空の蒼さを 見つめていると


2008年12月 / 先月(2008年11月)

12/31

 ここ数年は土日の関係でそうでは無かったのだけど、今年は普通に12/30までが仕事。交通機関が既に休日ダイヤなのに(朝のバスは少ないので、寒い中、駅まで歩いて!)、会社へ行く屈辱、再び。

 

 というのも昨日で終わり、ようやく今日からは休み。せめて、今年見た展覧会だけでも確認しよう、と思ったら、思った以上に大変で、貴重な「年末の僅か一日」の半分近くを費やしてしまった。

 で、整理したのがこの一覧

 150件弱と、昨年の128件を更に上回る過去最高の件数となったのはまぁ良いとして(…良いのか?)、改めて振り返ると、10月の異常な多さには、我ながら唖然。月間36件って一体… 件数が増えた一方、年間を通して割とローテンションだったこともあり、感想の量はやけに少なく。そういえば、旅行の時の感想も書いてないままだったよ……

 そして、今回の作業中に、今年の7月のファイルを何と、いつからか上書きで消してしまっていたことが判明。時間が経ちすぎて、もはやキャッシュからのサルベージも不可能で。何を書いたか(当月、何を見たか)も当然、覚えていなかったので、かなりショック… ただ、展覧会については見る予定のあるものは殆どbloc上に載せているので、過去月の予定から、当月に行った筈の展覧会を確認出来たのが、せめてもの救い だったかも。

 ここまで整理したら、あとは印象的だったものを抽出、というところなんだけど、ここまででいい加減、疲れたので(^^;; ベスト10らしきものを選んでみるのは明日にします。

 それでは、皆様、ごきげんよう。

 

12/28

 この一週間、何をしていたかというと。主に部屋の大掃除をしていました(^^;;

 ここ数年、床上のエントロピーがほぼ限界まで達してしまったことで、普通に整理整頓しようと思っても、そのために物を移動するワークスペースすら、もはや無く… 言ってみれば、game end寸前となったテトリスで上部に空いている僅かな隙間だけで何とか、暮らしていたわけですが、寝室用に使っている隣室の同じくエントロピー過大状態を(先日、購入した収納ケースに収納する形で)大幅に改善したことで、ようやく自室の環境改善についても、意欲を(数年ぶりに!)取り戻したので。

 隣室の収納で分かったのは、「片付ける(捨てる)ためには、ひとまずそれを全て収納できる収納スペース(ケースetc)が必要」という当たり前の真実。お陰で物を片付けるために物を買う毎日…

 

 最初に展覧会と演奏会のチラシをA4の箱にとりあえず分類して放り込む。(それ以上の整理は、ここ3年位挫折中…)。これで、チラシだけで出来た山々がザーっと崩れていく恐怖から、ひとまず解放。

 次にCD・本・コミックスが乱雑に積み上がる魔窟状態から脱却するには、ケースに入れてエントロピーを低下させるのが第一段階ということで、その手の収納ケースをテンマから買いまくり(CDだけでまず8箱)、弾みでCDの山を崩す状態から脱却。更に、本を同じサイズごとに並び替えて…

 …デフラグの結果、使用率93%まで達していたのが、82%位まで戻った、ような感じ。床の奥にあって場所を塞いでいたコミック雑誌(昔のバーズとかウルトラジャンプとかメロディとか)を50冊位処分した他は、基本的には並び方を替えただけで、殆ど「片付けて」はいないのだけど、これ以上、手を出すと、しばらく収拾付かなくなる(また床面積の95%を一時使用)ことは間違いないので、今年はひとまずここまで、にしようかと。

 これまで数年、全くと言っても良いほど手を付けなかった癖に、片付けだすと、乱雑なままのところが、いつまで経っても目に付いて気になる(^^;;

 

 雑誌も当時の思い入れは色々あった筈だったのだけど、数年間、手の届かない場所にあったと言うことは「持っていない」のと同じなので、ざくざくと。「forget me not」の載っているアフタヌーン増刊とか、「イエスタディをうたって」の短期連載中のビジネスジャンプとか、当時の目的物が既に単行本化されているものも多くあったし。ただ、同じく冬目景の「ももんち」1話が載っているスピリッツとかが出てくると、また困ってしまう。

