空の蒼さを 見つめていると
先週の京都行きについては、日記自体を補完しようと思っていたのだけど、写真をuoするだけで(正確に言うと、upした写真に名前を振るだけで)疲れたので、今回は省略。その代わりに、旅程をまとめて書いておきます↓ 凡例としては、旅程の()書きは経由した駅、または無料の場所、〜は徒歩、→は交通機関(JR、京阪、近鉄、地下鉄、市バス、京都バスのいずれか)
11/20(金)
出発→(京都)→(北大路)→(銀閣寺道)〜法然院〜泉屋博古館〜(哲学の道)〜(南禅寺境内)〜(蹴上)〜無隣庵〜京都市美術館〜青蓮院(特別拝観)〜京都国立近代美術館〜細見美術館〜(東山)→(京阪三条)→(七条)〜京都国立博物館〜(七条)→(京阪三条)→(烏丸御池)
11/21(土)
(烏丸御池)→(二条)→(嵯峨嵐山)〜鹿王院〜(嵐山公園)〜大河内山荘〜常寂光寺〜祇王寺〜(護法堂弁財天)〜大覚寺〜宝筺院〜(嵯峨嵐山)→(二条)→(醍醐)→醍醐寺(特別拝観×2)〜勧修寺〜(小野)→(山科)→(京都)→(奈良)〜奈良県立美術館〜(近鉄奈良)→(京都)→(烏丸御池)
11/22(日)
(烏丸御池)→(京都)→(石山)→MIHO MUSEUM→(石山)→(六地蔵)→(三室戸)〜三室戸寺(特別拝観)〜(宇治上神社)〜(宇治神社)〜(興聖寺)〜京阪宇治
11/23(月)
(烏丸御池)→(北大路)→(大徳寺前)〜(高桐院)〜(建勲神社前)→(北大路)→(国際会館)→(八瀬駅前)〜瑠璃光院〜蓮華寺〜(国際会館)→(京都)→(名古屋)→(豊田市)〜豊田市立美術館〜(豊田市)→(名古屋)→帰宅
やや詳しく書いたら、却って分かり難くなったような気もしますが(^^;;
若干の感想をつらつらと。
・紅葉は駄目。自分の記憶のデータベース20年分の内、ワースト3位くらいには充分、ランクイン出来る位の駄目さ。途中から慣れちゃったけど、出血した血のようにどす黒い薄い赤か、茶色に近い赤茶色の赤が大半の色合いと言い、クシャクシャと縮れた葉といい、素直な目で見れば「ゴミのような」汚さだった場所が多かった。皆、こんな紅葉で満足しちゃ駄目でしょ?
・久し振りに行ったところは、無隣庵、青蓮院、鹿王院、醍醐寺、勧修寺、興聖寺あたり。初めては瑠璃光院、三室戸寺は…もしかして初めて?(記憶が出て来ない) 鹿王院は(人が少ないのに)好感。瑠璃光院は僻地な場所の割に(個人タクシー客か何かが)割りと詰めかけていて驚愕。でも、(今年の紅葉は酷かったけど)綺麗な時はこの庭は確かに凄い景色のような。いずれJR東海がポスターにする日も来そう。
・今回一番落胆したのが大覚寺の儲け主義。池の周りを歩くだけでお金を取るようになった辺りまではまだ許せたが、今年は拝観料自体(しかも特別料金!)を払わない限り、入れないようになっていた。一日切符の特典(実際は割引ではなくて、お守りというこれまた有り難くない…)も池側の受付のおばさんは「知らないので、寺へ行って下さい」と他人事のような態度。そういう傲った態度はいつか痛い目を見るよ!と言いたい。少なくとも、個人的には来年から、この寺(というか、大沢池)に行くことは二度と無いかと。残念だけど、不愉快な思いをするよりはマシ。
・青蓮院の青不動は確かに迫力があった。大量の人を捌いている状態で、よく眺めるとかは無理だったけど。一方、三室戸寺の本尊は84年振りのご開帳ということで、わざわざ行ってみたのだが、500円+500円払って入ってみたら、……小さっ! まさか像が数十センチしか無いとは!上半身暗くて、顔とか全然分からないし(^^;; まぁ、紐を手に持って「縁を結んだ」だけで信仰的には凄く有り難いことらしいのだが…
そんなところで、興味のある方は写真もどうぞ↓ 上で書いているほど、紅葉が酷くないと思われるかもしれないけど、実際に撮った数はこの6倍は有るので、そこから抜粋すれば、これ位にはなります。
ちなみに、この中で今年の個人的なベストはこの紅葉。八瀬の紅葉はスケール感が有って、昔から好きなのです。
そうそう、見てきた展覧会については、もう一度別の機会に感想をまとめて書いておこうかと(明日、ではないですが)。 あと、ホテルの話も忘れてた(展覧会と一緒に?)。
ご無沙汰しておりました(^^;;
何が有ったというわけでもないのですが、先週の金曜日から3泊4日で京都に行っていた上に、前後が(その反動で)割と慌ただしくて、ここも放置していただけなんですが。
その京都の話は詳しくは(多分)明日にでも。全体に紅葉は殆ど最悪、という年だった上に天気も良くなかったので、展覧会を回る方がむしろメインだったような。それぞれ片道1時間も掛かる美術館を3つ行っていたりしたので。(下に書いたものだと、1〜9と11は全て行ったことに)
気が付けば、恒例の??京都行きも来週末に。今回は珍しく京都市内に!宿が取ってあるので安心(といっても、「2階窓ナシ。携帯電波届きません。」という部屋に3泊だけど(^^;;)。
とりあえず、今回行くべき展覧会等を再確認してみる。青蓮院の青不動を見るとか、改めてチェックするまで当初の予定をすっかり忘れていたw)
必須のものが◎ 、出来るだけ行きたいのが○、可能なら行くのが△とすると
1.◎「日蓮と法華の名宝」@京都国立博物館 金曜夜?
