10/30(火)

 Málaga

 スペインもあと1週間。さて初めてhotelで朝食を食べ(スペインで初めてTeaを飲んだのだが、勿論Teabagで何だか中国茶ぽかった)、市バスでバスターミナルに行き、9時のマラガ行きのバスに乗り込むが、天気が悪い。道中はまるで「霧の中の風景」である。ひたすらオリーブとブドウ(何だか分からなかったが隣りのおぱさんにUVA para Vinoと教えてもらう)畑が続く風景を見ながら、この季節はもう雨季なんだとためいき。

 しかしシェラネバダを越えると、突然晴れてきて、まぶしいほどの日差しが照り付ける中、マラガに到着。結構、都会である。なるほど、Costa del Solなんだと思う。

 初めてTaxiを使い、Paradorに着く。750Pts、チップも受け取らなかった。さてParador、部屋も広いが、何と言っても眺めが素晴らしい。絶景である。そのまま部屋でゆっくりしていれば良いのだろうが、貧乏症のゆえ、街まで下りていく。

 ピカソの生家を見、探すまで30分もかかったというのに、開くのを待っていると夕日を見損ねそうなので県立美術館を見るのはあきらめ、砂浜まで歩いていって地中海をさわる。けっこう冷たい。泳ぐのはさすがにもう無理のようだ。その後、やっとのことでパラドールまで登り着く。

 風呂に入り(何と余り熱いお湯が出ない)、テラスから夕焼けのマラガを眺め、その後パラドール内のRestaurantに入る。3500Pts位。これも又すごいぜいたくである。TVでアラビア語放送があるのを見て、やはりアフリカが近くなのだと思う。

 


・朝食 …いつもは、Barで、カフェと菓子パンを適当に頼んでいた。
・「霧の中の風景」 …言うまでもなく、テオ・アンゲロプロスの同名の映画。映画では「霧の中の風景」はラストシーンに登場する。
・隣のおばさん …乗り込んだ時に十字を切っていた。こちらでは、バスはまだ、そういう危険な乗り物なのかもしれない。
・Costa del Sol …太陽海岸。まさに。
・Parador …マラガ・ヒブラルファロ。当時は(日本人には)マイナーなパラドールだったが、今ではガイドブックでのお薦めパラドールベスト9に登場するほど、有名になっている。山の上に有るので、始めてTaxiを使った。
・街 …書いてないが、海岸近くの店にスーパーマリオのポスターが貼ってあって、こんなところまで、と感無量だった。


写真:  Sevilla, Córdoba, Malaga 観光案内:マラガ  スペインの地図:small(日本語)  small  large


翌日
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