空の蒼さを 見つめていると
…また一ヶ月近く放置していた(汗
理由は、GWの辺りを妙に詳しく書き掛けてしまい、その後が書けなくなったとか、そろそろ追い付こうとしていた月の半ばになって急に、来月の旅行の準備、つまりはどこのホテルを予約するかで数日掛かり切りになってしまったとか、その後、先月の後始末がやや忙しくなったとか、それなりに色々なのだけど、要はどうも日記のペースが取り戻せないままという。この分だと、旅行が終わって真夏になった辺りまで駄目かも。
とりあえず今日は(今更だけど)、GWの辺りだけ(最初書いたものよりも簡潔にして)。
あとの3週間もトピックだけはメモしてあるんだけど、いつ追いつけることやら。いっそ、5月はトピックだけの箇条書きで終わらせようか… (と当日は書いていた。まさか補完するのが2ヶ月以上後になるとは…)
鎌倉を散歩。ついでに豊島屋の本店に寄る。
職場の同僚(女性)が、雑誌で見つけてきた「鳩三郎」(公式サイトの鳩をクリック)が欲しい、というので、鎌倉に散歩することが有ったら、買ってきても良いよ、と言っていたのだ。で、ようやく鎌倉を散歩するくらい、私の精神状態も復帰してきたので(^^;; ちょっと寄ってみた次第。
なるほど、これがそれか。他のグッズ(クリップとか)も結構惹かれたが、ともあれ「鳩三郎」を買い、せっかく来たのだから、地元民としては「鳩サブレー」よりもこれでしょ、ということで「小鳩豆落」も赤白缶購入して帰る。後者は勿論、お土産…ではなくて、家での自分の休憩用w
そういえば、先日買った枕だが、それ以来、首が凝らなくなった。目の疲れが首に出ていると思っていたのだが、実は今までの枕のせいだったのか… それだけでも、買った価値は十分にあったかなと。寝心地は(低反発枕としては)多分、普通だと思うけど。
「伊藤若冲 アナザーワールド」@千葉市美術館。
五月も末というのに寒い。途中寄った中華料理店で湯麺を注文せずにはいられなかったほど。ちなみに、味は普通に美味しかったが、店内をルンバ(もどき)の清掃ロボットが動き回っていたり、店中に貼られた風景写真に「テーマは癒しです」と店の人の注釈が付いていたりと、色々と妙な感じの店だった(汗
最初、若冲の先行者として鶴亭が紹介されたかと思うと、ずっとその作品が続くので、もしかして若冲展という名の鶴亭展だったらどうしよう、と思ったが、その後は普通に若冲展だった。結構、個人所有の掛け軸が多いのね。初めて見る絵も多くて。中では釈迦図のユルユルとした服の描き方が一番印象的だった。殆ど抽象画という注釈の通り。
若冲は「動植綵絵」のような着色系より、水墨の方がとぼけたユーモアが全面に出ていて好きな私としては、十分に満足。でも画集を買おうとか、後期も来ようとまでは思わず。いや、旅行前のこの時期に千葉まで一度来るだけでも、自分の中ではかなり重要視してはいるわけですが。
千葉市美術館は夏に田中一村展をやるらしい。千葉出身、という思い入れらしい。作品の大半は見ているわけだが、それでもこれはまた来ないと。
帰りに「ポンペイ展」も片付けようかと横浜美術館まで出てみたが、地上に出てみたら、美術館の横に人の列が! えっ、…入場規制? そこまでして見たいわけでは全然ないので、それ以上近寄らず、踵を返す。
「オルセー美術館展2010」@新国立美術館。
どうせ混むだろうから、会期早々に直行。前半はまぁ、普通だな(スーラだけは多いけど)、と思っていたのだが、後半になって、驚き。こ、これって つまり、初めての本格的なナビ派展?
ヴュイヤール、ボナール辺りはともかく、フェリックス・ヴァロットンまでが、あの「ボール」以外にこれだけの作品が同時に展示されたのって日本では初めてなのでは? 改めてタイトルを見たら、「ポスト印象派」、なるほど、最初の部屋に「最後の印象派」と謎のタイトルでモネ等が展示されていたのはそういう意味だったのか(つまり、この展覧会の趣旨からは本来、外れる印象派を無理やり入れていた、ということ?)