2.◎「若冲ワンダーランド」@MIHO
MUSEUM 往復で半日は必要
3.◎「鈴木其一―江戸琳派の風雲児―」@細美美術館
4.○「富岡鉄斎」@泉屋博古館
5.○「儚きもの」(コレクション展)@京都市美術館
6.◎「青不動ご開帳」@青蓮院門跡 行くなら夜間?(の方が混んでる??)
7.◎「醍醐寺の名宝」@醍醐寺
8.△「神話−日本美術の想像力」@奈良県立美術館 行けば面白い、のは分かっているのだが…
9.△「近代の東アジアイメージ」(後期)@豊田市美術館 帰りに途中下車、は時間的にやはり無理?
10.△「−庶民の信仰−
円空・木喰展」@美術館「えき」KYOTO 夜に時間が(もし)余ったら
11.○「ボルゲーゼ美術館展」@京都国立近代美術館 夜間開館も無いし、都美で良いか
12.△「アイヌの美」@京都府京都文化博物館 そこまでマニアックな展覧会に行く暇はないか…
これを3日間(といっても往復に各3時間半は掛かるし)の内に周り切り、しかも、多少は紅葉を見て回りたいとすると、……ええっと、結構というか、かなり、無理がある(^^;; まぁ、奈良は最初から除外するとしても、3日間の使い方を予め、よく考えておかないと。
「皇室の名宝」(2期)@東京国立博物館。
会期の短さから言っても、一番混雑していないのは今日しかないな、と時間を作って金曜の夜間延長に行ったのだが。着くまでが寒かった… おまけにそれなりに混んでいて荷物をロッカーに入れ損なったまま、会場に入ってしまった段階で、既にテンションが下がりすぎ。一言で言えば、どうでも良い、という気分でざっと回る。
空いていれば一つ一つは面白いと思うのだが、もう並んでみる気も起きず、正倉院関係の辺りだけ、人の後から眺めて、あとはもう適当に。絵巻とかは完全にスルーですよ(残念だけど)。
どうしてこうテンションが上がらないかというと、東博の特別展に多い、貴重な品を集めてきたから、縁無き衆生にも見せてやる的な(上から目線の)展覧会が、自分は苦手だというところにあるらしい。あと、混んでいる展覧会を我慢して「見せて頂く」根性もないということ。
1階の「正倉院宝物の模造制作活動」の展示の方が遙かに興味深かったのは何とも皮肉。上の展示は監修者(誰?)の「見せたい気持ち」が伝わってこない(というか、どうせ来るだろう、みたいなこと?)
