雲は出ているが、とにかく晴れている。クロワサンテリア(というのがValenciaには多い)のおねえさんの笑顔に、今日は何とかうまくいくのではという気がする。
実際、うまくいってしまった。車掌はパスを見てOKと行ってしまうし、何とこのICは新聞だけでなく昼食付きだった。ありきたりとはいえ、2品にデザート(チーズそれにやっぱりオレンジ)、コーヒーが付いてRichな気分。その後はビデオで‘big’をやっているし、何も払わずにこれだけのserviceを受けていいのかしらんという程。
これだからスペインというのはよく分からない。まぁ今日のサーヴィスで納得したので、次回は500Pts位余計に払っても良いや。
ちなみに‘big’の前に、何だかよく分からないショートショートのアニメと‘Sport Billy'とかいうのをやっていた。このビリーとかいうのは、もろタイムボカンで、キャラクター設定といい、時計の形をしたメカが別の(昔の)世界へ移動する基本設定といい、そっくりである。しかし、それ程までにタイムボカン(中でもヤッターマンあたりか)のパクリなのに、キャラクターの姿と動きは完全にアメリカンアニメなので、すごい変。まさか特急でこのような物を見るとは思わなかった。
車窓はスペインの大地だし(あのカンポ・デ・クリプターナを通過した、らしい)、非常に気持の良い4時間だった。
後は(荷物が重いが、仕方ないので背負ったまま) Puerta del Solに行き、直接hostalに今度マドリッドに戻って来た時の予約を頼みに行く。そして郵便局でハガキを投かんし、Chamartín駅に戻って、こうしてこれを書いている。今日の夜行は11時だからあと約5時間もあるが、まぁ、ぼーっとしていればよい。
スペインも残り10日である(その内4日分は宿が確保されているのが嬉しい)。気を入れ替えてバシバシ行ってしまおうかと思う。後はグラナダでちゃんと宿が取れれば他はそれほど大した問題はない、はずである。しかし 、アンダルシアにはジプシーも多いことだし(差別発言か?)勝ってカブトの緒を締めよ、じゃなかった、とにかく、もう一度緊張し直すべきだろう。人の話だと、この時期にスキを突かれやすいそうだから。
とにかく、あと10日。とりあえず無事に旅が出来ますように。
・クロワサンテリア …パン屋のカフェ。東岸は、フランス風な食文化が、スペインの他の地域より強く見られる気がした。
・IC …都市間を結ぶ、「L特急」みたいなもの。というか、まだL特急て云い方有ったかな…
・カンポ・デ・クリプターナ …「ドン・キホーテ」の物語の舞台のモデルとなった所(だったと思う)
・直接 …スペイン語で、電話での予約をする能力は無かったので、直接、予約を依頼しに行った。
スペインの地図:small(日本語) small large