空の蒼さを 見つめていると
早朝、ちっとも来ないバスに、しびれを切らしていてようやく気づいた。…今日って「休日」? お陰で、「プラド」の実質的な開館時間に間に合わず。9時前に着いた時、第1室は既に結構混んでいた。
「プラド美術館展」@東京都美術館、「エルンスト・バルラハ」「大正・昭和前期の美術」@東京藝術大学大学美術館。
「プラド美術館展」については私も、前回の時の感想のコピペでも良いかも。今回は前回の反省なのか、時代をもう少し絞ったため、その分、濃度は上がっていた気はするけど。でも、瞠目するような一点はやっぱり来なかったなという感想で。
今回はベラスケスを5点借りてきたにも関わらず、都美術館のメインフロアー(と学芸員に以前聞いた階段下)の展示はムリーリョ特集。サイズ的なものが最大の理由だとは一応、分かるけれど、「そういう展覧会」なんだ、とやや失望。というか、センチメンタルな通俗性に最も手厳しかった学生時代と違い、今なら好きになれるかも、と秘かに思っていたのだけど、印象は余り変わらず。上手さが目につくようになった位。
やむなく、反対側のスルバランのボデコン(静物画)で、心を落ち着かせる。そう、これが来ただけでも今回は良かった。あの陶器の肌の美しさは、プラドで見た感動を覚えていた数少ない作品。
しかし、全体としてはそう悪くはない筈なのだけど、何だか、満たされないというか、もの悲しい気持ちで会場を後に。それが、学生の頃に見て圧倒された「プラド美術館」の展覧会ならこんなものじゃない、という感傷的な思い入れからなのか、それともここに欠けているものの余りの大きさを知っているという客観的な事実からなのか。
同じく館内を一通り全部見た「ブリュッセル王立美術館」に関する来日展覧会で、どう感じるのか、今から半分は楽しみ、半分は恐れているところ。
上野公園では、「東西めぐりん」とかいう区の循環バスの開業イベントを開催していた。 区の?お偉方を集めてスピーチをして、という旧態依然の自己満足系イベントのようで、それはまぁ、どうでも良いのだけど、 展覧会を見た帰りに、遠くからピンクレディのメドレーが聞こえてくるので何かと思ったら、会場の舞台で、小中学生位の女の子達が歌にあわせて踊っていたのだった。
メドレーが終わると、紹介のアナウンス。「花やしき少女歌劇団の皆さんでした」。は、花やしき少女歌劇団?
どうやら、そういう団体が存在するらしい。しかも、何というか、 えらく普通っぽい女の子たちに見えたが… どこが歌劇団なのか全くの不明だが、どうせなら田中公平先生に劇団歌を作って貰えば良いのに。
先日、地方ごとに一番売れているご当地米についての記事が、新聞の夕刊に出ていた。
北海道の「ほしのゆめ」、北東北の「つがるロマン」といったその名前を、ふーんと読み流していたところ、最後に九州で目を丸くした。かの地で一番人気なのは、「森のくまさん」という お米らしい。
…え? 米の名前が「森のくまさん」? ある日森の中、くまさーんに、出逢った?
余りにも唐突なネーミングに、由来を調べみたら、「森の都熊本で生産された米」という意味から一般公募で付けられた名前(Wikipedia)だった。 あぁ、なるほど。熊本が森の都かどうかはともかく、熊本産→くまさん、が出発点なら、「森のくまさん」までは割と一直線、のような気が。ただし、逆方向へは普通分からないだろう。まさか、「くまさん」が「熊本産」だったなんて…
Novel。ジョナン・キャロル「蜂の巣にキス」。
待望の、そう待望の、ジョナン・キャロルの(日本での)最新刊。長らく邦訳を待たされたけど、この小説は1998年刊行。結構前とはいえ、「ツイン・ピークス」の放送から8年も後と思えば、この題材には、やや今更感も無きにしもあらず、なんだけど。魅力的なキャラと、作者の底意地の悪さは相変わらず楽しめます。が、こういう方向性(というかジャンル)で終わるとは… ある意味、それこそが今回のサプライズ ?
