空の蒼さを 見つめていると
寒いと思っていたら、午後、ちらちらと白いものが降ってきた。どうりで…
寒いけど、会期終了も近いので、竹橋まで往復。見てみるものだ、と思った。
六本木に寄って、陶磁器を見る。せっかくミッドタウンに来たのだからと、コナミスタイルで例のカバー曲集を買って帰る。
なぜか参加することになった某メーカーの外部セミナー。 会場はどこかと思ったら、従業員の呟き事件で話題になったばかりのホテルだった。まぁ、呟かれるようなことも特に無いけど…
ちなみに、外部セミナーとは名ばかりで、その会社の製品のプレゼンを3時間半以上、ずっと見せ続けられた… この手のセミナーってそういうもの?
夜は送別会という名の飲み会。 寒いので、終わり次第、とっと帰る。つもりが、事故で20分遅れてきた電車が、更に途中の踏切の中で、更に8分遅れ… 30分に一本しかないバスの発車時刻の1分後に最寄り駅に着くという、狙いすましたかのような遅れ方をした。………。
二日外出したので、今日は一日、部屋でまったりと。靴を磨いたり、その他、地味に片付けて過ごす。今のところ、展覧会の方は、はてなの方で地道に(少なくとも)タイトルだけは更新中。この週末は時間があったので、少し感想?も書いてみたけど、バランスが難しい。長々書こうとすると、多分、自分の首を締めるので。
会期終了間際なので、展覧会を葉山→東京と梯子。
何だか乗り物の接続運の無い日で、乗り換え先の電車やバスは尽く出て行った直後だった…
そんなわけで15分に1回のバス停で15分待って駅から乗ったバスでは、停車ボタンを押すと「次止まりまーす!」「停車するまで……」という、妙にハイテンションな掛け声と低い声の掛け合いが流れていて、いつからこんなのを始めたんだろう、と思ったが、そういえば、これってキマグレン号とかいう名のラッピングバスだったことに気付いた。というか、目の前(最前列)のボードにサイン入りのポスターも貼ってあるし。
地元の地名をアルバムにするような恥ずかしいグループの歌を聴く気にはならないので、その声は知らないが、多分、本人たちなのだろう。そういえば、このバスは2年位前から走っている筈だが、たまたま乗ったのは今回が初めて。冬の午前中だけあって、キマグレン号の車窓からは、森戸の海に向こう、水平線の奥に白い富士がよく見えていた。
同じ終了間際とはいえ、午前中の葉山というロケーションから、ガラガラだった「プライマリーフィールド展」に比べ、午後の「DOMANI展」はそこそこの人出。会場の入口で4,5人の列を並んでいたら、後ろから、券を持った手が伸びてきて「あげるよ」との声。予想外の状況に思わず無言で受け取って、そのまま入場してしまったが、とっさに(入り口前で券を貰う良し悪しは置いといて)お礼が一言出なかったことに、軽く自己嫌悪。
考えてみると、「有難うございます」という言葉自体を最近、言った記憶がない… 何だか自分、人として基本的な何かに欠けてしまっているような… 職場の隣の席にいる新人の女の子などは、どんな時にも「有難うございます」と一言出るのに(まぁ、その子は最近の若手にはまれにみる「出来た」子なのだけど)。
ちなみに券をくれた人は、(後から公式サイトを見たところ)どうやら出展している作家の一人だった様子。なるほど。ああっ、先に予習しておけば、作品のことを直接聞けたのに…
有休。この時期は、寒いので温泉、という発想しかない。というか、寒いので行くことさえ億劫になり掛けたのだが、せっかくなので出かける。
ちなみに、ここ数年、温泉と言っても実際に行ったのは最短距離、すなわち箱根湯本までだけ。今回は「ローマ風呂」という言葉が一瞬、頭をよぎったがw 寒いので、やはり近くで完結。せめて施設だけでも新しいといころということで、比較的リーズナブルなところから選んで「箱根の湯」というところに。
2時間ほど浸かってました。風呂は命の(ry 泉質的にあとを引かないのか、暖かさは休憩している間(持ち込み自由の休憩室とかで、高齢者の談話室と化していた(^^;;)に引いてしまったけど、肩から背中のコリは全て(一時的に)無くなった感じ。う〜ん、やっぱり、冬はもっと温泉に浸かった方が良いのかも。もう少し、近いと毎週?でも行くんだけどな…
空に煌々と光る満月を見て、先月の朗読会はもう一ヶ月も前なのかと思う。…まぁ、先月は凄い雨、だったわけですがw
このところ、考える事の半分以上は、いかにして寒さをどうしのぐか、になっている気がする。
とりあえず、覆う方向で何とかしようと、色々ネットで買い物を探し中。最初のうちは、外で買おうと思っていたのだが、寒いし、ネットで探したほうが早いよ、という気がしてきて。ついでに、関係ないものも色々とポチっとしてしまっている昨今。…寒さからの現実逃避の一種?
