空の蒼さを 見つめていると |
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2019年/今月/eb/Mar/Apr/May/Jun/Jul/Aug/S/Oct/Nov/Dec
Art Cinema Comics Novel Word Past 旅行 あんてな bloc
ひとこと
「世紀の日本画」@東京都美術館。
世紀の、というから、画期的な凄い、という意味かと思ったら、再興院展の歴史100年の、という意味の「世紀の」だった。じゃあ、仕方ないかな… とは思うものの、全体的ながっかり感は否めない。確かに小松均の雪景色の絵とか、「世紀の絵画」と呼ぶに相応しい作品も幾つか初めて実際に見ることが出来たので、損したわけではないのだが、全体的には小粒。テーマ別の展示方法も、後世ほど全体に冴えないのを目立たせないようにする苦肉の策のようにさえ見えてしまったほど。
大正時代辺りの、力の入った作品をもっと見たかったんだけど、現役世代の人達の中での、展示スペースの取り合い的なものがあったりするんでしょうか(と邪推)。でも、後期もまぁ見る予定ですが。一点でも「世紀の絵画」が見られるのなら、 それで良いので。
同じく先行抽選に申し込んでいた、4/6のアイドルマスターシンデレラガールズの1st Liveに落選。
まぁ、キャパシティを考えると元より無理ゲー的な感じは有ったし、私は「プロデューサーさん」でも無いので、落ちて当然なのかもだけど、あの!「こいかぜ」を生で聴ける(であろう)のは恐らくこのライブしかないと思うので、落胆もひとしお。やはり、幸福の総量は等しく設定されているのか… あとはせめて、ライブビューイングを期待するしか…(Blu-ray化も)。
3〜4月の演劇「万獣こわい」の先行抽選で、落選結果。あれ、最近、チケットの先行で落ちたことが無かったんだけど…
熱は下がったので、ほっとする。今月末からまた期限が日々到来するJALのマイルを10,00マイルほど交換。
航空券への交換がベストなのは言うまでもないのだが、この体調では今後の旅行を考える余裕も無いので、他の電子マネー的なものへの交換しか無いかと。1対1.2の比率で昨年交換したwaonに今回も変えようかと思ったが(最近、残額があと少しまでに減ったし)、いつか、旅行をすることになればサーチャージ代はどの道払うことになると思い、1対1.5の比率となるJALのe-クーポンに交換した。しかし、今年、JALで旅行するかどうかはまだ不明。
会社で更に、額が熱く、酷くぼーっとしてきたので、昼に医者へ。貰った薬を飲んで、ちょっと一息つくが、今日も大人しく寝る。
不幸な出来事といえば、例えば体調悪化とか。と昨晩、薄々思っていたためか、帰りの電車で、何だか寒気が。て昨日の今日なんて早いよ。暖かくしてそのまま寝る。
そう言いつつ、今週もまた、日曜夜にイベント。「美佳子@ぱよぱよ」 第649回 (公開録音)@町屋ムーブホール。
ゲストが早見沙織さんということで、初めてのぱよぱよ参加。町屋がどこにあるのかも今回初めて知った位。そんなわけで、今回は参加するだけで十分、と大きな期待はしていなかったのだけど、抽選での座席は、お二人の様子が割とよく見える前方の席で、公録を堪能。
さらに、公録後のプレゼント抽選(座席番号での)に、よもや、まさかの当選。しかもプレゼントを貰った以上に、壇上で受け取った際に美佳子さん、早見さんのお二方と、軽く握手までして頂いたのが、本当、望外の幸運。多分、握手会とかは殆どしたことがない筈なので>はやみん。
あと、頂いたもの(チェキのインスタント写真)は家宝にしますw
これはもう、今年一年分位の幸運は軽く使い切ってしまった感が有るけど、それでも後悔なんかあるわけがない。と帰路、寒い中でも、高揚した気分でNexus2013で時刻表を見たりしていると、Nexusが急に挙動不審な状態に。シャットダウンしようとしたら、シャットダウン動作中にフリーズ… え? こんなに早く、運が悪い状態が訪れるとは(^^;;
強制シャットダウン出来そうで出来ないので、そのまま大人しく帰宅。家のPCで改めて対処法を確認すると、長押し時間が足らなかったことが判明。強制シャットダウン後、とりあえず復帰。しかし、これでプラマイゼロとはとても思えないので、これから暫く、不幸な出来事に出逢いまくりそうな予感… (←あ、だから2月の雪であんな目に…)
