空の蒼さを 見つめていると

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21th Century 週記 Art Cinema Comics Novel Word 小野不由美 
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2000年1月

1/30

  癒しの葉」を読んだ以外は、何も言うことのない、というか言い様のない、 いつもの休日。

 

Novel 江國香織「なつのひかり」集英社文庫

 何だか、村上春樹 を思い出させる。奇妙な登場人物、奇妙なもう一つの世界、そして、文中で繰り返し挿入される 「……の話をしよう」というセンテンス。登場人物は、皆何かを探し、最後に訪れるのは、 感傷的な喪失感。

 良い意味で投げ遣りな主人公は江國香織らしいのだが、しかし私の場合、こういう作品を 江國香織に望んではいない、と思う。

 

1/29

 何というか、ぼろぼろでへろへろでふらふらな一週間だったです。咳も止まらず。その仕上げに?臨時の報告作業のため、今日は出勤して仕事。



 帰りに、せめてもの慰めとして椎名林檎の新譜2枚と紫堂恭子「癒しの葉」6巻細野不二彦「ギャラリーフェイク」18巻「バーズ」をようやく買う。

 ……ああっ、「羊のうた」なグッズの申込み締め切りが既に過ぎている!(T T) う〜む、今月の「実質破綻先」状態がこんなことにも影響を…

 

1/26

 今週は、今迄の累積債務が支払不能状態に。というか、要は、いつも以上に時間に追われている。どんなにばたばたとあがいても、ひどく遅れた状況を取り戻せないまま、という絶望的状況。その一環として、早帰りなのに、本社の方に処理を至急で依頼するために夕方、書類持込。



 でも、その前に本屋で「アフタヌーン」「ウルトラジャンプ」くらいを買ってから向かってもバチは当たらないよな…

 「アフタヌーン」は何と言ってもとりあえず富沢ひとし「ミルク クローゼット」。どうやら、また「駄目な子」の話らしい(^^; 「ウルトラジャンプ」は細野不二彦「タケルヒメ」を初めとしてパラパラと。今回は、平野耕太「ガンマニア」だけで定価の価値は充分だが、いつのまにか、かつてのようにオタク度というだけでなく、質の上でも、非常に密度の濃い雑誌になってきたのに驚く。両方ともこれから暫く、購入していく必要有りと。

 などと、現実逃避していられるのは一瞬のことで、憂鬱な現実はまだまだ続く……。

 

1/22

 明日の試験の受験票を探す…あれっ、無い。どうやら会社から持って帰ってこなかったままのようだ。というわけで、幸か不幸か、受験&試験勉強せずに済むことに(笑) まぁ、その分、仕事しないといけないので余り状況は変わらないのだが。でも、さし当たって今日は何もせず。



 先週のように、風邪で何も出来ない休日といえば、部屋でぼーっとしている他無いわけで、本棚から何やら引っぱり出して眺めてみたりする。

 先週そうやって(久々に)見たものの中では、「足立美術館所蔵 榊原紫峰名品展」という画集が良かった。

 榊原紫峰というのは、一時代前の日本画家なのだが、鳥を描くのが非常に上手い画家だった(逆に猫の絵は全然似ていないのが笑える)。特に雀の群を描かせたら、その一羽一羽の考えていることまで分かる気がするくらいの絶品。多分、榊原紫峰は雀を描くことでは世界一の画家だったと思う。画集ながら、見ていて幸せ。

 

Novel 江國香織「流しのしたの骨」新潮文庫

 前回、書きそびれたことだが、文中の親子が家事の合間に本を読む、というシーンが 有って、「私」が母の代わりに読んでみせると聞いていた母がくつくつと楽しそうに笑う、その本、というか 引用された文章は何と、金井美恵子のエッセーだった(読んだ記憶が有った)。

 江國香織金井美恵子。ちょっと意外な感じだったが、この前、本屋の江國香織コーナーに 置いてあった、「性愛を書く」だか「読む」だかいう、女性作家へのインタビュー集を読んでみると、 彼女は好きな女性作家という問いに対し、金井美恵子を挙げていたので、へぇと思ったりも したのだった。

