空の蒼さを 見つめていると


 blog そらのはて小人たちが騒ぐので
 2010年11月 / 先月(2010年10月)

11/29

 写真の整理。調子に乗って撮っていたら1千枚ほどになっていたので、整理するのにひどく疲れる…

 今回はGXRの50mmだけでほぼ撮影。一部、広角を28mmで撮ったのだが、正直、レンズを買えるのが面倒で(汗 昔はこんな感じでせっせと変えていたことを思い出したけど、まぁ、ズームが定番になるわけだよ、と当たり前のことを思った。せめて35mmなら一本でいけそうな気もするのだけど…

 しかし、写りはさすがにAPS-C。今回はじめて、目で見た時の美しさというか、見た印象そのものを写真上で普通に再現出来たような気が。やっぱり、きちんとしたディテールが必要だったんだなと。

 最後に、up用に100枚程度を抜粋。せっかくなので、大きめのサイズにしたいところだけど、一画面に収まらないのも意味が無いので、1200x900でリサイズ。

 で、upしたのが、この2010年京都の紅葉。ここ数年の写真と比較して頂ければ、今年の写真がいかに違うかが分かるかと。…まぁ、今回は(割と)天気に恵まれたことが大きいわけだけど。

 

11/28

 京都行き3日目。

 せっかくなので、行ったことが(多分)ない場所も行こう、ということで、東福寺の光明院へ。なるほど、こういうところでしたか。人でごった返す東福寺は勿論無視して、泉湧寺へ。既に遅かったが、800円も出しているので元をとろうと写真を撮りまくる私。…でも、あまり意味が無かった。そして、前回、寄ろうかと思ってやめてしまった隣の今熊野観音寺へ。

 モミジは正直、余り綺麗な色ではなかったが、土俗的な感じがちょっと面白かった。口上のようなものをスピーカーから絶えず流していて、ここの観音様は、霊験を著す時に「必ず夢枕に立つ」のだそうで、枕カバーをぜひお持ち帰りください、と連呼していた。「枕宝布」の文字に枕カバーとルビが振ったそれは、ぼけ封じ・頭痛封じ・知恵授けのご利益がある目玉グッズらしい。

 …どうせなら、どこかと連携して、この際、萌え枕カバーを出すのが良いのではないかと。5等身くらいの可愛い観音(KANON)ちゃん(?)が夢枕にニッコリ立つ、というのであれば、全国から購入者が(主に委託通販で)現れるに違いない。ほら、観音様といえば衆生を救うために、三十三変化すると言いますやろ。目的のためなら、きっとそれくらいのお姿だって軽くなってくれる筈。多分…

 坂を下り、もう一度、五条坂を上る。何だか登ってばかりいる気が。昼の清水寺は果たして真っ赤だった。赤、赤、赤… 境内の全てが朱で染まっていた、といっても過言でない位。きっと、今年は、来年以降の観光写真が随分と準備されたことだろうなぁ。あと5年くらいは、今年の紅葉写真だけで戦える、みたいな感じかと。

 天気が悪くなってきたので、どうしようかと思いつつ、一応、今年のJR東海強力プッシュの金戒光明寺まで歩く。中にこんな庭があったとは… というか、最近整備したんでしょうけど。帰りの切符を朝買っておいたので、無駄なく戻るため、珍しく金戒光明寺の前からタクシーに乗り、丸太町まで。実はその十分間が、この三日間で一番会話をした時間だったという…

 

11/27

 京都行き2日目。

 天気が良いのを幸い、王道?で嵯峨野を目指す。

 天龍寺→亀山公園→嵐山→宝厳院→大河内山荘→常寂光寺→祇王寺→厭離庵→宝筐院→大沢池。散り紅葉になっていたところもあったが、天気が良かったところは思ったより綺麗に見えた。

 一応、東福寺の状態も確認しておこうかと思って、京都に戻り、そのままJRで東福寺へ向かうが、接続が今ひとつで、着いたときには既に4時過ぎ。外から見て、中心の葉が落ちきっていて、残っている葉が汚いのを見て、その駄目さ加減に、「今年は入らなくて良いな」と安心する(^^;;