ふと思い立って、昨年のクリスマスの少し前から、この日記をもう一度、最初(97年)から読み返していた。昔は3日で読み返せた記憶があったのだが、断絶しかけた時期があると はいえ、17年分(!)を読むのには思った以上に時間が掛かり、結局、一ヶ月以上掛かって、ようやく現在まで追い付いた。
久々に読み返して、思い出したのは、始まった97年が既に(仕事上で)崖っぷち状態だったことw そして職場が変わった99年からの2年間は更に酷くて。日記の更新より、少しでも寝るべきでは、と過去の自分に言いたくな るが、当時はこれで精神の安定を少しでも保っていたのかも。
01年からの2年は、社会人として初めて「暇」が出来た時期なので、今読んでも、無駄にサービス精神満載。内容がいちいち面白かったのだが、その安逸な生活が途中の1年後にああいう事態を引き起こすとは… 03年からの今の職場では、当初は意外と忙しいのに、日記の量は 更に増えていて。途中に挟まれた読書月間(漱石、D.W.ジョーンズ、恩田陸)や、旅行月間が結構、興味深かった。
そういえば、01年以降、展覧会に行くようになり、最初の頃の、画家を少しずつ覚えていく辺りの新鮮さが、今読むと微笑ましかったが、例えば04年の 「ベン・ニコルソン展」辺りでも、自分の中では、数年前に見た記憶として覚えているのには驚いた。感想を書いたからか、それとも記憶の保管場所が1つしかないのか、展覧会の記憶は どれも余り「昔」という気がしない。一方、電化製品を買い替えた話は、10年前がそんなにも「古い」テクノロジーだったのかと、時の流れに驚く。…そうだよな、最初の頃は記録媒体といえばビデオやMDで、ネットだって多分、テレホーダイの時代だった筈(しみじみ)
06年頃に、オペラを狂ったように見ていた時期があったのにも驚く。それ以降の月日は余り読み返したことが無かったが、今読むと後悔というか、考えてしまうところは色々有って。セーブポイントが有ったらというか、もっと違う風に行動すべきだったのではと、今読んでも少しばかり痛い。直接的に書いてないこと が殆どなので、多分、他の人が読んでもよく分からない部分だとは思うけれど。
ただし、過ごしてきたこの十数年が(後悔があったとしても)掛け替えの無いものとして思い出せるのは、こうして(曲がりなりにも)日記を付けてきたからで、そう思うと、ここ数年の日記の飛び方はやはり残念。まぁ、心折れていたり、と已むを得ない時期もあったけど、ここ2年位は単なる怠惰の結果だからな…
というわけで、今年こそは何とか続けよう、と思ってはいるのだけど、こうしている今、既に、半月くらい更新が遅れたまま… やはり、日曜夜のイベントが鬼門だと思う…
ちなみに、一通りとまでは言わないにしろ、ある程度まとめて読んだことのある方はどの位いるのだろうか。恐らく、そうそういないとは思いますが、そういう奇特な方は、何かの際に、感想でも残していって頂けると幸い。この年月は、他人から見たらどう見えるのかというのも、少しばかり興味があるので。…きっと、叱責されそう(^^;;
有休取得日。 実はキャッシュカードが磁気カードのままなので、さすがにICカードに切り替えようと、口座のある支店に寄るが、多くの人の給料日ということで、60分待ちの表示。分かってはいたけど、他の人と調整すると、どうしても休みが月末近くに… 無駄に並ぶ意味はないので、band sakuraの代金だけATMで振込みし、カード変更はまた今度に(と思って、はや5年…)。
銀座に出て「秋山祐徳太子 大博覧会」@ギャラリー58へ。昔の都知事選の時の腕章等の展示を見ていると、ご本人が顔を出して、細川候補のポスターの顔が悪い、と言われていたのが、おかしかった。アーティスト的にはまず、そこなんだ。
続いて上野で、「遠藤彰子展」@上野の森美術館と「クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美」@東京国立博物館へ。
遠藤彰子は府中市美術館以来(2004年?)の大規模な個展だと思うけど、画面の巨大化は更に進んでいて、その膨大な質量に圧倒される。以外の感想が浮かんでこない(蛸が好きなんだな、とは思 ったけど)有り様。