夢の中で、夜、外に出て空気が湿っているのに気付いた後、雨が次第に強く降ってくる、という体験?をする。
いや、ここで夢の話をしても仕方ないのだが、夢のなかで「空気が湿っている」「雨が降る」のを肌(顔の頬?)で感じたというのは(覚えている限り)初めてだったので、目覚めてから、びっくりした。
「ギッター・コレクション展」を見に、千葉まで行ってきたのだけど、寒かった……
千葉というと、冬か夏かしか(行かなけばと思うような特別展が開催されないので)行かないので、すごく寒いか、すごく暑いか、の二択しか、自分の記憶に無い気がする。
ちなみに、前回との相違点としては、あのモノレールを見ると、Clarisが自動的に脳内再生されるようになっていたという…
とりあえず、展覧会等の感想周りを何とかしよう、と(また懲りずに)はてなの方で試行錯誤中。
といっても、ここ数日に見たタイトルを置いただけなんだけど。あと、ついでにeufoniusの2月のライブの話も。
う〜ん、こんな感じなのかな…(まだ、不満…) はてなはテンプレートだと、文字数を書かないデザインと書くデザインの二極端という気が。まぁ、今後、長文をガシガシ書く!という気合が戻ってくるとは余り思えないので、長くは書かないと割りきってしまっても、良いのかもしれないけど。
昨日の続きとして。もう少し展覧会を挙げると。
年間を代表するような革新性やボリューム感はないものの、↓の辺りの展覧会が普通に「絵を見る楽しみ」としては良かった記憶が(他にもbunkamura、サントリー美、出光美は一年通して安定していたかと)。ともあれ、昨年は「ベルギー美術分」を充分に補給 することが出来て良かったです(^^)
「ストラスブール美術館所蔵
語りかける風景」@bunkamuraザ・ミュージアム
「アントワープ王立美術館コレクション展
ベルギー近代美術の殿堂」@東京オペラシティアートギャラリー
「フランダースの光 ベルギーの美しき村を描いて」@bunkamuraザ・ミュージアム
広義の展覧会としては、昨年見に行った文学(者)展はいずれも印象に残った。特に世田谷文学館の二つは対象となった人物への尊敬の念もあって、非常に興味深かった。
「石井桃子展」@世田谷文学館
「星新一展」@世田谷区文学館
「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)展」@神奈川県立近代文学館
逆に残念賞を選ぶなら、(期待が大きかっただけに)「長谷川等伯展」@東京国立博物館かと 。いや、悪い展覧会では無かったのだろうけど、心に残らない、標本のような展示だったという印象が…
最後に昨年一番嬉しかった「美術館への訪問」としては、夏のNY旅行時にニコライ・レーリッヒ美術館に行けたこと。
昔、TVの美術番組でチベットにあるらしいレーリッヒの美術館が紹介された時に、いつかぜひ行きたい!と思いながらも、さすがにチベットへはそうそう行けないよなぁ、と諦めていただが、その後、彼の作品をまとめて展示している場所として故郷のロシアの他に、NYにも個人美術館があると知り、NYの美術館ならいつかは行ける筈、とそれ以来、その機会を伺っていたのだ。ようやく思いが叶って訪れたその美術館はこじんまりとした落ち着いた4階建の邸宅の壁という壁に、レーリッヒの絵が掛けられた素敵な場所で、しかも無料!だった。
