10/10(水)

 San Sebastián → Santander

 バスでSantanderまで移動。最初、バスに乗り遅れてしまったかと思い(15分位前、その会社のバスが来て、そのまま行ってしまったのだ)あせるが、定刻にちゃんと乗れ、世の中なんとかなるものだと思う。

 しかし、西に向かうこのバスは、南の席には強い日差しがずっとあたりっぱなし。 Sol y Sombra、天国と地獄といった感じである。スペインの人は平気なのだろうか。ビルバオの辺りはうす汚れていて(工業地域とはそういうものか)日本と余り変わらない感じだったが、Cantabriaに入ると一気にこんな景色があって良いのかという位、 観光地的になる。見体的には、石灰岩の山々が海まで突き出ている。

 さて、Santanderに着いたは良いが、非常に都会で、歩けば何とか宿が見つかると思っていた私をあぜんとさせる。とにかくCasino近くの海岸へ行くが(小銭を持っていないのにbusに乗ってしまい、逃げ出すはめになる)、Season offで安宿が閉まっていて、ここで重い荷物を背負ったままPanicに陥り掛ける。

 しかし、Casinoの横のhotelがよく見ると★★であることに気付き、入ってみると4000Ptsだった。昨日の倍だが、バス、トイレ、TV付きのちょうどビジネスホテルクラスで、何といっても場所がすごく良い(Santanderで一番きれいな地域)ことを考えれば得かもしれないと思い、2泊することにする。

 この日はろくに食べることが出来ず(Mercadoで買ったハムとみかんと水位)、闘牛のTV放送を見ながら、ぐたっと横になるが、9時過ぎ、今回では一番に良い服であるジャケットを着込んで、100m向こうのCasinoに乗り込む。

 と思いの他、チャチなので又びっくり。自動販売機のような、カード、スロットマシーンの機械がズラリと並んでいるだけで、近所(?)のおばさんだけが熱心にやっているという感じ。どこか温泉hotelのゲーム機を思い出させる。しかし、ここまで来たからには(Santanderに来たのは一つにはこれが目的だった)少し金をパッと使おうと決心し…結果的に5000Pts注ぎ込む。途中、Póquer (?)=50Xというのが出たのだが、1枚だったので元は取れず、従って結局、全部使ってしまった。しかし、2時間ほどは楽しめた。

(6)道を渡るときは左を見ること!(右側通行)
(7)Spainでは食事は1〜4時、8〜10時しか出来ない
(8)宿が決まらない時ほど、みじめな時はない

 


・Sol y Sombra …光と影。スペインでは日当たりで闘牛場の席の値段が違うのだそうな(影の方が高い)
・ビルバオ …当時は、美術館もなく、斜陽の工業都市だった。
・Pts …ペセタ。ユーロに統合される前の通貨。旅行当時、1Pts=1.25円〜1.4円だった。


写真:1   Vasco, Cantabria, Madird, Toledo  観光案内:カンタブリア  スペインの地図:small(日本語)  small  large


翌日
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