しかし、個人的に一番驚愕したのは、小2の時の生物画。一見小学生らしい、太い輪郭線のシンプルな絵なのだが、大胆な色使いといい、迷いのない的確な輪郭と言い、完全にちゃんとした絵になっている! 物心付いた頃から描き続けてきたという本人からすれば、小2でも初心者ではなかった筈で、セザンヌを意識して(!)と自伝風のチラシには書いてあったが、普通の小学生はセザンヌを真似して描いたりしないよな。栴檀は双葉より芳しというか、持って生まれた絵のセンスは最初から違うんだと驚くしか。で、その延長線が、今のあの絵なのか… というか、数十年後にどんな絵を描いているかと思うと本当に恐ろしい(多分、更に画面のインフレ化が進むのではと)。
「クリーブランド美術展」は印象派中心の展覧会が来た時に、日本画部門が何故来ないの?と思った者としては嬉しかったが、期待が大きかった分、肩透かし感大。平成館半分だし、こんなものかなと… でも、何故かルソーの絵も見られたのは、ちょっと得した気分。
時間的には「世紀の日本画」も行ける筈だったが、急に頭痛がしてきたので、大人しく帰宅。途中、地元のドラックストアで、ロキソニンを購入して帰る。waonが使えたので、waonで支払。一年前に期限切れ間近の10,000マイルを12,000円分のwaonに替えたあと、生活圏の中でwaonの使い道が殆ど無くて、帰りに時々、FamilyMartで飲み物を買う時位しか使わなかったので、未だに半分くらい残っていたのだが、他のものも含めてドラッグストアで使うと、あっという間に3000円位消費。…この一年何だったんだという気分。
band sakura当選、後ろだったけど、ほっとする。
「いやげもの展」@parcoミュージアム。 みうらじゅんの土産物コレクション展というか、展示物のオーラは(いやげものだけあって)今一つな感じもあったのだが、会場で上映されていた、本人による展示物の紹介映像が面白過ぎた。
土産物屋の片隅にある、売れずにいつか無くなってしまうであろう「いやげもの」(←本人の命名)をある時から、いわば民俗学的な使命感で収集し初めたらしいのだが、よくよく見ると欲しくないものばかりなので、見かけたらまず手に掴み、嫌だと思う前にそのままレジに直行するという、苦行僧のような行動をしていると本人自ら語っていた。確かに、思い付きとしては私もよく分かるし、一種類位なら、やってみようかと思わなくもないけど、これだけ長年、要らないもの(例えば、ゴムヘビとか)を集め続けるのは、やはり嫌としか言い様がないw
40分位も掛かった話の中で、一番感動的だったのが、ヤシの実を加工した人形?の「ヤシやん」。余りにもヘタな動物や人の人形らしい「ヤシやん」を集めている内に、浜辺のある各地で買って来た、「ウサギっぽい」何かや、「おっさんぽい」人形達が、有る日突然、元ネタが皆「ポ◯イ」「ド◯ルドダック」といった洋物のキャラクターであることに(並べて見て)気付いたという(ウサギは多分「バッ◯スバニー」)。この天啓の興奮は想像できる。こういうことがあるなら、コレクター冥利に尽きるとさえ言えるかも。まぁ、なんの役にも立たない話だけど。
昨年のクリスマスに到着した「めぞん一刻」のBlu-ray Box 1だが、一ヶ月近く考えた末に結局、amazonに返送。
今回の27%引きで28,545円に対して、例えばバンダイビジュアルで見るだけなら、パックで4,000円程度という価格差も大きかったのだが、正月が過ぎてからようやくamazonの箱を開けてみたところ、Boxとほぼ同じ大きさの、Tシャツを封入した箱が特典として付いていたのを見て、何だか萎えた。
多分、自分の中では、Boxの外に余計な物が付けるセンスが割と許せないのかも。というか、このTシャツ、要らないだろう。
返送は「いろは」のBlu-ray Boxを返送した時と同様、「はこBOON」に登録して、ファミマから発送。Yahoo! JAPANと紐付いたサービスなのが、個人的には嫌では有るのだけど、普通に、郵パックや宅急便で出すよりも僅かながらも安いので。隣接県で580円位。
というわけで、約28千円が戻ってくることに。有効に使わないと。そういえば、6月に関係作品の全部入りで発売されるらしい「カレイドスター」のBlu-ray Boxが5万円弱というのに(昔のDVD-Boxは10万だったけど)手が出せないでいたけど、3万弱戻ってきたと思えば、買えなくもないような。って、むしろ、価格上がってる よ!
