので。光琳含めて全体には渋め、特に市の遺跡発掘品の方は専門家向けとしか言いようのない渋さだったので、これだけで帰ると、ちょっと物足りなかったのだが、ギャラリーで展示していたカワサキ・モニュメントという、1994年に11人の写真家に依頼した川崎市の記録写真が面白かったので、元は取れた感。中でも建築中の風景等を記録した柴田敏雄のがやはり格好良かった。

 帰りは時間を見ておいたので、無事に、横須賀線の武蔵小杉駅までバス。なるほど、これだと(心理的に)近い近い。

5/11土

 雨。蒸し暑い。航空券の予約 購入期限間近になって、フランクフルト発・着の場合、空港からorまでのドイツ鉄道も無料で乗れる予約があることに気付く。最後の日はケルンからフランクフルトに電車で移動して、夜に離陸なので、どうせ電車にのるなら、こっちの方が無駄がない。というわけで、またしても(^^;;、予約を取りなおし。というわけで、また購入期限が一週間弱伸びたのだが、いい加減、手配を進めないと(ホテルとか)、色々と遅くなってしまいそう…

 雑誌掲載時にいきなり読み損ねたので、雑誌を追い掛ける気力を無くして、単行本化を待っていた「カムバック・ヒーローズ」。 果たして単行本まで、いつの間にか出ていた(汗

 確かに、ネガポジリングって、今の人には分からないよなぁ…

5/10金

 「国宝 大神社展」@東京国立博物館。

 全国から集められた古神宝の数々。鶴ヶ岡八幡宮の螺鈿太刀なども、鎌倉国宝館で展示される時は「ローカルな宝物」なのに、ここではまさに国宝としてスポットライトが当てられていて、見違えて見えるのに驚き。他の展示物も多分、地元ではそうなんだろうな。

 貴重な品々を豪華に集めてきたのは勿論、美術的にも吟味された「選りすぐり」であるのは、さすが東博。ただ、いつものように、見せはするけど、説明しないので、勿体無い。

 奈良の国立博物館で神道の特別展をやった時は、(姿のない)神を見る/見せるとはどういうことか、をもっと掘り下げていて、神社の境内図といった、一見「神像」に見えないものが、「神」と同じように拝む意味を持つことをよく説明してくれていたが、今回は神像=地蔵像その他で代替、と彫像で表現していること前提で、それの秀逸な作品はこれ、みたいな広がりのない展示。だから、それはごく一部で。「大切なものは目に見えないんだよ」と「星の王子さま」ばりに言いたくなる。

 いや、前半には境内図も有ったし、押さえておくべきポイントはちゃんと見せてはいる。だけど、知らない人には説明しないのが最良とか思っていたら、それは怠慢なのでは?

 1Fの特集展示のコーナーは(何故か)猿。今年って申年、ではなかったよね…?

 

 散々引っ張ってきたが、1ドル100円超え。旅行的には辛いが、ここ数年塩漬けとなっていた外貨預金の為替差益を回収する意味では、ついに機会到来。まぁ、数年待ったので、もう暫くは様子見だけど。

5/9木

 「奇跡のクラーク・コレクション」@三菱一号美術館

 今度こそは、と夕方行ったら、またしても行列が出来ていたが、この先の日程でもっと空くことは無い上に、かつ、クラーク美術館という、現地でも 行きにくい(ボストンから車で3時間半?)街の美術館に行くことは一生ないと思われるので、覚悟して、列に並んだところ、中は覚悟していたほど、混んでおらず、それなりに普通に見られてほっとする。

 最良のルノワールがあるコレクション、というのは本当で、シャクヤクの絵とか、ルノワールが特に好きでもない私でも、こういう絵が描けたら(あるいは、少なくとも部屋に掛けられたら)良いだろうな、と思える元気の出る美しさ。見に来てよかったと素直に思 えた。

5/8水

 「山口晃展〜付り澱エンナーレ 老若男女ご覧あれ」@横浜そごう美術館。

 京都駅での展覧会も昨年見たけど、トリエンナーレ部分含め、結構、内容が違っていて楽しめた。ただし、山口晃(複数)によるトリエンナーレは「笑える」けど、それ止まりの感も。思い付きではなくて、やるなら突き抜けるところまで、アイデアを突き詰めないと駄目なのでは? 

5/7火

 そろそろ気温的に大丈夫、と思い、髪を切ったが、…何だか寒い。

 春作品の中で、見ていて一番シアワセなのは、実は「レヴィアタン」だと思う今日この頃。いや、TVアニメってこういう「緩さ」こそが大切なのでは…

5/6月

 今日はこのサイトの開設記念日、ということで、何かをしたいところなのだが、日記の補完も終わらない有様なので、特には何も無く。

 「たまもの 埼玉県立近代美術館大コレクション展」@埼玉県立近代美術館。

 こういう機会でないと見られない作品も多いので、こういう展示は割と嬉しい。展示作品も、展示テーマも、玉石混交の感は否めないけど、それはそれでご愛嬌的な。ただ、作品数が多すぎて、結局、何を見たのか記憶に残りにくいのが玉に瑕。あ、タイトルに掛けて今上手いこと言ったような( ・´ー・`)

 渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」1巻。

 アニメだとかなり圧縮が掛かっているようなので、原作も読んでみることに。だって、雪乃さんの罵倒が少しでも省略されるのは勿体無いじゃないですか!(駄目な読書理由)。ちなみに、声は既に、CV早見沙織で脳内再生されるので問題ないです。

 近年、ラノベ的な文章は滅多に読まないので、昔の(どれとは言わないけど)、日本語として辛い文章を読まされて酷い目に遭った的な偏見が残っていたのだけど、この作品は、文章としての基本体力は普通に高いなと。今はこれ位が標準 なんだろうか? とりあえず問題無さそうなので、最新刊まで読む予定。

5/5日

 気を取り直して、日記の補完を再開。

 予約済航空券の購入期限前に、値段をチェックしたら、高かった金曜発が同じ値段に下がっていたので、考えた末、予約を取り直し。これだと金曜着で、土日と2日美術館を見てから、(美術館の多くが休館の)月曜に移動できるので無駄がない。ただ、帰国が日曜の午後で、その後ゆっくり休めるのが一週間後なのが、微妙に辛いような… まぁ、何とかなるか… 予約を取り直したことで、購入期限がまた6日間伸びたので、(旅行に行くかの)最終決断は先延ばしに。モラトリアムな学生みたい…

 とはいえ、資料は必要かと。で、思い付いたのは昔出ていた「週間 世界の美術館」。

 あれにケルンの美術館とか有った筈。と先週から中古を探していたのだが、1,2冊だと結構高くて。この際と、ヤフオクで探したら、100冊近くでの出品が有ったので、出品価格が5千円から3千円に下がったところで落札。別の出品者から100冊揃い+バインダー付きも8千円程度で出ていたが、コレクションしたいわけではないし、バインダー付きだと明らかに重くて邪魔なので、いつでも心理的に処分可能なバラ売りを選択。 届くのがちょっと楽しみ。

5/4土

 「空想の建築―ピラネージから野又穫へ―」@町田国際版画美術館。

 行く方法をいつも悩むこの美術館だが、今日は往復とも歩いた(^^;; まだ暑くないこの時期なら、歩いても何とかなるな。

 「バベルの塔」的な絵画を見るのがライフワークの一つと言っても良い私には、まさにドストライクな展覧会と思ったが、微妙に期待と違ったような。空想の建築物というテーマなら何でもあり、ではなく、美術史的な視点で一本化して欲しかった。でも、興味深い作品は多かったし、行く価値は有ったけど。

 野又穫は、常設側でもドローイング連作を展示。部屋を一周するドローイングには何の表題もなく、その絵がその日に何故描かれたのか想像するしかないのが面白かったが、部屋に置かれていた小さな画集の各ページには本人の短いコメントも付いていた。しかし、それを読むとイメージが矮小化されるというか、しかも例えるなら朝日新聞的な視点のコメントが多くて、何だか割とがっかり(元々、朝日新聞の挿絵として描かれたので、当たり前といえば当たり前だけど)。作者の気持ちを知らない方が良い絵だったかも。

 「江戸時代 かながわの旅 −「道中記」の世界−」@神奈川県歴史博物館。 。

 地味なテーマに見えたが、(高齢者層で)混んでいた。まぁ、東海道の街道を少しずつ歩くバスツアーって前から、その年代には人気有るようだし。

 今のところ、自分には深い関心は無いので、興味が有るところだけつまみ食い。各地の名物(食べ物)の紹介とか、鎌倉への分岐ルートが戸塚だったとか、江の島の名物が鮑の粕漬けだったとか(前に本で読んだ話では、江戸で加工して運んできた鮑だとか。全国の土産物が実は東京製みたいな話?)。ところで、当時の江戸からの旅人は普通、1泊目が戸塚宿で、2泊目が小田原宿だったらしい。箱根駅伝で言えば、2区間分。かなりの健脚。私には真似できないわ…

5/3金

 GWだからといって出掛ける必然性はないのだが、天気が良いと、展覧会を消化しないと、という強迫観念にかられてしまう貧乏性。

 「中村彝展−下落合の画室−」@新宿区歴史博物館。

 存在自体、最近気づいた(初訪問の)施設だが、どの駅からも微妙に遠いよ… 中村彝の作品をまとめて見られたのは良かったが、会場の照明はかなり残念な感じ。まぁ、博物館だし な。でも、過去も文化史を中心に、面白そうな展示をしているので、今後もチェックしようかと。

 続いて、竹橋へ。着いたのは16時。混んでいると嫌だなと、常設展を先に。4Fに中村彝の「エロシェンコ氏の肖像」。 いつも有る気がするが、「中村彝展」で鶴田吾郎のエロシェンコ像を見たばかりだったので、少し得した気分。(同じ時に描かれた) この2枚を同じ日に見た人はそう多くない筈。

