「魔笛」の感想 2005.1.30
DVDを中心に、最近見たもの。
キャスト的には地方公演ということで、(多分)サブのメンバーだと思うけど、アンサンブルはそんなに悪くなかった(と思う)。 夜の女王はジャニーヌ・テームスではなくて、ダグマル・ヴァニュカートヴァーという人だったが、却って良かったかも。無難ながら、それなりに歌いこなしていたという印象だったので。 他のキャストについては良くも悪くも余り印象が無かったけど(あえていえば、初々しくないタミーノ&パミーノよりはパパゲーノ&パパゲーナのコンビの方が良かったような。特に子沢山の辺り)、ザラストロのミラン・ビュルガーだけは酷く気になった。体調が悪かったのだろうか、と疑問に思う位、声が出ていなかった。 演奏のテンポは割と早めで、悩まずサクサク進む、という感じ。休憩を除くと全体で2時間半も掛からない位。 演出もごく普通で、凄いと思うところも特になかった反面、旋律の楽しさに浸ることを妨げられる部分もなく、普通に楽しめたという印象。
グロッケンシュピールが、巨大な祭具みたいで、舞台上に置きっぱなし(幕が開く前、童子達がまず置きにきた)で必要な時だけ持つ、というのはどうかと思ったけど。あれはやはり、携帯用サイズにすべきじゃないの
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