まぁ、「カレイドスター」はやはり手元に欲しいですけど。でも、まぁ、最終回前後しか見返さないかも(汗
そして、週が変わっても、トラブル処理は続く… まぁ、今日で大体、目処はついた筈だけど。多分。
「あおい・さおりの成人式」(昼・夜)@舞浜アンフィシアター。
アンフィシアターというか、イクスピアリに一日滞在する居心地悪さにも段々慣れてきたw 基本的に司会目的だったわけですが(あと、あやねる)、夜の部での、かやのんシークレットゲスト登場(舞台下から)が、会場的にも、個人的にも一番盛り上がったところかも。デビュー当初、凄く好きだったので(今も嫌いじゃないですけど)、初めて(しかも間近で )そのお姿を拝見できて得した気分。
桜さんのライブにはここ暫く行ってなかったのだが、band sakura位は参加したいと思って、申込。…あれ、昨年もband sakuraは行ったんだっけ?
「凪のあすから」が、今年(2クール目)になってから見違えたように面白くて。というか、1クールを使って、この設定を準備してきたという贅沢さが、今どき凄い。久々に次週が待ち遠しい。ちなみに、この土地ではTV放送が無いので、放送といえば23時のニコ生なのだけど。
というわけで、「凪のあすから」で盛り上がっていた関係で、事前に情報を聴いて、絶対聴かなきゃ(でも怖そうなので聴きたくない)と思っていた、小野不由美のホラー小説のラジオドラマ放送(NHK FM)、聴くのを忘れてた… まぁ、それで良かったような、良くなかったような…
朝、会社に行ってみたら、トラブル対応で一晩過ごした上司が。その対応の続きと、通常業務を少ない人数でこなす羽目に陥って、忙しい…
「シャヴァンヌ展」@Bunkamuraザ・ミュージアム。
シャヴァンヌはいつ頃からかは分からないが、気になっている、好きな画家の一人。その代表作がパンテオンに有ると知って、学生の時、パリで一週間美術館を回った時に何故行かなかったのかと後悔した位。なので、数年前にもう一度、パリに行った時は勿論、パンテオンへシャヴァンヌを見に行った私。
なのだけど、それ以外に意識して見て回ったわけではないので、こうして代表的な壁画の一覧(会場に有った)を見ると、行ったことのない場所が沢山有りますね(当たり前だけど)。ソルボンヌ大学の大講堂みたいに、普通に行っても普段はまず見れない筈のところもあるので、「制覇」するのは余り現実的ではないけど、でも、アミアンとか、リヨンといったフランス国内の壁画をいつか少しずつでも回ってみるというのは有り、かも。少なくとも夢の1つには加えておこうかなと。
寒いけど、横浜で途中下車。
「籔内佐斗司展 やまとぢから」@そごう美術館。
籔内佐斗司は「せんとくん」の前辺りから、関心を持っていたのだけど、初めてまとめて見たところ、…思った以上に特に何も感じなかった(^^;; 普通に出来が良い分、引っ掛かるところが無いというか… 後半のコーナーでの、昔の仏像の修復展示は、興味深かったけど。
西口のモアーズまで足を伸ばし、中の東急ハンズへ。駅近くに移動したのは良いけど、フロアーまでの移動とか、結構面倒。というか、今回の広さだと、今一つ中途半端… せっかく来たので、机の修復用グッズを探す。天板の端がかなり削れてしまっていて、肘がずり落ちるというか、部屋着がささくれ立ってしまうのが前から気になっていたのだ。
根本的治療としての木工パテと、とりあえずの保護用テープを購入。帰宅してから、パテをごく少量で試すが、大きく欠落しているので、復元までは思ったより大変そうな感じ… で、机の前面の角を包むように保護用テープを左から右まで貼ってみたら、とりあえず、服が擦れる件に関しては用が済んだ(^^;; 見た目が多少アレだが、もしかしたら、これ だけで十分かも?