 2Fでは東京オリンピックの時のデザイン展。こういうのは面白い。今度のオリンピックは東京でやる意味を感じないけど。

 「フランシス・ベーコン展」@国立近代美術館。

 真面目な展示ながら、作品自体はさほど衝撃を受けるものでもなかったが、本人が語っている短い映像が興味深かった。彼は気になった写真(の一部)を、元ネタとして 集めていたようで、 あのヴェラスケスの「インノケンティウス10世の肖像」も(本物を見ずに)写真から描いていたと知り、ちょっと驚いた。

 しかも、ローマに行った時も、「敢えて」見に行かなかったらしい。壊して描いているから気が引けた、的なことを言っていて、その率直さに、意外と良い人 なのか?とも思ったが、個人的には(勇気を出して)行って欲しかった。

 私が、実際に見て「慄然」したというか、その凄さに涙さえ出てきた唯一の絵画なので、ベーコンが実際に見ていたら、絶対打ちのめされたと同時に、その魅力に改めて虜になった筈 。

 目にしているのが、当時の世界最高位の存在でありながら、卑怯で卑劣で猜疑心の強い、残忍な人物でもあったことも、しかしながら同時に、高い知性と鋭い判断力を持ち、友人 にはさぞ魅力的でウィットに富んだ会話をしただろうことも「分かる」。そう、恐ろしいまでに真実(としか 思えない姿)を描いているのだが、それでいて(それだからこそ?)完璧に魅力的な絵画でもある。人がこんな凄い絵を描けるのか…というため息しか出てこなかったあの絵を。

 

 帰りに秋葉原に寄る。気が付けば、3DSのすれ違い広場のお祝いリストの大半が埋まっていて。この際、出来る部分は埋めてしまおうと。

 で、「1日100人」という、意識しないと出来ない項目を、この際、何とかしようと。結果、ヨドの前を中心に、1時間半ほどで達成。夜になって人が減ってきたので、途中から駄目かと思った…

5/2木

 三菱一号美術館に行くのは(夜間開館がある)木曜日と決めているのだが、行ってみたら、館内の廊下に入場列が。ルノワールだから? GW期間中だから? 休日前日だから? ともあれ、並んでまで見る義理は無いので、そのまま東京駅へ。

 「生誕120年 木村荘八展」@東京駅ステーションギャラリー。

 こちらはガラガラ(汗 挿絵画家としての知識しかなかったので、前半の画歴、画家たちの交友関係は勉強になった。というか、当時の岸田劉生の影響力の凄さにはちょっと笑ってしまった。誰もが皆同じように描いている…

 次の開催予定はエミール・クラウス展か。10年前から個人的に注目していた画家が初めて展覧会のタイトルに!  これは行かないと。

5/1水

 映画の日。なので、気になっていた映画を見に(チケット自体は事前に予約)。

 「クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」@TOHOシネマズ渋谷。

 コアなファンどころか、映画もTVも通して見たことが1本もない私が敢えて映画館まで見に行った理由(の一つ)は、今回の監督が「TARI TARI」の橋本監督だったから。 というか、「TARI TARI」に続く橋本監督の新作が「クレしん」と聞いて、それなら行くしかないよな、と思った次第。

 「TARI TARI」が良かっただけに、不安も有ったのだけど、結果的には奇遇だった。この人は「良い作品」をきちんと考えて作ることができる監督なんだと再認識。登場人物ほぼ全員の言動に違和感を抱かずに、最後まで見られる安心感と安定感。「TARI TARI」の上手さがまぐれ、ではなかったことが改めて分かった。こういう佳作を計算して作れる監督が商業作品にはもっと必要だと思う。

 ちなみに、(敢えて見に行った)もうひとつの理由についても、それなりに出番が有って一応満足。(たこ焼き娘役のジェーニャに指導を受けたらしい早口のロシア語もさることながら、「そんなわけあるかー」という、後半のツッコミの切れ味が良かった) ああ、でも、キャスト的にはやはり、中村悠一が上手かったかなと。

 

 鎌倉の世界遺産への推薦が、諮問機関イコモスで「不登録」勧告に。

 まぁ、あれだ。地元民から見ても、今回の「武家の古都・鎌倉」は、地味過ぎるとは思っていた。何せ、いくつかの寺社を除くと、当時から続く「生きた」文化など全然無いし。永福寺跡とか北条 氏常盤邸跡とか、地元民も入ることも出来ない区域で、外から覗き見ても何も無いし。

 鎌倉時代からの歴史が有る土地という、建前論の主張と、現実の状況に差が有り過ぎたのが問題かと。本当は、鎌倉は「なんちゃって古都(風)」(その大半は戦後に「花が多い」等のイメージ通りに観光化された土地)であるところに、観光地としての魅力があるので、それを訴えた方が面白かったと思うのだが、それが世界遺産に認定される必然性は更に無いよな。

 ただ、仮に世界遺産に指定されていたら、近所の切通しとかも、凄く貴重な場所として一部の外国人が目指してくることになった筈で、その光景はちょっと見たかったかも。だって住んでいる住宅地の回りの、丘陵の尾根道、つまりはただの 小道が、ある日突然、世界遺産への最短ルートとかになったりしたわけですよ。(世界遺産は)遠くではなく、見過ごしていた自分たちのすぐ近くにこそある。まるでメーテルリンクの「青い鳥」のような話ではないですか(違