「手塚雄二−花月草月展」@日本橋タカシマヤ。
ミュシャっぽいというか、茫洋とした 世界。綺麗と言えば綺麗だけど、どれも、色彩効果から逆算して頭の中で作り上げた画面構成という印象で、描かれた風景や線には、描きたいものを描いているという気持ち良さを余り感じられなかった。ちなみに、会場で一番大きい作品は、(神様というよりも)何だか怪獣みたいな、風神雷神図だった。
そういえば、今年の出光美術館は開館40周年記念と言うことで、年間スケジュールにも割と意欲的なラインナップが並んでいるのだが、その中でも、9/9〜10/1の「国宝 風神雷神図屏風−宗達・光琳・抱一 琳派芸術の継承と創造−」展は、特に楽しみな企画の一つ。
一つ一つは東博や京博等で平常展示されることも多く、目にすること自体はそう珍しくもない「風神雷神図」だが、今回はタイトルの通り、「三つの風神雷神図を一同に展示」というところがミソ。5年前にも出光美術館ではこの「継承」に関する「抱一展」を開催していたが、その時は、少なくとも宗達は写真だった筈。というか、三つを一同に展示するのは、何と「60年振り」らしい。この際、どうせなら、(東京富士美術館が持っているのを最近知った)其一の襖絵も借りてきて並べて欲しかったが、そこまで望むのは欲が過ぎるというもの?
5年前の説明だと、光琳が宗達を模写し、その後、抱一が(宗達のオリジナルが有るとは知らないまま)「光琳の模写」を模写した、という話だったが、伝言ゲームのように、絵の細部のどこが変わっていったのか、じかに見比べることが出来る絶好の機会。それだけに凄く混みそう、と思ったら、この展示に限り、毎日午後7時まで延長開館とのこと。平日の夕方に見に行けば、大丈夫かな。
東京二期会の「皇帝ティトの慈悲」@新国立オペラ劇場。(と、ついでに、「武満徹 ─ Visions in Time」@東京オペラシティアートギャラリーを駆け足で)
コンヴィチュニー演出は思っていた程、先鋭的ではなかったものの、値段分(今回は4階席で5千円)のエンターテイメントとしては十分に楽しめた。ただ、雨の休日にわざわざ出掛けるまでのものだったかというと… (←雨が降っている日に外出するのが余程、イヤらしい)
京都国立博物館の「大絵巻展」は会期が始まってから、ようやく展示替予定を公開。誰もが思い立ったらすぐ京都へ行けるわけではないのだから、こういうのって、もっと早くから出すべきだと思う。
ええと、大体、前期と後期で分けているのか。後期は5/26〜5/28辺りに行く予定だから良いのだけど(諸般の事情で当初の予定より一週間ほど遅らせざるを得なくなった)、前期は見られないな。でも、あれか。行く予定の週が変わったせいで、近代美術館の「フンデルトヴァッサー展」も見られなくなったわけだし、GW中は暇だけは割と有る筈なので(誰かのBirthday Liveさえも今年は無くなったし、今年は桜見の気分でもないので東北行きも今のところ予定していないし)、月2回ものぞみで京都往復というのは予算的に無理としても、日帰りとか夜行バスとかなら、その二つだけ見に行くというのも有りかも。どうしようかな…
今、改めて京都国立近代美術館のサイトを見に行ったら、「フンデルトヴァッサー展」の巡回先としてメルシャン軽井沢美術館が。あれ、うちからだと、どっちの方が(時間的・予算的に)行くのが楽なんだっけ? まぁ、軽井沢か。とすると、無理してGWに行かなくても… いやいや、それはそれとして…
「燕子花図 と藤花図」@根津美術館→「播磨ゆかりの江戸絵画−応挙・蘆雪・若冲を中心として-」@大倉 集古館→「風俗画にみる日本の暮らし」@出光美術館。
いずれも興味深い展示だった。でも、感想は(昨日の分までで力尽きたので)後日ということで。昨日と一昨日も、機会があったらもう少し追記したいけど…
若冲といえば、「はてな」からのメールでも紹介されていたように、「若冲と江戸絵画展」のブログで、プライス氏自身によるコレクション解説が毎日更新、というのは素晴らしい限り。出展作109点のすべてについて解説してくれるようだし、今後も楽しみ。
「最澄と天台の国宝」@東京国立博物館の夜間延長。
実は京都国立博物館でも(しかも同じく夜間に)見た展覧会だったりするのだけど、展示の仕方で、受ける印象はこうも変わるものだなぁ、と実感。東京の方がやはりドライに展示してあるという感じ?