 ちなみに、引用箇所がどこだったか気になったので、今日、金井美恵子のエッセーや単行本 (のあと書き)を本棚から抜き出しては探してみた結果、ほどなくそれが、「本を書く人読まぬ人とかくこの世はままならぬ」PARTU「電子小説の未来」 であることを確認した。金井美恵子の小説は必ずしも、リーダビリティに溢れているとは 言えないのだが、エッセーには悪魔的としか言い様のない面白さが満載で、 こうやってパラパラ読み返すと、ついつい読みふけってしまったりするのが、 難点といえば言える。くつくつと笑ってしまうかはともかく。

 

1/21

 そんなわけで、「月の影 影の海」を読んだ以外は、何も変わらず、風邪も治らず、一週間が過ぎていく。風邪は、さすがに熱は完全に下がったのだが、のどのハレは引かず。今でも時々、呼吸困難になって、咳き込んでいる…いわゆる「風邪をこじらした」状態?

 そんな中、ようやく掴んだ週末ではあるが、日曜は試験(ちなみに全く勉強していない)。ということは明日は、試験勉強(泥縄or徒労とルビを振る(笑))と仕事。明後日は、試験と仕事… ううっ、何だか全然楽しくない気がする(^^; とりあえず、明日寝られるのだけが救い。

 

1/17

 あ。という間に「月の影 影の海」を再読してしまう。悲しい。せっかくなので解説について言えば、今回の解説は堺三保。まぁ、無難な解説なのだが、手を抜き過ぎ。どうせならもっと気合い入れて書けばいいのに。



 例えば、同じく講談社文庫で小野不由美が解説を書いている、斉藤肇の傑作ファンタジー「魔法物語」との、そこまでやるか的な?容赦のない世界観との共通さを指摘し、この時期の日本のファンタジーの深化について語る、とか。

 あるいは、初版「月の影 影の海」で参考文献の一つとして作者が挙げた時、ほとんどの日本人が読んだことが無かったと思われる「封神演義」が、その後ジャンプで漫画化までされてしまったように(私も、この本で知って、設定をリファインすれば今でも受けそうなストーリーだなと思いながら読んでいたので、漫画化された時は非常に驚いた)、大きな流れとなった東洋風ファンタジーの流行と、しかしこの十二国記の違いを語ってみせる、とか。

 私のような素人にも幾らでも考えは出てくるのだから、プロとして、売らんがための惹句だけではなくて、何か書けそうなものだろうと思うのだが。

 

1/16

 今一歩のところで、風邪が治りきらない。引き初めの37度は気付きもしないが、続いている場合、ここで留まっているのも、割とだるいもので。



 …仕事もしないといけないのだが、当然やる気がせず、「月の影 影の海」を講談社文庫版とX文庫ホワイトハート版で比較してみたり。

 う〜む。漢字変換(というか元に戻しただけ?)が本当に(例えば、ほんとう→本当、のように)多い。しかも、言い回しの変更も思っていた以上にかなり有る。これは、再度推敲した、と言っても良いくらい。講談社文庫版が完成、ということなのか。

 それより問題なのは、ネタバレ&……な帯かも。特に「あなたに送る永遠の愛の物語」「愛と勇気の冒険ファンタジー」…って、一体?(^^;;;

 「愛って、愛って、何だろう?♪」(歌とウクレレ:三本松番太郎)

 

1/15

 1/12、関東地方が冷え込んだ夕方に、いきなり風邪を引く。瞬殺としか言いようがない、やられ方である。

 しかし、私のいる業界は、親か自分のどちらかでも死にでもしない限り、まず休めないようなところであり、実際に仕事の方も追い込まれたままなので、マスクをしたまま残りの二日間を出勤する。

 それにしても、ここまで酷いのは5年くらい前に肺炎になった時以来。のどが苦しくて、声が出せないというのが辛い。大体、マスクをしないと辛いという状態に陥ったのは、今回が初めてだと思う。ともあれ、5年前と比べて、「冷えピタ」が存在していることだけが今回の救い(笑)。



 ふらふらなまま、昨日は講談社文庫版「月の影 影の海」上下巻を回収して帰る。

 こちらではイラストは一切無、らしい。個人的には十二国記の世界は、山田章博の表紙/挿し絵と完全に一体化しているので、残念ではあるのだけど。変な表紙を付けられるよりは良いかというところ。

 今回、仮名を漢字に戻すなど若干の加筆訂正があるということなのだが、最初の辺りを読んだ限りでは、漢字以外の訂正があるのかは分からず。難しい漢字の方は、これでもかって言うくらい、出てきますが(笑) 蟀谷、眦…振り仮名が振ってなかったら読めないって。でも「屍鬼」の時もそうだったし、本来の小野不由美の文章の漢字比率は通常の作家より、かなり高いのかも。