430個の花を咲かせた末に、ようやく、金のジョウロ、達成。
これで、すれ違いを続ける理由はとりあえずもう無いかな… まぁ、ガーデン(と2週目の迷宮)だけはもう暫く惰性で続けそうだけど。
3連休最終日は家で大人しく(新番組のチェックとか)。読み易さ(主に自分の)向上を図って、ここのフォント指定等を今月分から変えてみたりしたのだけど、どう見えるかな…
「16th DOMANI・明日展」@新国立美術館。「木島櫻谷」@泉屋博古館分館。
木島櫻谷はまとめて見るのは初めて。チラシ表面の絵「寒月」は、文展出品時に、漱石がボロカスに貶した絵だということで、その辺の経緯が図録に書いてあった。それしても「不愉快な点においては決してあの鹿(昨年の櫻谷の作品)に劣るまいと思う」って、未来ちゃんですか、貴方は。不愉快ですっ(cv.種田梨沙)。
まぁ、図譜の説明を読むと、漱石の理屈もある程度、分かるのだが、当時の新しい岩絵の具を使用し、ザラザラとした絵肌を構成したという画期的な新しさをついぞ認識出来なかった、漱石の「見方」の限界(よくも悪くも素人目線だから)も今にしてみると分かる。ところで、こういうのってまさに昨年の「夏目漱石の美術世界展」みたいな話だと思って、ぐぐってみたら、この「寒月」の感想が随所に。…あれ? 見た記憶が全く無いけど。いや、さすがに一年前に見たら、覚えている(と思う)絵なので。多分、展示替え後の展示だったのではないかと…
三連休初日。天気も良かったので、再び?初もうでに地元の寺社へ。今日は混んでなかったので、鎌倉宮と荏柄天神に続き、(普段はしない)八幡宮までお参りしてしまった。とりあえず、これで自分の中での新年のお参り行事は達成。おみくじは吉だったけど、まぁ、良しとします(といっても、自分が引いたおみくじで、大吉とか見たこと無い私)。
往復は(歩いて行ったので)、TARI TARI含む昨年のジョイントフェスティバルLIVEのPRラジオを聴いてみたりと。ジョイントフェスはチケットが取れなくて、当日、なぜか京都の映画館でライブビューイングを見た思い出が有るのだけどw、あれからもう9ヶ月か。そういえば、TARI TARIの橋本監督が、ソールイーターノットのTVアニメをやるという情報が。シリーズ構成も込みなので、きっと、TARI TARI並に丁寧に構成された素敵な作品にしてくれるのではないかと期待大。主役の内、二人は、あおさおコンビだし(多分、初の)。
「かぐや姫の物語」@ムービル4。
109シネマズ系だと千円の日なのに、場内はガラガラ。やはり人気がないのか… もっとも、この映画館自体、夜には人が入らないような…
「おもひでぽろぽろ」に耐えられず「ぽんぽこ」も「山田くん」も避けてきた私は、高畑監督の良い観客ではないのだが、今回の作品が極めて高い水準で、きちんと完成していることは間違いなく。主人公のリアルな感情表現としては本当に素晴らしく、十分に満足。見てよかった。
ただ、私が知っている、昔読んだあの「竹取物語」という物語については、元々こういう、リアルな「人」として読む必要性がどこにあるのか、というか、今までそういう風に読もうとしたのって、むしろ高畑監督くらいなのでは?