 やはり、電子保存を模索すべきなのか… しかし、幾つかの短編のためにスキャナを導入するのも割に合わない(というか切り取った方が早い)。定例的にやるには手間が掛かりすぎるようだし。

 スキャナと言えば、昔のフィルムのデジタル化という野望が未だ果たせないでいるので、つい、それが併用可なフラットベットスキャナを探してしまっていたのだが、定番のドキュメントスキャナ(FI-S510)だと結構、コンパクト。問題は割と値段が高い…

 しかも、手持ちのComicsをフル電子化というのは手間を考えたら、到底、現実的ではないのは分かったのだが、ふと、展覧会のチラシを整理するという意味では電子化というのはアリかもしれない、と閃いた。まぁ、通常のチラシと違って、画像部分の再現性という問題が有りそうだけど。でも、所詮はチラシに載っている時点で、既に複製なわけだし。誰か既に実践している人はいないのかな… 

 

12/26

  「セザンヌ主義」@横浜美術館。

 横浜美術館らしい、授業のような展覧会。セザンヌの作品とセザンヌに影響を受けた内外の画家の作品とで構成。

 良心的な展覧会だとは思うのだけど、特に日本人の作品ではなまじ力を入れて、それぞれの画家としては割と良作を集めてきた結果、大半はとりあえず借りてきた、といった程度の(cマークの)セザンヌ自身の作品より、影響を受けた画家の作品の方がむしろ、絵としての力がある作品が多い、というのは展覧会としてはどうなんだろう… とちょっと思った。

 まぁ、セザンヌはバーンズ邸で、もうイヤ!というほど沢山見たばかりなので、厳しいのは仕方ないかも… 

 というわけで、これが、自分の中では今年、最後の展覧会(多分)。果たして何番目だったのかは年末に数えてみようかと。

 

 そういえば、今月前半を奪ったあの試験の結果が本日還元。当然だけど、無事に合格していて一安心。でも、引き続き、次の級を受けなくてはいけないので、状況は余り変わらず(^^;; 次は3月か…

 

12/21

  暫く更新しないでいたら、怠け癖が付いてしまって、ずるずると… とりあえず、先週の分だけ、何とか記入。今年中に見聞きするものは多分、これで大体終了かなと。

 

12/20

 「生誕120年記念 ペン画の神様 樺島勝一展」@弥生美術館。

 樺島勝一というと、やなせたかしが昔、教育TVで日本のイラストレーターを紹介していた時に、戦前の日本で最もハイセンスな漫画だったとして「正チャンの冒険」を激賞していたのが、強く記憶に残っていて、それ以来、気になっていた一人。もっとも、画歴的にはむしろ、「船のカバシマ」として当時の少年達に崇拝されていた(今で言う「神作画」という感じかも)ペン画の挿絵画家としての経歴の方が重要らしい。

 弥生美術館(というより千代田線そのもの)が、自分の家からだと不便な場所で、どうりで今まで来たことが無かったわけだと妙に納得してしまったが、しかし、見に来て良かったとつくづく思った。

 いやぁ、凄いペン画でした。しかも、本人のエピソードがまた凄くて。詳細を書きたいところだけど、今、書く余力がない(^^;;

 

12/19

 「やきものに親しむVI 陶磁の東西交流」@出光美術館。

 西洋で真似られた東洋の磁器。こういうのってやっぱり国民性が出るような。ドイツ人は真面目なんだけど、イタリアとかラテン系は雰囲気だけじゃん、みたいな。あと、イギリスも意外と適当だったりして。

 

12/17

 「ソウル・オペラ 魔笛」@東京国際フォーラムC。

 「魔笛」好きとしては、何となく面白そうだったので。で、面白いことは面白かったのだけど、良くも悪くも予想通りかな…  欧米人とかには受けそうだけど。

  時代的に黒人差別と呼ばれても無理のない構造を持っている「魔笛」をどう扱うのか、興味が有ったのだけど、単に(その辺をごっそりカットして)スルーするだけのダイジェスト版だったのにはやや落胆。演出上に深い哲学は特に無さそう。