 とりあえず、読むのは一時中断。こういう体調で、上巻の最後辺りを読むのは多分辛いので。これが「図南の翼」だったら、迷わず読むんだけど。



 …熱は、37度台まで下がってはいるのだが、まだのどの腫れは退かず。明日中に全回復出来るのだろうか。

 

1/11

 先週、TVニュウスで、天才のアイちゃんが達成した新記録について報道していた。

 と言っても某卓球少女ではなく、犬山の霊長類研究所だったか、モンキーセンターだったかにいる、チンパンジーのアイの方の話である。普通、人がぱっと覚えられる数字の配列は、7桁位までらしいのだが(何でも「Magical seven」とかいうらしい)。実験の結果、アイも5桁は軽くクリアすることが判明したという。



  私がまだ大学生でしかも「教養部」に属していた頃の話なのだが、私がいた大学の教養部には「遠足」とでも言いたくなるような、一泊二日の「旅行」が教務課主催で年に7,8回行われていた。毎回希望者を募り(30名くらい)、土曜のお昼時に、正門前からマイクロバスで(笑)出掛けるその「旅行」は、例えば飛鳥へ行くとなると古代史の大家である教授が随行して色々解説してくれたりするアカデミックさと、他学部の人と話せる機会の一つという以上に、一泊二日食費交通費込3000円という破格のコストパフォーマンスが何と言っても魅力で、私を含めたリピーターを大勢生みだしていた。

 その「旅行」の趣旨の一つとして、各地に存在する、大学の施設を訪ねて、どういうことをやっているのか聞く、というのがあり、能登半島の地震研究所に行ったり、北山の演習林に行ったりしたのだが、訪ねた施設の中には、犬山の研究所もあったのだ。



 当時、アイは既にいたような気がするのだが、10年も前の話なのでその辺は曖昧。しかし、その実験用ケージに交代で入ってみて、モニターの内容に合わせて、マークを押すという(正解すると下からエサが出てくる)、実験を試しにやらされた私達の成績は、不本意ながら非常に芳しくなく、相手をしてくれた助手の人が最後に言った言葉が、「君たちは、(チンパンジーより)出来が悪いですね」だったことはよく覚えている(^^;

 そんなわけで、アイのニュウスを見る度に、チンパンジーに劣った人間としては(笑)、感慨深いものがあったりするのだった。

 

1/10

 こちらで評判の高い佐藤史生心臓のない巨人」を読んでみる。なるほど。私の場合、SF系(思弁系)少女漫画というのは昔の萩尾望都辺りまでしか把握していない(←無知)ので、その完成度に納得すると共に、こういう作品が現在も描かれているのが、かなり不思議でもあり…

 

1/9

 今年初めての映画。

Cinema ジム・ジャームッシュゴースト・ドッグ

 「ミステリー・トレイン」までしか観ていない私にとって久しぶりのジャームッシュ映画。何というか、非常にゆっくりとしたテンポの作品だった。ストーリーだけを取ってみれば「男達の〜」みたいな、燃え燃え系?のガンアクションと相似の筈なのだが、音楽と言い、演出と言い、そして何と言っても主人公ゴースト・ドッグの性格設定といい、かなり肩すかしをくらってしまう。言ってみれば、瞑想的ギャング映画?

 他言語の間のコミュニケーションのおかしさとか、ジャームッシュらしいところも随所に見受けられ、決してつまらなくは無いのだけど、「武士道とは死ぬことと見付けたり」とか再三、「葉隠」を引用されても、日本人の私としては却って困ってしまうような。

 画面的には相変わらずの名キャメラマン、ロビー・ミューラーが複数のイメージを取り込んだ美しい画面(物語上、夜景が中心)を作り出していて素晴らしいのだが、ジャームッシュはやはりモノクロの方が良いと思う。

 

1/8

 何か買うべき作品があるような気がしたので横浜の「森」に行くが、今現在の私に必須なComicsは見当たらず何も買わずに店を出る。良いんだか、悪いんだか。

 行きの電車で手持ちの文庫を読んでしまい、帰り用の本を上大岡の本屋で探すが、ここでもこれはというものがなかなか見付からない。結局、江國香織の詩集とエッセイ集で悩んだ末、エッセイ集の方にする(詩集の方は、大体、立ち読みしてしまったため)。



