10/13(土)

→ Madrid

電車は朝7時半に着いたが、hostalはまだ開いておらず、別の意味で心臓に負担が掛かる。とりあえず、有名な安hostalに行くが満室、思い切って★★のhostalに行くと2400Pts(con ducha)だった。これでとりあえず、3日間は宿を探さないで済む。街をぶらつくが、なる程にぎやかである。しかし、それほど危険な感じはしない。まあスリに逢ったら運が悪いというしかないだろう。

 それにしても日本人が多い。カメラを首から下げた中年の団体客、バッグをたすき掛けにしている(ひどく目立つ) OL or女子大生の2人連れ。外国で日本人を見ることがこんなにも嫌なのは何故だろう。自己嫌悪? まあ、好きになるようなら外国に行く必要もあるまい。昼、初めてPaellaを食べてみる。割に美味しいが小さなカニがそのまま入っている辺り、ヤバンという気もする。夕方、王宮に行く。金を掛けたゴテゴテの室内に何だかうんざりし、吐き気さえ覚える。

(11)成金は王家であっても成金(金を掛けた物は、やはり気持悪い)

 ところで、円い天井はなぜ宗教的感動を与えるのだろうか。プラトニズム?フロイト?  興味ある問題だ。

 P.S. 前日の発見(アニメーションについて)

 朝、TVを見ていると、子供向けアニメをやっていた。1日前はアメリカのアニメだったが、今日(12日)見ると、何だか描写が繊細である。いや、どうも見たことがあると思っていたら、何と「サミアどん」ではないか。確かにこれは輸出を前提にしているとは思っていたが…

 それにしても日本のアニメは独特である。石が落ちてくる時も色々な形をした小石が重力の法則に従って落ちてくる。リアリズムだ(勿論、アメコミのリアリズムとは違う)。スペインの子供にその頂点というべきトトロは分かるだろうか。ともあれ何となくトトロに似ていなくもない、「サミアどん」のwell madeなアニメーションが放送されるのは良いことだと思う。う〜ん、それにしても「未来少年コナン」とか世界的にどれ位通用するのか、反応を知りたいものだ。

(スベインの日本)
 カメラ、オーディオ等電化製品(と車)は日本製ばかり、盆栽はちょっとしたブーム、でも子供にChinoと言われる…

 


・hostal …普通、家族経営の、ビル1フロアーの宿。規模で言うと、hotel > hostal > pensión > camaとなるのが原則。
・con ducha …シャワー有り (風呂はなし) なお、宿代は全て素泊まり分。
・Chino …チャイニーズ、中国人。ま、私達も例えばカンボジア人とベトナム人の区別なんて付かないけど。


写真:1   Vasco, Cantabria, Madird, Toledo  観光案内:マドリッド  スペインの地図:small(日本語)  small  large


翌日
home/日記/top/初日/前日に戻る