この展覧会の白眉たる、比叡山横川中堂の聖観音菩薩立像も、京都と東京ではかなり異なって感じられた。勿論、その美しさはどこでも不変で、京都でこの展覧会を見た夜に書いたメモを思い出したりはしたのだけど、京都では自然と手を合わせたくなる存在の美しさ、だったのに対して、東京ではあくまでも美術品としての外形的な美しさだった。ちなみに、京都で見た感想として、どういうメモを書いていたかというと。
「白薔薇シスターズの気持ちが、少しは分かったようになった気になりました」
館内には、西洋美術館の秋の「ベルギー王立美術館展」のチラシが。おっと。ルネ・マグリットは「光の帝国」ですよ! この際、クノップフが「メモリー」なら恩田陸的には言うこと無かったんだけど…
でも、アンソールが「薫製を取り合う骸骨たち」だったり、ヨルダーンスが「飲む王様」だったりと、超目玉のブリューゲル(?)の「イカロスの墜落」一点だけでなく、他の作品も「選りすぐり」と呼んでも恥ずかしくないだけのものを借りてきている様子。さすがは西洋美術館というべきかも。
恩田陸「エンド・ゲーム」。
奇しくも恩田陸の小説を図書館から借りて、読み途中だった。う〜ん… 作者が書きたかったのが、オセロゲームのようなイメージで、という辺りに有るのはよく分かるのだけど、客観的に見ると、今一つかな… こういう話の場合、舞台の大半に石を敷き詰めておく序盤をもっと丁寧に描いておかないと、後半、石をひっくり返すところの驚きが(作者が楽しんでいるほどには)伝わってこないわけで。
そうそう、この作品では、六本木ヒルズの森美術館で開催された「ハピネス展」が登場(作中では「しあわせ」)。どうでも良いけど、曜変天目の話と言い、恩田陸の作品では、展覧会が楽しい場所としては描かれていない気がするな…
「生誕120年 藤田嗣治展」@東京国立近代美術館の夜間延長。
ちょうどこの日に入場者が10万人を突破したらしいが、今週からの木曜の夜間延長ということで、予想通り空いた室内で(それでも一部屋十数人はいたけど)、ゆっくり見ることが出来た。展覧会としては東京国立近代美術館としてはかなり頑張っている方かな、という印象。自分の中で新たなフジタを発見した、とまではいかなかったのが残念だけど。
ところで、晩年の藤田は皿とか日常の小物も結構手掛けていたらしい。それに習って、猫柄のマグカップみたいな展覧会グッズを作って3千円位で出せば馬鹿売れすると思うのだが、そういう発想は無いんだろうか。それとも、夫人が承諾しないんだろうか。
清水マリコ「侵略する少女と嘘の庭」。
前回の「ゼロヨンイチナナ」にはやや失望したけど、「嘘」シリーズの方は今回含めて3作とも安定した出来。何というか、主人公のまともさにほっとする。ただ、今回は話のまとめ方としては普通過ぎる…気がしないでもないけど。
このところ、展覧会行きも(出来るだけ)自粛していたので、「藤田」「プラド」「天台宗」といったメジャーな展覧会にも、まだ行けていない。
聞いた話では、「藤田嗣治展」は平日の昼でも(絵に近付けない位の)混雑らしい。あれか。NHKのテコ入れ(新日曜美術館での特集)のせいなのか。今週末に行こうかと思っていたのに… というか、チケット屋で、今週末までしか有効でない格安の「招待券」を購入したから、それまでに行くしかないわけなのだが。