 いつもの紅茶屋へ寄って紅茶を飲んだ後(今日はキームン紅茶)、店頭売場をチェック。おおっ、台湾茶を中心に中国茶が更に充実! 25g袋売りが復活したのも嬉しいところで。オリジナルの中国茶器もぐっと増えているし、かなり本格的に中国茶に力を入れているという感じ。

 とりあえず前から欲しかった茶海(クリーマーみたいな形で、茶壺から一度茶海に移すことで茶杯に均等な濃さで注ぐようにするためのもの)と、まだ飲んだことのないお茶の中から台湾茶の文山包種と興味が有った小紅袍を選んでレジに持っていくと、店員さんが「少ししか入らなかったんで店頭には出してないんですけど」と何と、大紅袍の包みを出してくる。そ、それは買うしか。と即答で追加。たまにはこういう豪勢な買い物もしないとね。

 

Tea  レピシエ「大紅袍 」(ターホンパオ) 2000円/20g

  大紅袍というお茶は非常に伝説的な銘茶で、福建省は武夷山の岩の割れ目に自生する僅か4本の木から 作るお茶らしい。というわけで、その意味での本当の「大紅袍」は勿論、こんなに簡単に入手出来たり するわけではない。が、そこから枝分けした茶木から作ったのが、多分、この「大紅袍」。

小紅袍も基本的には同じことだが、こちらになると「遠縁」らしい。美人で評判の姉には会えなくても、 せめて?妹には逢いたいという庶民の心理(^^; とはいえ、この大紅袍でさえ、値段は100g辺り1万円に なるわけで、私が買った中では今のところ一番高いお茶であるのは言うまでもない。

 ミーハーな好奇心にワクワクしながら、(出来る限り丁寧に)淹れて飲む。ふぅむ。なるほど、 強いお茶という感じ。青茶と言えば、今まで安渓鉄観音とか凍頂烏龍とか、軽めのものばかり 飲んでいたから、当然と言えば当然だけど。強さと、それでいて後にすーっとする甘さと。 かなりの銘茶であるのは間違いない。ただ、コストパフォーマンスに合うのかはまだ不明。 小紅袍と飲み比べた時にその差がどれくらいあるのか、というのが次の関心事。

 

Novel 江國香織「こうばしい日々」新潮文庫

 日米それぞれの少年少女の穏やかな日々。どちらも江國香織らしい素敵な作品だが、 私としてはアメリカに移住した家族の話である「こうばしい日々」の方が新鮮に読めた。それにしても 江國香織の作品の登場人物って「いいひと」(C.高橋しん)ばかりだと思う。でも、その中でも特に「いいひと」ほど 酬われていないような気がするのは何故?(笑) …大体、ガールフレンドに 振られちゃったりしてるし。

 

Novel 江國香織「流しのしたの骨」新潮文庫

 ホリーガーデン」がなかなか進まないので(あの読みにくさは作品の内容と 密接に関連しているとは思う)、先にこちらを読んでしまった。皆ちょっと(かなり?)どこか 風変わりなところがある家族の暮らしを三女の眼を通して穏やかに語った作品。何かの解説で齋藤英治が江國香織についてジョン・アーヴィングを挙げて説明していたが、確かにこの作品は アーヴィングのような、というのが雰囲気を一番伝えやすいかもしれない。誰もが奇妙な、 しかし愛すべき家族達の物語である「ホテル・ニューハンプシャー」みたいな、という。

 勿論、江國香織の世界なので、誰かが飛行機事故でいきなり亡くなっちゃうとか、爆弾テロに 巻き込まれて失明してしまうとかいう派手な事件が起きるわけではないが(当たり前だ)、 それでも作中で起きる、色々な出来事は幸せとばかりはいえず、サザエさんの家族のように いつまでも同じままで居続けられるわけではない。

 「おととい、しま子ちゃんと律の誕生祝いをした。(略) 私は自分でいれたうすい コーヒーを飲みながら、心の中で、二十三歳のしま子ちゃんと十四歳の律にお別れを言った。 もう二度と会えない。」

 しかし、それでも(何が起ころうとも)家族で有り続けるだろう、この家族の物語は、 読者をどこかしら力付けてくれる。芳醇な読後感。今まで読んだ江國香織の中では一番、 純度が高いと思う。