来年は大型展として、「長谷川等伯展」を東京国立博物館と京都国立博物館で開催予定だけど、多分、京都で見ないと「良い」展覧会と感じられない予感が(^^;; 両方行かないと駄目だろうな…
(まぁ、その後の「細川家の至宝展」などは、永青文庫に行くのが結構面倒な者としては「とりあえず便利」な展覧会ではあるけど)
「シェル美術賞展2009」@代官山ヒルサイドフォーラム。
若手奨励賞を渋谷から一駅の場所で、しかも実質無料で見ることが出来る以上、行かない理由もないのだが、期間が短いのが難点。
…う〜ん、今回は今まで以上に、飛び抜けた作品がなかったような。グランプリが無くて、準グランプリが1点だけというのも納得。やや忙しい中、何とか寄ってみただけに、ちょっと、がっかりかな。
オリンパスのE-P2の発表。
一言で言うと、微妙(^^;; 暫く大きな買い物が無い(予定)なので、デザインだけでもぐっと来るものがあれば、購入予定に確定してしまったかもしれないのだが、この程度のマイナーチェンジだと、E-P3?かあるいはパナソニックの次の機種を待った方が良いという気分に。
というか、来週の京都行きを控えて、むしろ(ダブルレンズセットで7万少しと)値段が再びぐっとこなれてきたE-620を今は手に入れることが最良の選択では?という気がしてきた。国内の小旅行(といっても京都くらいしか行かないけど)だと、E-620の持ち歩きで全然OKだし。旅行に持っていくなら、この週末には注文すべきだし、…今にも買ってしまいそうな自分がここに(^^;;
ただ、ごく近所(鎌倉とか)をふらふら散歩する時に、小型のバッグの隅に入れておくならやはり、マイクロフォーサイズ+パンケーキの気が。両方、買ってしまいそうな(以下略
職場に備蓄してある緊急時用食料の内、賞味期限間近の分が入れ換えということで、職員に分配された。
食料といっても、要は缶詰だが、今回は量が有り、一人5缶まで選んで良い、ということだったので、迷わず、鯖缶を3個選択(笑) いや、だって、美味しいし、鯖缶。ゴールドラベルじゃなくても(^^;
久々に職場に行ったら、急の仕事が入っていたり、隣でミスが発生して対処に追われたりと、いきなり、多忙な始まりに。
連休の間、行動範囲が日ごとに狭くなっていて、今日はもう、住宅地の周りのみを散歩。
写真の整理。あと、日記の補完。…日記はもっと簡潔に書くようにしないと(一日が終わってしまう)。
久々に(半年振りくらい?)、北の丘陵を縦断。
BS-hiでこのまえ再放送していた、タツノコプロの創設者である吉田竜夫のドキュメントを見てみる。結構、長く活躍していたイメージだけど、46歳で亡くなったと知って愕然。
連休3日目は、横浜の展覧会巡り。みなとみらい線の一日券を買って往復。港の丘公園港の見える丘公園には意外と人が来ていたけど、平日だったので、DS持参みたいな人はまぁいなかった様子。
「大乱歩展」@神奈川近代文学館。
乱歩が凄い整理魔だったのを初めて知った。戦時中、作品が発表出来ない時代、過去の資料を全て整理していたようなのだが、その中には自分史の詳しい年表まであって、研究家の資料作り、要らないじゃんと思わせる徹底振りだった。まぁ、そういう人を研究する難しさというのはそれはそれでまた別にあるんだろうけど。
「鎌倉の日蓮聖人−中世人の信仰世界−」@神奈川県立歴史博物館。
京都でも日蓮関係の展覧会をやっているが、これは主に神奈川県(特に鎌倉)の寺社についての展覧会。鎌倉の日蓮宗のお寺というと、まさに地元なので、結構、興味深かった。
日蓮宗というと、日蓮の布教活動のイメージから、法華経以外は正しくない的な、少なくとも仏教以外は否定するような、原理主義的なイメージを持っていたのだが、三十番神像とか、妙見菩薩とか、鬼子母神とか、摩利支天とか、直接関係ないじゃん!みたいなものが沢山展示されていた。
解説によると、日蓮宗が例えば千葉の千葉氏といった、支配層の宗教となる中で、その地方の信仰が取り込まれていったということらしい(妙見菩薩は元々千葉氏の信仰)。キリスト教がゲルマンの民間信仰を取り込んでクリスマスを祝うようになっていたみたいな話と共通なのかも。
「大・開港展」@横浜美術館。
今では前市長の「過ち」としてのみ記憶に残っている、あの寂れた横浜博と恐らくは連動企画だった筈の展覧会。あと、前の大河ドラマの人気を当て込んだのか、開港博なのに前半は徳川将軍家関係の展示。
恐らくは横浜市から「やらされた感」の強い企画だったのではないかと同情もするのだが、ともあれ横浜美術館の文化史展としては、今までに記憶にないほど、つまらなかった(汗