ところで、月からのお迎えが来迎図になっているのは、どうなんだろう、と見ていてちょっと気になった。まぁ、地上の人にとってはそう見えているという説明なのかもしれないが、ここで来迎図のイメージを使用したら、月の世界が 賑やかな極楽浄土になってしまうわけで。正直、あのイメージ借用だけはややがっかり。とはいえ、昔から来迎図の時の音楽は実際にはどんな感じかと想像していたので、久石譲による音楽はなかなか興味深かった。なるほど、ああいう陽気な感じはありかも。個人的には来迎図の楽団にはもっとゴージャスな音色が合うと思うのだが…
というわけで、今日こそはとロフトに寄って、手帳を購入。しょうがないので、一週間タイプの中で、書き込むスペースが多いものから選択。
帰りに手帳を探してこようと思うが、余りに寒いのでそのまま帰宅。
職場の建物の中で、恒例の新年会。
仕事始めから事件勃発! とかいうようなこともなく、ごく普通に一日が終わったのは何より。
最後に、もう一種類の、2013年の個人的ベスト10として、記憶にまつわる展覧会から。このテーマだとやはり、写真展が多いなと。
1.「記憶写真展」@目黒区美術館
2.林ナツミ「本日の浮遊」@スパイラルガーデン
3.「佐脇健一展 未来の記憶」@目黒区立美術館
4.「アンドレアス・グルスキー展」@国立新美術館
5.「米田知子展」@東京都写真美術館
6.「この世界とわたしのどこか 日本の新進作家vol.11」@東京都写真美術館
7.「始発電車を待ちながら 東京駅と鉄道をめぐる現代アート 9つの物語」@東京ステーションギャラリー
8.「空想の建築―ピラネージから野又穫へ―」@町田国際版画美術館
9.「観光地鎌倉と鎌倉彫 −近代鎌倉のガイドブック−」@神奈川県歴史博物館
10.「生誕140年記念 泉鏡花展」@神奈川近代文学館
1は昔の市井の人々、あるいは普通の町並みを写した平凡な写真が、時を経て、その時代という普遍性に変化する様をテーマにした、意欲的な展覧会。
2は(何十回も繰り返し飛ぶ内の1枚という)意外と体育会系的な手法で撮られた「ジャンプ中のセルフポートレート」が持つ、固定化された瞬間の魅力。
3は風景を未来から廃墟として見たような、どこか懐かしい(人の気配のない)オブジェのコレクション。
4は鮮明に作り出される、リアル過ぎる風景イメージの強烈さ。
5は記憶をテーマにする写真家の筆頭として。但し、(知らなければ普通に見える)過去の大事件の跡地を写しても、やはりそれは普通の風景のような…
6は稚拙ながら記憶をテーマにした新進写真家達の取り組み。一番印象的だったのは、(自分が過去に見た筈の)既に無い鎌倉の風景だったけど。
7は観客のSuicaの購入履歴(の路線)を地図の上に光線で再現する作品とか、鉄道をテーマにした興味深い作品が多かった。
8は期待よりは物量ともに不足だったけど、空想の廃墟が、野又穫の廃墟(廃墟の渋谷!)の絵に繋がる展示空間の想像力に。
9は観光地鎌倉がいかにして作られたかという歴史的記憶の検証と、自分の住宅地の造成前の写真という、更に過去に遡る記憶に出会えたことで。
10は同様に、自分の街や住宅地が、鏡花の作品世界と繋がっていることの再確認。
電話が鳴ってるよ、電話が鳴って、いるよ〜♪
最後にもう一度、近くの神社にお参りに行こうかと思っていたのだけど、寒くて出掛ける気になれず。結局、某ラジオ番組を聴くだけで終わった気がする今年の正月。まぁ良い、のかな?