 

1/3

 いつもの日曜並に、仕事で憂鬱な休日。せめて休みらしいことをしよう、と4巻から未読のままだった星野之宣「宗像教授伝奇考」などをまとめて読んでみたりするが、落ち着いて内容を追う余裕がないという感じ。今年もずっとこんな有様なのだろうか…

 ともあれ、また更新ペースは週一に落ちていくと思いますので、ご了承下さい。

 持ち帰りの仕事は全然終わらないと言うのに、明日は7時までに会社に行かないといけないんだよな… う〜ん、5時起きか(T T)

 

1/2

 どうでも良いことだが、「欽ちゃんの仮装大賞」は小学生の団体の出場を排除すべきだというのが、前々からの個人的意見。

 集団でもそもそ動いているだけ、なんていうのは仮装などとはとても呼べない、と思うのだが、まぁ所詮、正月番組だし、仕方ないのか。日本人が、プロの芸人より、稚拙な素人を喜ぶ、奇妙な民族であるというのは、既に400年も前にルイス・フロイスも指摘しているくらいだから、もうこれは日本人の国民性に帰着する問題なのかも(仮装大賞自体、「素人の芸」を喜ぶという企画なわけだし)。私は、そういう国民性というのは、嫌なんだけど…

 などと書いてしまうのは、今年の場合、今日から半ば仕事モードに入っているので(T T)、正月らしい?寛容さが足りないだけかもしれない…

 

Comics 椎名高志「(有)椎名百貨店」 小学館(少年サンデーコミックス ワイド版)

 椎名高志が「GS美神」を連載するを始める前、増刊サンデーで描いた短編には、 私の知る限りでも2篇、狼男?の物語と、弱小バスケット部の立て直しの物語、という (ギャグで無いためか)前回の単行本に収録されなかった作品がある。ワイド版で完全収録された 細野不二彦「BLOW UP!」 の例もあることだしと、一縷の望みを掛けて(笑)、未収録分も入ってないかとワイド版を 購入してみたのだが…

 結論、入ってないです。しかも、今では珍しくなくなったが、当時は新鮮だった、 あの「表紙カバーの下のお遊び」も、カバーの折返しの四コマも、このワイド版には 無くなっていて(ワイド版では不可能なのか)悲しいことしきり。前の3冊を古本屋で 買う方が正解のような。

 ただ、表紙イラストが新しく描かれているのと、今回のワイド版の出版をネタにした? 新作の四コマが中表紙に一つだけ(笑)描かれているので、椎名高志の四コマは一つも 読み逃したくないというコアなファン(笑)は買い、だとは思いますが(^^;

 

Comics 藤原カムイ(原作:荒俣宏)「帝都物語」 角川書店

 これも昔持っていた本と基本的には同じ。映画の時に描かれた作品なので、 映画のようなダイジェスト版の展開はやや物足りなく、その点では2作目の時のやりたい放題(笑) な高橋葉介版の方が面白かった記憶があるが、改めて読むと、藤原カムイの キャラクターという点では充分に魅力的なことを再認識。

 

1/1

 近年まれにみるくらい(笑)真面目にHPを更新。

 …疲れたので日記を書く気力が余り残っていません。ていうか、明日からはぼちぼちと仕事に手を付けなくては、ということは「私の正月」ってひょっとしてHPの更新だけでお終いなのか(^^;

 年賀状を書く。最近は、来たのに返事だけ出しているのだ。新しく作るのも面倒なので、どうせ誰も去年の葉書と比較なんかしないだろうと、去年の文面をそのままそっくり利用して出してしまったのは、ここだけの秘密(笑) いや、一応「迎春」→「賀春」くらいは変えましたが。文章の方ね。



 海の向こうではエリツィン大統領が、突然の辞任。TV Newsでは後継者のプーチン首相に後を継がせるための発表だという解説をしていたが、同時に放映されたプーチン首相の映像を見た私としては、ちょっと納得がいかない。プーチンには髪が有るじゃん。

 え?いや、片山まさゆきの昔のマンガに、ソ連の権力交代におけるハゲフサ理論というのが有ってですね(笑)、歴代の権力者の頭はそれぞれ交互になっているという恐るべき仮説なんですが、それから考えるとゴルビー=ハゲ、エリツィン=フサ、で次はハゲの番だという(^^;;