 この時間から入れるところ、ということでバスで五条まで上がり、清水寺を目指す。通常拝観は5時半までなので、まだ30分有る。といいつつ、いい加減暗いが、夜間拝観までは意地でもライトアップしないらしい。肉眼では既に色が見えないが、高感度にして写真を撮ってみると、どこもかしこも「赤い」ので、明日もう一度来てみたほうが良いかと思う。夜間拝観の開場を待つ100m近い列とすれ違うように坂を下り、駅への直通バスに。駅の周辺はさすがに凄い人で、食べる場所を探してうろうろする羽目に。結局、駅南のなか卯で食べることに…

 

11/26

 京都行き1日目。

 いきなり朝の横須賀線が信号故障か何かで一時間遅延。元々自由席に乗るつもりで、座席指定を取っていなかったから、良いけど、朝から予定が狂う。とりあえず、品川で広島行きの、やや混んだのぞみをやり過ごしてから、3分後の新大阪行きののぞみに乗り込んでやれやれ、と思っていたところ、新横浜で一本前ののぞみが横のホームに止まっていた。

 何でも急病人の搬出待ちらしい。それはそれでやむを得ないが、品川・新横浜間の僅か11分で搬出されるまで体調を崩すって、どんだけピンポイントな急病人なんだという…

 結局、昼前に到着。…あれ、晴れてない。仕方ないので、美術館の見学を先に済ますことに。相国寺の承天閣美術館で、応挙の「七難七福図」を全巻公開中、ということで、これだけは見ておきたかったのだ。今までの応挙展でも部分的には見たものの、全てを見るのは初めて。やはり、七難図の方が圧倒的に興味深い。強盗、地震、台風、津波… これって、いわば当時のディザスター映画なのかも。いや、災難に立ち向かっている、わけではないから、単にパニック映画と読んだほうが適切かもしれないが。陰惨な描写(牛裂きの刑が見た目も恐ろしい)も含めて、こういうのも何だが、見られて良かった。

 美術館を出ると少し晴れてきたので、哲学の道方面で、今年の紅葉の状況を定点観測。と思ったら、桜の葉は既に散り、哲学の道は余り紅葉が見られず。というか、桜の養生のため、小道は歩行禁止になっていた、とは知らなかった。仕方ないので、普通の道を歩くが、川べりの小道を歩かない限り、あの道は「面白くも何とも無い」ことが分かった(苦笑 早々に一本上に上がって、上の道を歩く。

 法然院→安楽寺→霊鑑寺。今年こそはと思った法然院が相変わらず駄目で落胆したものの、久々(学生の時以来?)に入った霊鑑寺の裏山のモミジが、ちょうど日が差してきたこともあって、綺麗だったので、ちょっと得した気分に。その後、5時過ぎて既に暗い真如堂と金戒光明寺を抜け、真っ暗な南禅寺を通り抜けて地下鉄・蹴上に。

 夕食を食べてから、大津のホテルに向かうため、京都から、新快速に乗ろうとすると、新快速も遅れてきた。…今日はそういう日なの? ホテルは駅の南側から少し歩いたところ。分かってはいたものの、南側って本当に何もないのに驚く。ホテルまでの5分間で自販機が一つあった位(笑) 自室にPCが有るのは便利だが、特に大した使い道もなく、そのまま寝てしまう。

 

11/25

 今週末は(金曜に一日休みを取って)いわば恒例となっている、秋の「そうだ、京都行こう。」。

 近年は地球温暖化なのか紅葉の時期が遅くなっているので、今年はあえて11月最終週にしたのだが、実は先週時点で充分に紅葉していた様子。とはいえ、夏の時点で時期を予測するのは無理…

 本屋の旅行コーナーで、京都のガイドブックを眺めて、近年行ってない紅葉スポットがどこか無いかと改めてチェックしてみたが、ここ5年ぐらいの記憶を辿ると、全く行ってない地域などというものは特に無かった(^^;; まぁ、今年は21世紀になって以降、初めてといって良い位、まともな紅葉らしいので、基本?に忠実にというか、王道なところをふらふらと歩くことにしようかと。

 ちなみに、今回は、GRレンズで紅葉を撮ってみる、のが主目的と言っても良いかも。今まで紅葉と桜はコンパクトカメラでの描写力の力不足を毎年感じていたので、GXRだと、どこまで撮れるのか、ちょっと楽しみ。もっとも、人が溢れている中を歩くのが、この時期の京都なので、どのみち、人が映り込んだスナップ写真が大半になってしまうのだけど…

 