おかしかったのが、ナビ派の部屋にモローの「オルフェウス」やピュヴィ・ド・シャヴァンヌの「貧しき漁夫」が一緒に掛かっていたこと。「内面への眼差し」とか言っても、モローは浮き過ぎでしょ、時代的にも。監修者か誰かの趣味で個人的に強引に入れた、としか思えない 。まぁ、どちらも好きな作品だから良いけど。
好きな作品といえば、ヴュイヤールの「ベッドにて」がさりげなく有ったのに、ちょっと感激。実は学生時代にオルセーに行って最後に一番心に残ったのがこの小品だったのだ。昨年、再び行った時も、この作品にまた出会えて懐かしかっただけに、これが来ていると知って、この展覧会に対する好感度がup。現地では、一通り歩いた最後の辺りにある絵なので、特にこれを見ると、お終い、という気がして、ほっとする。
現地で見損なったルソーの「蛇使いの女」に加えて、最後はボナールやビュイヤールの風景画や装飾画が。ボナール好きとしては満足。
というわけで、ナビ派好きとしては、かなりの高評価の展覧会だったのだけど、何も知らない観客を少しばかり騙しているような気も… でも、「オルセー」で来るような人はゴッホさえ見られれば満足 ?
3月末に出た坂本真綾のベストCD。密林で大幅に安くなったので、今頃購入。ライブで聴いておいてなんだけど、「everywhere」って実は結構良い曲だったんですね…
遅くまで仕事… 何とか4月の呪いから今月中に開放されたい…
「ストラスブール美術館所蔵 語りかける風景」@bunkamuraザ・ミュージアム。
地味といえば地味だけど、風景画をじっくりと眺めることが出来るという意味では、この位の規模/内容の展覧会がベストなのかも。個人的には、かなり良かった。
ちなみに、ストラスブールといえば、バーゼルからコルマールへ「イーゼンハイム祭壇画」を見に行った電車の中で、近くに黒人の男性に何回もどこで降りるのか尋ねられたことが。いや、知らんがな(^^;;と思ったものの、時刻表を確認していたので、あと4つ先とか割と親切に答えてあげた記憶が。
ストラスブールぐらいの「地方の代表的な都市」というのは機会があれば行ってみたい気もするけど、なかなかそこまでの機会はないよなぁ。
マーク・トウェインの自伝が死後100年を経て初めて、この秋に刊行、というニュース。
晩年のマーク・トウェインといえば「不思議な少年」「人間とは何か」的な厭世的な文章なのか。死後百年公開を禁じたという辺り。これはぜひ読んでみたい。
…とはいえ、原書で読むような根性は全くないので、誰かが訳してくれるのを待つしか無いのだけど。
枕が来た。思ったより大きい。
朝、職場の後輩の女の子が、更に後輩の男子(カラオケでは、ヘビメタのアニソンしか歌わない)と「スクールデイズ」を例に出して、何か話をしていた。
…ええと、会社で朝から、ヤンデレの話をするのはどうかと(^^;; しかし、下手に突っ込むと、薮蛇な気がしたので、その会話に口を挟むのはあえて止しておいた私…
ふと思い立って、QLC向上のため、枕を注文。
買ったのは西川産業の「エンジェルフロート」という枕。数日前に日経の別冊でお薦めされていたのを思い出して、この際、買ってしまおうかと。後は適当に楽天で安い店を探してポチっと。
母方の叔母さんのお見舞いで、母と病院へ。私が来月旅行することもあり、もしかしたら、もう会えないかもしれない…ということも考え、今のうちに一度会っておいた方が良いということで。
学生時代に一ヶ月スペインを旅行した時の旅費を出してくれた等、今まで非常にお世話になった人なので、色々と思うこと有り… でも、まぁ、こうしてお見舞いが出来たのは良かったと。
「フランク・ブラングウィン」@国立西洋美術館。
う〜ん、やっぱり工芸家という印象が。取り上げ方がそうだからでもあるんだろうけど。
…帰りの電車が(座れそうで座れないまま)地元駅まで。ぐったり。
横須賀美術館が谷内六郎の遺族と揉めているという話。
ニュースを見る限り、最初の覚書が公立美術館の在り方としては極めて不適切だったとしか。「寄贈」の条件が、遺族を超長期にアドバイザーとして「雇う」、なんて、それは「寄贈」じゃないよね、どう考えても。