 演奏は舞台上のマリンバが中心(笛の音は指揮者兼マリンバ奏者のリーダーがトランペットで表現していた)。アフリカ調に変えている部分(笛をバオバブから作ったとか)はそれほど面白くなかったが、パパゲーノの歌で「沢山のパパゲーノとパパゲーナが、沢山のマリンバ奏者になると、きっと楽しい」という歌詞だけはちょっと受けた。

 あと、どうでも良いけど、数列前に、まるでデヴィ夫人のような顔と髪をした、だからつまりデヴィ夫人本人が見に来ていた。別の機会に夜の女王の格好で「魔笛」イベントに参加したこともあるらしい(似合い過ぎ?)ので、もしかしたら、「魔笛」好きなのかも。

 ちなみに、帰りの電車で、「魔笛」のハイライトCDを聴いてみたら、(完璧超人のドイテコムが夜の女王という名演であることもあるけど)、やっぱり、そのままの「魔笛」の方が遙かに美しかった(^^;;

 

12/16

 有休。もう一日休んで体調を戻すように、ということらしい。体調と言えば、試験勉強で動かなかったり、夜勤でつい食べてしまったり、で気が付くと、体が…

 これはまずい。と今日は近所の丘陵を縦断(10km)。

 途中、遠足の子供とすれ違う。「こんにちは」と声を掛けてくるので、さすがに子供相手に無視することも出来ず、挨拶を返していたが、向こうは1回で済むが、こちらは毎回、返事をせざるを得ず。しかも、彼等(2クラスくらい?)は足の速さもまちまちで、結局、30分くらいに渡って、70人以上の子供達に挨拶する羽目に陥ったのだった。いや、まぁ、良いですけど。

 

12/15

 12/14の夜から今朝まで夜勤。やることは朝の4時過ぎには終わっていたのだけど、普段慣れないことをする、というか要するに徹夜すると調子が狂って。午後寝ていたのだけど、調子がどうも戻らない…

 

12/13

 やれやれ。終わりました。

 京都旅行での旅先の宿から、一昨日に至るまでのこの2週間半、試験勉強にほぼ専念していたので、久々に「世間」に戻ってきたという感じ。本当は、そこまで気合いを入れて詰め込むほどの試験でも無かったんですけど、この程度の試験を落とすのは自分のキャラ的に?有り得ないかと思って。とりあえず、これでようやく年末を迎えられそうな気分ですよ。

 もっとも、今回落ちてないとしても、(若干範囲が広いだけの)より上級の試験を来年にはまた受けないといけないらしいので、縁が切れたわけでもなく。どうせなら、覚えている内に次のを受けたいのに…

 

 終わってから見に行ったもの。

 12/12 「アンドリュー・ワイエス 創造への道程」@Bunkamuraザ・ミュージアム。

 12/13 「ケルティッククリスマス2008」@すみだトリフォニーホール。

 いやぁ、自由って素晴らしい(^^;;

 とはいえ、この2週間半の内に溜まったHDDの消化に、今後(年内一杯?)追われるのは間違いなく。一週間の旅行で不在にする時より遙かに多くの番組が溜まっているよ…

 

 明日の夜は夜勤で、24:00から08:30までの勤務。なので、終バスで出勤の予定。

 ちなみに、そういう勤務は生まれて初めて。まぁ、夜間の作業が無事に稼働しているか、横でただ確認していれば良いだけの、有る意味、楽な仕事らしいのだけど。何も起きない限りは。

 

12/6

 存在(というか不在?)証明としての更新。

 12/2 ワルシャワ室内歌劇場オペラ「セビリアの理髪師」@オーチャードホール。1階席を安売りしていたので。1階から見ると、こんな感じなのね。

 12/6 桑原弘明展@ギャラリー椿。年末恒例の「Scope展」。今年もまた驚きに満ちて。光源の違いで夏と冬が一瞬で変わる樹。そして、階段の壁に映る影が何と!

 そして、あとはひたすら(でもないけど)試験勉強(^^;;