いや、明治の帝室技芸員の技術の高さが凄いのは分かる。分かるのだが、それが開港後の明治期を代表して取り上げるべき「文化」なのかというと、全然違うのでは? 原三溪関係の展示もとりあえずそこで終わるか的な構成にしか見えなかった。小林古径の「極楽井」の清明さに再び逢えたことだけが救い、みたいな感じ。
連休2日目は、上野の展覧会巡り。実のところ、平日でないと混んで困るほどの展覧会は「皇室の名宝」展が展示替え期間の今、一つもないのだが、かといって、平日をやり過ごした挙げ句に、あえて休日に行く意味も無いので。こういうのも「芸術の秋」らしい一日な気もするし。あと、平日だと、休日は人が並んでいて利用する気がしない「すいれん」とかにも普通に入れるのが、新鮮。だから何だと言うこともないけど(^^;
西洋美術館→都美術館→藝大美術館→上野の森美術館と回っても、まだ2時半くらいだったので、行く機会を逸したと思っていた江戸東京博物館にも行ってしまう。
「古代ローマ帝国の遺産−栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ」@国立西洋美術館。
(西洋美術史はむしろ門外漢で)ローマ史の専門家である今の館長が館長に就任して以来の念願に違いないローマ文化展。個人的には、西洋美術館が率先してやるべきテーマとは思わないけど、人脈を利用してこういう展覧会をやることが悪いとまでは言わない。ただ、全てにおいて偉大なるアウグストゥス万歳!みたいな紹介の仕方はどうなんだろう、とは思った。後年の帝国の綻びは当然ながら、そのレールを敷いたアウグストゥスから始まっているわけで。
ポンペイのモザイクの部屋を見ていて、どうせなら欠落した箇所も含めて映像で再現すれば良いのに、と思ったら、最後の映像コーナーで、その通りのものが出て来たのには笑った。というか、凸版印刷の仮想映像技術が展覧会毎にどんどん進歩しているのが恐い。その内、展覧会の展示物は凸版印刷の映像だけ、という時代が絶対来ると思う。(その時代はもうそれこそが「リア展」(リアルの展覧会)なのね。)
「冷泉家 王朝の和歌守展」(前期)@東京都美術館。
猫に小判、豚に真珠。分かってはいたのだが、展示物の価値を理解するに達していない私… 歌集といっても一通り読んだのはそれこそ百人一首止まりで、勅撰和歌集が21?も有ったとはつゆ知らず…
ただ、冷泉家が(勅撰和歌集の編纂をいつ命じられても良いように)あらゆる和歌集の収集を絶えず行っていた、いわば当時のデータバンクだったというのはなかなか興味深かった。
歌を選ぶことで社会に力を行使するというのは(西欧文明とは異なる)異世界SFの設定として使えそうとか、余計なことを考えたりも。SFといえば、今ふと思ったのだけど、カジシンばりの時間SFで、現代から平安京の時代に飛ばされてしまった主人公が、歌人となって歌集を残すことで、冷泉家(の倉)経由で千年後の現代の恋人にまで(歌で)思いを伝えようとする、という話はどうかな? (と言われても) 若干、ジャック・フィニィ風味で。
展示物の中で一番面白かったのは、女流歌人の誰かの歌集に「一つも取る価値なし」と書かれていた表紙。そう評されたことも酷いけど、その「評価」がこうして現代まで残ってしまった方がもっと酷い(^^;;
「異界の風景−東京藝大油画科の現在と美術資料−」@東京藝術大学大学美術館。
「東京藝術大学油科の現在」が一言でいって、余り面白くないことは分かった。気になるのは全体にすごく素人っぽい展示だということ。国立の美術学校なんだから、もっと高水準の展示をして欲しい…
彫刻展示室(田中記念室)が開いていたので、帰りに覗く。平櫛田中の「禾山笑」は何度見ても凄い。よく見ると、のけぞった体の線は椅子より外側。もっと大きな木から、下の椅子自体もくり抜いているのか。
「聖地チベット展」@上野の森美術館。
上の3つが今一つ心が温まらない展示だったので、「チベット展」も見てしまうことに。こういう知識欲が満たされる展覧会は割と好き。普段見たことのない世界なので、ビジュアル的にも楽しいし。
チベット仏教と言えば密教系。会場にも父母仏像な仏像が並んでいるので、つい余計なことを考えてしまうのは仕方ないと思うのだけど、中学生位の眼鏡を掛けた女の子が真面目に、それらの仏像をじっと眺めているのを見て、こういうのが正しい鑑賞姿勢なのかと (自分は心が汚れてしまっているなと)深く反省…
「よみがえる浮世絵−うるわしき大正新版画」展@江戸東京博物館。