個人的には、巨大なメトロポリタン美術館よりも、大富豪の趣味が存分に発揮されたフリック美術館よりも、このレーリッヒ美術館に行けたことが、昨年の旅行、そして昨年の中でのベストの体験だったと思う。
さて昨年の展覧会だが、惨憺たる昨年の日記から、印象的だったタイトルを十幾つか拾いあげてみたものの、どうにも方向性がバラバラ。なので、今回はあえてベスト10形式にはせず、カテゴリーごとに3種類ずつ並べてみた。それぞれのカテゴリー名は今適当に付けた(^^;;
1.鬼才との出会い編
「平明・静謐・孤高−長谷川りん二郎展」@平塚市美術館
「稲垣仲静・稔次郎兄弟展」@練馬区立美術館
「没後25年 鴨居玲 終わらない旅」@横浜そごう美術館
長谷川りん二郎と鴨居玲は前から知っていた画家なので、「画家の新発見」ではないのだけど、まとまって見られたという意味で待望の展覧会だった。稲垣仲静はあの鋭い描写力にノックアウトにされる。夭折した人にはいつも思うことだけど、そのまま生きていればどんな絵を描いたのだろうか。
2.新たな角度での再紹介編
「オルセー美術館展2010」@新国立美術館
「ドガ展」@横浜美術館
「田中一村 新たなる全貌」@千葉市立美術館
いつものオルセー展と思いきや、質量ともに充実した、いわば初の本格的なナビ派紹介展だったことに驚き。しかも、(上手く騙した気はするが)それを成功させた企画力には素直に賞賛。ドガ展はドガの描写の特質を正攻法で示したもので、作品的には地味ながらも、本気さが伝わったので。というか、1点でも凄い作品があれば満足できることを再認識。田中一村展は主に初期の作品を丁寧に検証して、神話を砕きながらも、新たな魅力を紹介してくれたあたりに。
3.好奇心の充足編
「国宝 土偶展」@東京国立博物館
「天狗推参!」@神奈川県立博物館
「ロボットと美術展」@静岡県立美術館
土偶展は「とりあえず有名な土偶は皆集めた!」的な分り易さとお得感がgood。天狗展はとにかく内容が面白くて。こういう(知っているようで知らない民俗的存在をテーマとした)展覧会はまだまだ出来そうだけど。ロボットと美術展は目の付けどころがsharpeでしょ!という感じ。本当は(ただ集めてきただけじゃなくて)この上のレベルを期待したいところではあるけど、あの学天則をじかに見られただけでも、満足。
これにあと一つ、京都の承天閣美術館で見た↓を入れて、2010年の(ある意味)ベスト10としようかと。
4. 円山応挙「七難七福図」@承天閣美術館
ちなみに、ここに入れなかったもの(文学展とか)についてもう少し補足が有るのだけど、それはまた明日ということで。
明けましておめでとうございます。
個人的には昨年は厄年というか、良いことが無かった一年でしたが、今年はさすがに運気も変わる(筈)なので、色々な意味で、もう少し前向きにやっていきたいと思います。
少なくともこの日記に関しては、昨月の日記を半月分まとめて翌月に、こうして書いている、というような後ろ向きの更新からはもう決別したい(^^;;
とはいえ、このままではこのまま、だと思われるので、もう少し上手いoutputの仕方を(出来れば正月中に、無理かもしれないが)考えたいなと。あと、2010年の総括もすべきなんでしょうけど、例えば、行った展覧会の数すらもはや良く分からない状態なので(汗、整理するのも大変そう… でも、展覧会のベスト10位は正月企画的に出しておこうかと。後々、(自分で)振り返った時にあると便利なので。