11/23

 「仏像のみかた」@神奈川県立金沢文庫。

 称名寺の銀杏の黄葉がちょうど盛りだった。

11/22

 「シェル美術賞展2010」@代官山 ヒルサイドフォーラム。

11/21

 相変わらず、更新の方は平常復帰出来ないまま。感想のアウトプットの仕方について、もっと上手い方法を考えるべきなのかも。

11/20

 「円山応挙 -空間の創造」(後期)@三井記念美術館。
 「丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展」@埼玉県立近代美術館。
 「黙示録―デューラー/ルドン」@東京藝術大学大学美術館。
 「東大寺大仏―天平の至宝―」@東京国立博物館。

11/19

 「歌麿・写楽の仕掛け人 ―その名は蔦屋重三郎―」@サントリー美術館。

11/18

 3ヶ月以上にも渡って、人を不幸のどん底に突き落とした大ミスを4月に引き起こした職場の人間が、またしても通常ではあり得ないミスを起こす。今回は外への影響なし、かつ自分の管轄外の業務だったので、その意味では気が楽だったが、事情聴取するために残業をする羽目に。本人が(自分の駄目さ加減を)一番分かっていないので、それに付き合うだけでどっと疲れる…

 南口の駅の改札フロアーのカフェ(パブ?)に、ギネス半額という表示が出ていたので、寄って半パイントだけ頼む。パブと名乗る以上、カウンター位有るだろうと思って入ったのに、食事するための場所ばかりで、ひとり場違いな感じだった… でも、半パイントだけ飲むと、そのまま改札へ向かう私。だって、電車の接続が次は30分無いし。

 

 小野不由美「ゴーストハント1 旧校舎怪談」(メディアファクトリー)。

 ついにねんがんのリライトばんをてにいれたぞ。と盛り上がるところなのだが、勿体無くて、なかなか読み出せないまま。

 いや、前回のダ・ヴィンチでのお試し版?で、ボリュームが改稿でおおよそ倍増したのは確認済みだし、まだまだ最初の一冊目なのだから、読んでしまっても問題はない、筈なのだけど、余りにも長いこと、(ある程度長い)新作が読めない日々が続いたので、未読の作品があるという贅沢さをすぐに失いたくない気持ちが(汗 

11/17

 長谷川学「矢島」@Showcase/メグミオギタギャラリー。
 「EXHIBITION OF WONDERWALL ARCHIVES 01」@ポーラミュージアム アネックス。

11/16

 押井守映画のファンの方が、十年前の日記の一節を引用されていた。自分でも忘れていた内容だったので驚く。せっかくなので、昔書いた押井守論も読んで頂いた。うわ、これ書いたの、もう20年も前なのか…

11/15

 時間が出来たら、やろうと思っていたことの一つ(E-PL1で某ソフトの映像を記録する)をようやく果たす。

11/14

 とか言いつつ、なかなか復帰できない。とりあえず、行ったものだけ追記。

11/13

 この週末は、横浜にさえ近寄らけなれば不愉快なことは起きないだろう、と思っていたのに、葉山一色行きのバスが富士見橋の交差点の手前に来たところで、白バイに先導された大型バス3台が葉山(山回り)方向に通過していくのを、5分以上待たされる。…大名行列かって言いたい。後から考えるに、各国首相夫人達の大仏&建長寺見学ツアーの帰りだった様子。まさか、こんなところで巻き込まれるとは…

 「古賀春江の全貌」@神奈川県立近代美術館葉山館。

11/12

 「アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然」@国立西洋美術館。
 「19世紀フランス版画の闇と光 ― メリヨン、ブレダン、ブラックモン、ルドン」@国立西洋美術館。 

11/11

  GR LENS A12 28mm 購入。

11/6

 そろそろ、更新を復活すべき頃合いかと。とは言いつつ、先月の遅れを取り戻すべく、毎日少しずつ↓廻っているので、感想を書くところまで辿り着かない。明日辺りから、かな…

 「南宋の青磁 空をうつすうつわ」@根津美術館
 「円山応挙 空間の創造」@三井記念美術館
 「日光道中−江戸の旅・近代の旅−」@旧新橋停車場「鉄道歴史展示室」
 「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)展」@神奈川近代文学館

11/5

 「ドガ展」@横浜美術館。

11/4

 「手恬Y二 一瞬と永遠のはざまで」@そごう美術館。

11/3

 文化の日。だけど、いつもと余り変わらない時間に起きて、「ロボットと美術展」@静岡県立美術館へ。

11/2

 五島記念文化財団「20周年記念展 美の潮流」@Bunkamuraザ・ミュージアム

11/1