あ、サイトには4/20以降は金曜に加え、木・土も夜8時まで開館とある。となると、木曜夜が狙い目? で、金曜の夜は「最澄と天台の国宝」に寄るという筋書きで。…そう上手く行くかは不明だけど。
そういえば、今年の近美の年間スケジュールでは、「フジタ」が一番の目玉 になるのだろうけど(しかし、そんなに混むとは正直思っていなかった)、こちらは全然混まないと断言出来る、来年1月の「都路華香展」に、個人的には結構、期待。
今では、割と「忘れられた」画家に近いと思うのだが、前に数点の絵を見た時に、四条派の伝統を受け継ぐ確かな技量に加え(当時の京都の美術学校の校長みたいな人だった筈)、同時代のアールヌーヴォー的なモダンな感覚も持った、ちょっと面白い作品だったことを覚えているので、まとまって回顧展が開かれるというのは興味深い。
いや、京都国立近代美術館で、「都路華香展」が開催されるのは知っていたのだけど、東京でも見れるなら、その方が便利だし。
ところで、先日の試験は、公表された解答を見る限り、受け直さなくても大丈夫、な様子。あんな遠い会場まで、また受けに行くのは嫌だったので、それが一番ほっとした(^^;;
だって、藤沢で申し込んだのに、実際は平塚で、しかも会場の某大学「湘南ひらつかキャンパス」は、新幹線より北側の山腹。どう見ても秦野(寄り)です。本当に 有り難うございま…と言いたくなる場所だったので。
あー、疲れた。
試験から解放されて、ともあれ、ほっと一息。ようやく、穏やかな?日常生活に復帰(の見込み)です。
例えば、明日からは帰りの電車で、何の本を読んでも良いって、素晴らしい… さっそくD.W.ジョーンズの3月の新刊3冊を… いや、まずはリハビリとして「マリみて」か清水マリコの嘘シリーズの新刊か。あ、図書館から先週、回収だけしていた恩田陸の「エンド・ゲーム」も早く読まないといけないんだった。ジョナサン・キャロルの待望の新刊(翻訳での)も間近だし、読む本には当面の間、困らなそう。
考えてみれば、今年になってから、「高慢と偏見」位しか読んでないからなぁ。その代わり、「高慢と偏見」は、新潮文庫版、河出文庫版、岩波文庫版、ちくま文庫版と続けて4回も読んだのだけど。
この1,2ヶ月、日常の各方面で放置してきたものが色々と溜まっているので(部屋の整頓とか日々の運動不足とか)、今後は少しずつ健康で文化的な生活を取り戻したいところ。……最低限文化的な?
まずは喫緊の課題として、今週は、HDD内に積み上がっている怒濤の春アニメを整理しようかと。というか、これでも、合間合間に密かに?チェックは入れて、7,8本は既に予約から落とした筈なのに、未だに週22本の予約が残っている のは何故? しかも、その半分以上は1回もまだ見ていなかったりするし。
映画も今年に入って、この前のライオン映画以外、全く観ていない有様なのだけど、今週公開のテレンス・マリックの映画位は観たい。押井守の「立喰師列伝」は… DVDでも良い気がしてきたけど。
あとは日記か… まぁ、焦らず、ぼちぼちと。そういえば、展覧会の感想も微妙に溜まりつつあるような。昨年の感想も実は残ったままだし。旅行記も2年分… 遅れを取り戻せるのはいつの日 ?