谷内六郎自体は別に好きでも嫌いでもないけど、横須賀美術館に行った時に見たいと思ったことは一度もないので展示室に寄ったこともなく、今後も寄ることはないと思う… つまりコレクションが無くてもわたし的には全く構わないし、そういう不透明な取引をへて寄贈を受けているのなら、いっそ返却すべきではないかと。まぁ、私は横須賀市民じゃないので、それ以上、口を挟むつもりもないけど。
ホテル予約、終了。
今回はNY6泊とも、ホテルの移動をあえてせず、住居に関しては楽をしようというコンセプト。なので一箇所のみで6泊を検討。この数日、色々と考えた末、pen駅前の「アフィニアマンハッタン」に決定。
空港からの交通が便利(バスでも電車でもそれ以上、乗り換えなくても済む)。電子レンジ他、簡単な調理器があって朝食に融通が効く。ブロードウェイから徒歩圏、あるいは地下鉄一駅。バス付きと明記。部屋が広い(らしい)。全体としては評判は悪くない。
しかも、前払い(返金不可)の条件なら6泊1200$と、エコノミーホテルと大して変わらない金額だったので、これは決めてしまえと。(通常条件だと1400$)
とはいえ、NYの高い税金を計算に入れると、結局、一日240$位に。一泊2万3,4千円(朝食なし)の部屋に6泊連泊か… ツアーを除くと、多分、今までしたことがない(汗 でも、今回は交通費はマイルで無料だし、まぁ、これくらいは贅沢してもいい、かな…
とにかく、この辺で決めないと、それ以外のことが全く手につかないし、睡眠不足になってしまうので…
グループとしてのクールビズは6月からなのだが、今の職場があるビルについては5/16から前倒し可とのお達しが。
……いやいや、寒いよ、まだ(^^;;
でも、いきなり半袖にしてくる人もいて。どんだけ暑がりなんだか。
私はいくら盛夏でも半袖シャツには絶対しないのがモットー。真っ当な社会人として、慎みは忘れません! じゃなくて、朝の電車の冷房1時間が半袖だときついので。ちなみに、今は冬服のスーツで出社して、そのまま上着も着てます(^^;;
目が痛い。 結膜が炎症を起こしていて、コンタクトで更に痛い。というわけで、休日なのに止む無く眼鏡っ子の一日。とはいえ、眼鏡だと見え方に問題があって、大した活動が出来ないのがネック… でも、炎症を抑えないと(メニコンの一年交換による)コンタクト交換に行けないので、大人しく目を休ませる方向で。
残り一ヶ月となって、さすがに危機感を覚えつつ、NY月間開始。
具体的に何を指しているかというと、ホテルの予約。ガイドブックに6月はハイシーズンではないと有ったので、多少たかをくくっていたのだが、NYのホテルはやっぱり高い。もっと早く動けば良かった(1月から日程決まっていたんだし)。
そしてどのエリアに泊まるべきか判断が付かない。まぁ、初回のお上りさん的観光客としてはミッドタウン一択だと思うだけど。ミュージカルも少しは観に行きたいので、歩いていける位の 場所で。ともあれ、これからまた、ブッキングないのホテルをひたすらチェックする作業が始まる…
「細川家の至宝−珠玉の永青文庫コレクション−」@東京国立博物館。
目白に行くよりは便利、という感じの展覧会。代々の殿様がどうとか、いった話には特に興味がないので、東側の絵だけチェック。白隠、仙がい… 久々に対面した春草の「黒き猫」はじっくりと。今回展覧会に来ている人は基本的に美術好きというより歴史好きみたいなので、この辺は空いていた。
美術といえば、(以前、永青文庫まで見に行った)久米民十郎の「支那の踊り」が展示されていたのが、個人的には一番のツボ。もっと話題になっても良い絵だと思うので。…でも、(恐らく大観くらいしか名前がピンと来ないであろう)来館者 が誰も彼も、無視して通りすぎていったのが悲しい…
そんなわけで、せっかくほぼ開館と同時に入ったのに、わずか30分後には出てきてしまったので、ついでに西洋美術館へ。…あれ? この前チケット屋で買った券がない。 値段の問題ではなく(500円で買った)、悔しいので、入るのは次の機会にする。
「ゑびす大黒−笑顔の神さま− 展」@INAXギャラリー1。
えびす像の展覧会。面白いのだが、どうせなら、もう少し突っ込んだ知識も得たかった気が。下の本屋で探せば、有ったんだろうか。
