Santanderで一日ゆっくりすることに決め、街をひたすらぶらつく。
まず、市の美術館でGoyaの「戦争の災禍」のエッチングを見る。ここで初めて日本人の夫婦に出会う。昨日の反省を生かして、1時過ぎ、Platos combinadosを食べる。vinoと言ったら1本出てきて飲み終わってから頭がふらふらする。酔いを冷ますために対岸往復の船に乗ってから、Santillana der Marに行くことを思い付くが、もうバスがない。しかたないので海岸沿いの公園を歩く。のどが乾いたので、売店でnaranjaと言うとファンタオレンジを出された。350ccで150pts、はっきり言って高い! しかし、この国の人はコカコーラとかに憧れているようで、ノンアルコールの清涼飲料水はコカコーラ、ファンタとシュエップス位しか無いのである。これに関しては、スペインは後進国、文明開化以前という感じ。
ところでこの3日間注意して見てきたが、荷物をたすき掛けにしている人は1人もいない。北部は治安が良いのかもしれないが・・・ガイドブックの嘘つき! 夜は幻想的な(月並みな言い方か)夜景を撮って寝る。
(9)たすき掛けは意味がない(目立つだけ)
・Platos combinados …1枚の皿に載ったランチ
・naranja …オレンジ。ちなみに、スペイン語では果実はすべて女性名詞(語尾がa)。だから、市場でunoと言えば「1キロ」、unaと言えば「1個」欲しいという意味になる、ことを現地で発見した。
・たすき掛け …盗難防止に鞄は絶対、たすき掛けに、というのが、当時のガイドブックの「常識」だった。
写真:1 Vasco, Cantabria, Madird, Toledo 観光案内:カンタブリア スペインの地図:small(日本語) small large