この土日は京都へ行ってました。
そうだ、京都行こう。と当日、急に思い立ったわけでは勿論なくて、予定自体は一ヶ月前から入っていた(奇跡的に市内の安宿を取れた)のだけど、先週はその準備も含めてバタバタしていて、ここでそれに触れる余裕すら無かった。前日の金曜夜には橘いずみのライブに行ったりしていたし。
ちなみに、ライブハウスが思いの外、狭かった上、寝不足で空腹なところにアルコールを入れたりしたのが悪かったのか、十数年ぶりに「立ち眩み」というものを体験。小中学生の頃、夏の朝礼でクラクラと倒れそうになったあの感覚。何とか倒れはしなかったものの、酸欠状態で、視界がブラックアウトして、目は開けているのに、周りが何も「見えなくなる」状態が 数分間、続いた。結構やばい体験だったような… でもライブ自体は良かったけど。
京都行きの方は、展覧会、特に京都国立博物館の特別展観「18世紀京都画壇の革新者たち」を最大の目的として、アサヒビール大山崎山荘美術館、京都文化博物館、野村美術館、京都市美術館にも寄った他、季節柄、桜も見てきました。桜と言うより、人を見てきた、という方が正しかったような場所もあったけど。円山公園の 夕方の枝垂れ桜とか、清水寺の夜桜とか、哲学の道とか。
こちらではソメイヨシノがちょうど満開になった頃(疎水にも殆ど未だ花が散っていない!)で、時計が一週間巻き戻ったような不思議な感覚に。今年は、関東では落ち着いて桜を見る気分では無かったので、京都で見ることが出来たのは良かった なと 。
そんなわけで、試験の準備時間がいよいよ足りなくなってしまったので(←自業自得)、これから一週間、試験が終わるまで、『あとは、沈黙』(「ハムレット」)。
微妙に多忙。
今、函館では「ぼくらの小松崎茂」展なるものをやっているらしい。でその次は、旭川に巡回予定。さすがに北海道までは見に行けないが、10/7〜12/3には東京でも逓信総合博物館で開催するようなので、その時は見に行こうかと。私自身でいえば、「ぼくらの」というには、少し世代がずれている感じだけど、それでもサンダーバード2号のイメージを始めとして、自分の中に色々と刷り込まれている人ではあるので。
…ところで、弥生美術館とかならともかく、何で逓信総合博物館なのかが、よく分からないのだけど。
桜は咲いているし、展覧会にも行ってないし、しかし暇な時間は余り無いし…と、必要最小限?だけ観覧。帰りは鎌倉駅で下車したら凄い人だったので裏道を選び、桜を見ながら、家まで歩いて帰宅。
「花鳥−愛でる心、彩る技 <若冲を中心に> 第1期」(三の丸尚蔵館)→「東京駅の歴史展」(東京ステーションギャラリー)→「読みつがれる童話 アンデルセン生誕200年展」(印刷博物館)。
4/1になったので、各美術館のサイトの年間スケジュールが更新されている。目に留まったところを、幾つかセットで紹介。
1.おこしやす対決。
4/22〜5/28に平塚市美術館で「京都国立近代美術館所蔵品展 京都に花ひらく日本画」、7/28〜8/27にそごう美術館で「(仮称)京都国立近代美術館所蔵洋画名品展」。
両方とも京都国立近代美術館なので、一瞬、巡回展?と思ったけど、前者が日本画、後者が洋画だった。特に前者は「美の巨人たち」でも取り上げられていた岡本神草の舞妓の絵が有るなど、要注目。平塚市美術館は行くのがちょっと面倒(駅から遠い)だけど、ぜひ行こうかと。
ちなみに、似たような感じで、4/22〜6/4に練馬区立美術館での「和歌山県立近代美術館所蔵名品展 大正期の異色画家たち」も気になるけど、家からだと結構遠いので、微妙。
2.夢見る美術館。
10/7〜12/20に世田谷美術館で「ルソーの見た夢 ルソーに見る夢」、10/7〜12/24に埼玉県立近代美術館で「美術館は白亜紀の夢を見る」。
時期まで被ってる! 前者は前に紹介済みだけど、後者は初耳。まぁ、タイトルほど面白くは無いんじゃないかな…と薄々思うものの、でも、こういう企画者の気持ちの入ったネーミングは大好き。
3.個人コレクターが見た戦後美術。
4/29〜7/17に府中市美術館で「アートとともに 寺田小太郎コレクション」、10/31〜12/10に松濤美術館で「コレクター砂盃富男が見た20世紀美術迷宮+美術館」。
あと、恒例の江戸美術としては、11/3〜12/3に千葉市美術館で「浦上玉堂展」。今年は玉堂なのか。まとめてきちんと見たことは無いので、千葉市美術館ならではの展示に期待。