昨日に続いて、知的好奇心的な意味で興味深かった2013年の個人的ベスト10を。
1.「チョコレート展」@国立科学博物館
2.「花咲く 江戸の園芸」@江戸東京博物館
3.「ルーヴル美術館展―地中海 四千年のものがたり―」@東京都美術館
4.「勝坂縄文展」@神奈川県立歴史博物館
5.「魔性の女」挿絵展@弥生美術館
6.「深海」@国立科学博物館
7.「カリフォルニア・デザイン 1930-1965」@国立新美術館
8.「幕末の北方探検家 松浦武四郎展」@静嘉堂文庫美術館
9.「華麗なるインド神話の世界−神々が結ぶインドと日本−」@横浜ユーラシア文化館
10.「華麗なるインド―インドの細密画と染織の美」@三鷹市美術ギャラリー
1は固形のチョコレートを食べられるようになったここ百年位の歴史の中に、自分たちが属している幸福を教えてくれたことに。
2は万年青の葉の斑の入り方で値段が高騰したという、江戸の武家の園芸趣味の今では分かりにくい美意識と、どこか現代に通じるマニアックさに。
3は教科書のような、広く目配りされた、教養の有る展覧会の楽しさ。
4は縄文の土器を分かり易く説明しようという、主催者のサービス精神に。
5は前から興味がある分野なので。
6は科博らしい、知らない世界を教えてくれる展示。ちょっとNHKとの宣伝臭があれだったけど。
7は時間がなくて駆け足で見たのが残念だが、1つのデザイン文化を多くの情報できちんと説明している、数少ない展覧会。
8は量的には不満だったが、一畳敷のあの松浦武四郎の資料が静嘉堂にあるという驚き。
9はインド神話をビジュアルで理解させてくれたことと、こういう絵を日本のコレクターが収集していたことの面白さ
10は牛にマンゴーの葉だけ食べさせ、黄色に輝く顔料となる糞をさせるという、マハラジャでなければ出来ない手間暇を掛けたインド細密画の世界の興味深さ。
1月からの手帳を調達するため、横浜へ。ついでに横浜美術館の「下村観山展」へ。横浜美術館は、震災の後、どさくさに紛れて木金の夜間開館を止めたままの、公共的な理念に欠けた美術館なので、基本的にはもう行きたくないのだが、下村観山は前から気になっている画家なので、止むを得ず。
何が気になっているかというと、あの滑っとした気持ち悪さ。登場人物の快活でない表情と言い、背景の樹々が苔に覆われた感じと言い、妙な滑り気が印象的。私の数少ない、苦手な食べ物の1つに、煮た椎茸の柔らかい切れ端が有るのだが、あれと非常に近い何か。どうしてそういう絵を好んで描いたのか、前から気になっていたのだ。…つまりは、苦手なものの正体を見極めたい的な?
というわけで、せっかく見に行ったのだが、その答えは今一つ得られず。ただ、気持ち悪くない、さっぱりとした観山の絵(も結構あった)は逆に余り惹かれず。 あの気持ち悪さは、椎茸の旨味みたいなものなのか。
おまけに手帳は、有隣堂にいつも購入しているタイプのがなく、徒労に。ネットで買ったほうが早いと思ったのだが、改めて確認したら、そのタイプ自体、今年から廃止になっていた…… B6サイズで、1頁2日分って便利なのに… 世間ではニーズが無
いのか。どうしようか途方に暮れる。
ところで、年末に書きだした2013年に見た展覧会から、毎年恒例のベスト10的なものを3種類選んでみた。今日は、まず正統的な2013年のベスト10から。
1.「狩野山楽・山雪」@京都国立博物館
2.「貴婦人と一角獣展」@国立新美術館
3.「夏目漱石の美術世界展」@東京藝術大学大学美術館
4.「エル・グレコ展」@東京都美術館
5.「アントニオ・ロペス展」@bunkamuraザ・ミュージアム
6.「書聖 王羲之」@東京国立博物館
7.「当麻寺展」@奈良国立博物館
8.「奇跡のクラーク・コレクション」@三菱一号美術館
9.「野中ユリ展〜美しい本とともに」@神奈川県立近代美術館鎌倉別館
10.「たまもの 埼玉県立近代美術館大コレクション展」@埼玉県立近代美術館
(前半は特に)割とオーソドックスな選択かと。若干、補足するとこんな感じ。
1は京博ならではと納得の圧倒的な重量感。
2は華やかな展示空間の素晴らしさに。
3は漱石による悪口と、その対象の絵を同時に並べた演出が楽し過ぎ。
