残務処理の日。
まず銀行。ドルが落ちた代わりに円が急上昇しているようだ。75%といえば1.3円ではないか。それから郵便局。こう大きいと、どこで頼むのかよく分からない。戻ってきて本屋へ 「El Sur」を受け取りに行くと、本が違う。この辺り、いかにもスペイン的。しかし、そのすぐ後、別の本屋で見付ける。lucky! 見るとまさしく「エル・スール」の原作である。
それからRenfeへ予約に行くが、ここでひと騒ぎ。21日の夜行を頼んだのに、貰ったのは22日。文句を言うと、窓口の女の人が(いかにも気の強いカルメンといった感じの)、22日と言ったといい、私が書いたメモがそうなっていた、だから変更もしないというジェスチャーでveinti-dosと叫ぶ。これはヤバイ、やられたと思ったが(その紙がしばらく出てこなかった)幸い 、証拠物件であるメモが見付かり、見るとやはり21日になっていたので、隣りの温厚そうな上司らしいオジさんの方に見せると、カルメン風の女に向かって変更するように指示してくれた。
しかし女の方は納まらない風で、当然Ticketは代えたものの、新しいTicketを渡す時は怒りを全身で表しながらveinti-uno!と、これでもくれてやるといわんばかりにTicketを叩き付けて(!) 寄こした。なるほど、こんな女と恋をしたら命懸けだなとしみじみ納得。やはりここは外国である、切符を取るのも戦いなのだ。
そんな内に雨が降ってきたので、宿に駆け込んで送るものをまとめ、郵便局に行くが既に閉まっている(3時)。かと言って食べる所はもうそろそろ終わり。この辺、スペインは実にやっかいである。
やむなく、この前とは別の中華に入り(日本語が通じる、但し店は前の方が良かった)、4時半になるのを待ち、3度目の郵便局。今度も多少苦労するが(スペイン語でまくしたてられ、よく分からないが)、何とか送り出すのに成功。しかしいくら長くかかるとは言え、400Ptsもしないで本当に日本へ届くのだろうか。不思議である。明日はトレドに行く予定だが、天気がどうなることやら。今日は一日中悪かった。
(17) troubleの時、決して身を引かないこと(謝ったら 向こうのミスを押し付けられる)
・Renfe …スペインの国鉄。時間進行がかなりいい加減。
・この辺 …14時頃から16時頃まで、郵便局といった公的機関に至るまで、昼休みがあること。いわゆる、シエスタ。
写真:1 Vasco, Cantabria, Madird, Toledo 観光案内:マドリッド スペインの地図:small(日本語) small large