行くのを諦め掛けていた展覧会だったが、来て良かった。江戸東京博物館が得意とする新版画の紹介展。人も意外に多くなく、じっくりと見られたのも良かった(江戸博の版画展というと、いつも混んでいるイメージなので)。川瀬巴水の、文化庁からの依頼による版画作成の過程の記録で42刷で画面を作るというのも、実際に見せられると驚き。私のように気の短い人間には無理です…
連休期間ずっと、家でただゴロゴロしていても仕方ないので、思い立って、気になっていた展覧会を見に豊田市まで。
「近代の東アジアイメージ−日本近代美術はどうアジアを描いてきたか」@豊田市美術館。
新幹線で名古屋まで行って豊田市だけ行った後、そのまま岡崎から鈍行で帰ってくるという、財布と時間のそれぞれに妥協を測った旅程にしたのだが、それでも有る意味、(交通費込)1万7千円の展覧会というのは凄い贅沢のような。今回は他にどこも行かなかっただけに、他に言い訳のしようもなくて(^^;;
とはいえ、実際はその長い時間(帰り道6時間強)を他のこと?で有効利用するという意味もあって。決して無駄ではなかった(本人談)。
それと、展覧会自体もなかなか素晴らしくて、充分に見る価値は有った。出来たら後期も行きたい位。京都旅行での帰りに寄ってみることって、不可能かな…
当時の画家がイメージを羽ばたくことが出来た理想郷としてのアジアという側面が強くて、政治的な部分の考察を余り表面には出していなかったのが、やや残念だったけど(最後の展示も(選んだことは)素晴らしいと思うけど、制度よりも心理的な壁が強調されていたかと)。これが例えば、横浜美術館だったら、もっと制度としての美術に対する分析が前面に出るのではないかと思ったりも。
しかし、集められた作品の量と幅と選択センスはかなり良くて、こういうのが本来あるべき展覧会のレベルかと。なぜ、こういうのが東京国立近代美術館で出来ないのかと思う。
文化の日。
明日からの(冬休み相当の)3連休と週末を繋げると、実は6連休という長期休暇なのだが、先月の休みから余りに日が無くて、計画を立て損ねた(^^;; 当初はどこか紅葉を見に行こうかと思っていたのだが、こう寒くなってくると、出掛ける(計画を立てる)のも億劫で…
文化の日だけ有って、NHKから富士山が見える位、よく晴れているようだったので、地デジの中継局の工事がどうなっているのかを確かめに、(富士山がよく見える)地元の丘まで歩いてみる。
そもそも昨年中に開局の筈が、計画が遅れ遅れて、ようやく今年の12月開局予定となり、今年の4月に開発行為に着手した(らしい)ものの、その後、進んでいるのかいないのか、さっぱり分からない有様で、夏を過ぎても新しいアンテナ塔らしきものが下から見えないので、危惧に危惧を重ねていたのだ。
説明会とか開く前に、見られる環境を早く作れよ、と言いたいのだが、隣街は未だに対策の目処すら立っていないことが公式に明らかにされているので、それに比べればマシか…と、更に酷い地域との比較で我慢している日々。
実際に丘に上ってみると、先月末に来た人のブログにあった写真の通り、鉄塔は立っていた。しかも、写真では上の部分はまだ無かったが、見ると外形は既に組上がった感じ(各所をネジで締めているような最中?)。隣のアナログ中継塔と比べると、電気周りの設備がまだ備え付けられていないのが分かるが、これなら、あと2ヶ月もあれば大丈夫、なんじゃね?
現場の標識等を見ると、労災保険の期間が12月25日(クリスマス!)まで。ということは、その時点で全ての工事が済んでいる(筈)ということで、発信の試験を全くせずに撤収することはないだろうから、それまでに少なくとも試験放送を開始する(筈)ということで、従って少なくともその数日前には予備免許が交付される(筈)ということかと。
と幾段にも胸算用をした結果、12月21日頃に試験放送、12月25日に本放送開始と踏んだ。まぁ、12月末でも良いけど。これ以上遅れないようにして貰わないと。
ちなみに景色の方は、天気は相変わらず良かったが、富士山の手前だけ雲が回り込んでいて、富士山(だけ)は見えなかったという…
気が付いたら、今週後半は連休を取る予定ということで、引き継ぎのために一日バタバタと過ごす。といっても、休み中の予定が特に立っていないのだが…
帰りにヨドバシに寄って、DSのペン(太筆タイプ)を購入。ええ、結構、本気なのです(^^;;
「外出」するために家にいる、という逆説。だけで一日終わってはさすがに不健康なので、近所まで散歩。
「大本山光明寺と浄土教美術」@鎌倉国宝館。
光明寺と言えば「当麻曼荼羅縁起絵巻」というパターンだけど、良いものは何回見ても良い、ということで。運慶と快慶の作品の違いについて少しだけ経験値を積む。私はやっぱり快慶派かな…