4は久々に一人の画家(ルネサンスや、あるいは近代以降でない)についてのまともな展覧会を見たという印象。
5は作者とその絵がとにかく凄くて。エリセの映画を見たと同じくらいの奇跡感。
6は東博の底力を見せ付けるタイプの展覧会として。
7はいわゆる御開帳的な有り難さ。この年、あの曼荼羅を見たことは今後何十年も自慢出来る気がするのでw
8は上質のルノワールだけが呉れる無上の幸福感(と交通が不便な現地のクラーク美術館までもう行かなくて良いという安心感)。
9は鎌倉の近代美術館の素敵さを象徴するような、美しい展示。そして、それが歩いていける(結構歩くけど)地元に有ることの幸せ。
10は、「ターナー」とか「ベーコン」とか「白隠」とか普通に充実していた特別展を選ぼうかと凄く悩んだのだが、日本の展覧会に滅多にない、お腹一杯になるまでの物量を思い切り展示した、お祭り的な空間のことはやはり誰かが記憶に残しておくべきと思って。
あとの2種類は後日。
有楽町の火事で交通が乱れているようなので、今日も近所の神社まで足を伸ばすが、さすが観光地、どこも行列していたので、お参りせずにそのまま帰る(^^;; とりあえず今日も、昨日の続きを聴けたので良いか(良いのか)。
引き続き天気も良いので、近所の寺社に初もうでした後、丘陵を久々に端まで北上(約12km)。港南台のタカシマヤで、西利の福袋(1千円)を買って帰る。10年前と同じパターン?
長く歩くときは大体、携帯playerにネットラジオ番組を入れるのだが、正月らしく笑えるものをと、昨年7月から始まった、(一部では著名な)全方位disり番組を1回目から改めて続けて聴いてみる。……酷過ぎる(褒め言葉)。
プロバイダーから容量増やしたメールが届く。今日から一応対応していたらしい。というわけで、新規にupできるようになったので、昨年の6月以降1ファイルの「今月」で6ヶ月通していた状態(ひどい話だ)を改め、2013年を一月ずつのファイルに分割。ついでに、日記を書けずにいた時期のメモも全部転記したのだが、余りにも簡単なメモ過ぎてすぐには(あるいはもはや)補完が困難…
しばらくの間、公開せずに少しずつ補記しようかととも思ったけど、それもどうなることかわからないので、最低限の(個人情報駄々漏れな)ところだけは修正して、あとはそのままup。なので、1年分ファイルが作成されたからといって、内容には特に期待はしないで頂ければと。2012年のメモ書きupと同じようなレベル。
あけましておめでとうございます。 今年は、派手に何かをやってみせる!とかいうよりも、長い目で見て少しでも前進できるような持続力を目指そうかと。あと、そのためには、健康第一ですよね、やっぱり。といっている側から、元日の暴食で既にお腹が痛いのだけど…
ところで、昨日、2013年に見た展覧会の一覧をupした後で、途中で切れているのを発見。Ordered Listタグで余り長いリストを作ったのがいけないのかと、一生懸命、不要な箇所を縮めたり、色指定を削除したり、リストを2枚に分割したりして努力していたが、上手く行かず。その内に、これってup容量の上限に達したためでないかと、ようやく気付く。公開していないファイルを削って何とかup。
で、本日。普通では見つからないような設定状況を探したところ。プロバイダ契約上の無料上限10MBに対して、全量使っていることを確認。というか、10MBって今の時代、余りに少なすぎだろう… これまでの16年間の日記とその他のファイルの合計が、その中に収まっていたことの方がむしろ驚き。この機会に他の場所を探すとか、過去ファイルの公開自体を止めるとか色々考えたのだが、とりあえずは、10→15MBに増量することに。 これだけで月200円取られるのだが。
ちなみに、光で2年契約なら200MBまで無料って格差付け過ぎ。せめて支払額の増加は避けるため、アドレスに付与しているウィルスチェック(有料)を解約しようとするが、買収された会社からの移行アドレスのため、ネットで申込出来ず。平日に電話するしか無いらしい。ネットのサービスなのに… あ?容量増量も実際に反映するのは休み明け?