V i a j e por E s p a ñ a
今日から、出来るだけ日記を付けることにする。といっても、そんな暇があるかどうか。
既に旅を始めてから一週間近くそれどころではなかったというのに。ともあれ、一応やってみる。再現から。
雨。駅にたどり着くまでが既に大変。5:11発の電車で成田へ。ところが、道が混んでいて空港までなかなかバスが着かないし、途中に検問はあるし、世界中でこう酷い空港はないことを実感する。
飛行機というのは、飛ぶのが不自然だと良く言われるが、実際にはもうこれは飛ぶしかないと思ったときにtake-offする。基本的には単純なものだ。一日が長いので(8時間伸びる)やたらと機内食が出る。そうだ、飛行機というのは、こんなにも乗客が吐きまくる乗り物だとは知らなかった。10秒前までパクパク食べていた隣りの女の人が突然吐いたりするのは、まるで不条理な世界である。Stewardessは未だに人気があるのかもしれないが、私は嫌だな、そんな処理ばかりする職業は。
ところでParis行きのKEは、なんと中国、モンゴルを避け、ソ遠の上をずっと飛んでいくのだった。これなら絶対安全だ!? 何せ乗るのが初めてだったものでいくらでもまだ書けるのだが、それではParisに着かないので、Parisから続けよう。
教訓(1) 喫煙席はやはり気持悪い。外より内がマシ。
Parisまではほとんどおのぼり日本人団体観光客だったが(放送もハングル、英、日で仏がない)、夜のParis空港で一人放り出されると、どうして良いか、さすがに少しあせった。
SNCF (仏の国鉄)のOfficeで質問をしている日本人を発見、その情報に便乗してParis市内へ向かう。Eurail Pass にStampを押してもらい、国鉄でNorte駅に着く。
ここでMetroへの乗り換え□で切符が違うのに、分らずに何回も入れていると。若い男の人が、後ろにぴったりくっつけと手で合図し、…気が付くと私はMetroの駅の中にキップ無しで立っていた。幸い、そのまま出られたから、Austerlitzまで結局、1Fも払わずに着いたわけだが… しかし、それにしてもParisianは皆、自動改札を平気で飛び越えているけど、Metroの経営は大丈夫なのだろうか。
予約を取るのに手間が掛かりそうだったので、そのまま乗れる1等のコンパーメントに乗り込む。この時点で、行き先をまずVascoにすることにようやく決めた(Barcelona行きのとで悩んだのだが)。6
人用のコンパーメントに1人とはいえ、すごく寒くて、コートを引っ張り出して掛けたが余り良く眠れず(コンパーメントに鍵が掛からないので防犯上の不安があったせいもある)
、KEの毛布を持ってきてしまえば良かったと思う。
教訓(2)寒かったら眠れない
(3)列車はのどがかわく
・飛ぶしかない …飛行機に乗るのが初めてだったので、神楽たち並みに感心している(^^;;
・こんなにも吐きまくる …そんなフライトなんて滅多にない。
・KE …大韓航空。当時買えたチケットの中では、ここが一番安かった。90日openで168,000円。
・教訓 …この日記は日々の体験を教訓として、その残りの日程に役立てよう、という意図でスタートした、らしい。
・喫煙席 …まだエコノミーだと喫煙席が普通だった時代。これだけは、10年経って世の中が良くなったことの一つ。
・ソ連 …この時は何と、まだ「ソ連」が存在していた。(消滅したのは、この年の12月21日)