「日本の美・発見III 茶 Tea ―喫茶のたのしみ―」@出光美術館。
いつもながら安定。煎茶の美術という切り口は普段余り見ないので、興味深かった。
そして今日も帰りの電車が遅延…
朝は雨。しかも、人身事故でいつもの路線の電車が運転取り止め。
仕方ないので、別の私鉄を利用するが、都心に近づくにつれ殺人的な混み方に。この前録っておいたアニソン三昧を聞きながら耐える。
朝、件のクリームパンを朝食に食べてみる。…なるほど! 口に入れると溶けていく感じ。機会が有ったら、他のも食べてみたいかも。
接続の都合で、品川駅経由で帰宅。乗換に時間があったので、前から気になっていた八天堂で、クリームパンを買って帰る。 色々有ったので、基本のカスタードクリーム。公式サイトを見ると、結構、 首都圏のあちこちに売り場が有るのね。
「話の話 ロシア・アニメーションの巨匠 ノルシュテイン&ヤールブソワ」@神奈川県立近代美術館葉山館。
どうせなら映像も見直さなきゃと、整理券を配布する午後1時過ぎに行ったが、実際は15時の上映時間になっても定員(60名)にはならなかった様子。まぁ、展覧会を見終えて、上映が始まるまでの時間は、いつものように下の図書室で図譜を見ていたから良いけど。
ちなみに、展示は基本的に、映像は無しなので、上映も見ないと欲求不満が募ると思う…
でビデオ上映で見た「外套」(の一部)だが、凄いことは凄いのだが、これって完成しても(しない気はするが)、徒労という言葉を越えないような…
「ピカソと20世紀美術の巨匠たち」@横浜そごう美術館。
2006年にドイツへ行ったときは、フランクフルト、ミュンヘン、ドレスデン、ベルリンしか寄る暇がなかったのだが、ケルンのヴァルラフ・リヒャルツ美術館は気になった美術館の一つだった。その分館のコレクション展ともあれば、充実した展覧会ではないかと、それなりに期待したのだが…
…ええと。有名な画家の名前が並ぶ第一部は、言ってしまえば、2流作品が殆ど。これほどまでにオーラの欠片の無い作品が続く展覧会を観るのも久々… コレクションの大半が幾ら何でもこの程度とも思えないけど、借りるにあたって値切り過ぎた…? 現代に至る抽象・具象作品を並べた第二部は結構、興味深かった 。
ところで、そごう美術館ではミュージアムパスポートなる、半年有効の会員制度(3千円)が。考える間もなく入会してしまったが、そごう美術館は一つの会期が割と長いので、興味がないものが間にあると、お得度としては微妙かも。(これからの半年は期待大の鴨居玲展などもあるし、元は取れる筈)
でも、日本橋高島屋は夜間半額を廃止してしまうわ、東京の大丸ミュージアムはイベントスペースに変わってしまったわと、百貨店系美術ギャラリーが縮小の一途を辿る時代、こういう試みは少しでも応援したい。今の時代、百貨店は、美術興行なんて金儲けにならないことを気取ってやる余裕はもはやない、ということなんだろうけど、自分の場合、いよいよ百貨店に行く必要性がなくなってきた 気が…
このサイトの開始記念日。なのだけど、何もすることも出来ず、というか、更新すら出来ず、そのまま流れていくいつもの一日。
ようやく時間的にも、精神的にも「日常」を取り戻しつつあるので、連休最終日の今日、4月分を一気に補完してみたのだけど、今ごく簡単に振り返るだけでも、やはり胃が痛くなる一ヶ月 だった… まぁ起きてしまったことは仕方ないので、今はその辺はもう精神的にはクリアしたのだけど、後始末はまだまだ(あと一ヵ月半位?)続く見込みなのが憂鬱…
ちなみに簡単に書いても一ヶ月分だとどうにも長かったので、今日は4/20まで。残りはまた後日に。先は長い…
天気も良いGW、アウトドアな生活をしないのもどうかと思ったので、久々に丘陵縦断の半日。
ついでにCX3で適当にスナップ。今までGRでは使っていなかったDRなんだけど、ダイヤルが独立していたのでちょっと撮ってみる。液晶で見ると、結構、使える! と思ったのだが、帰ってから、PCで見ると、背景の樹がブレていた。そうか、植物とか風で揺れるものはこれって向いてないのか…
「平明・静謐・孤高−長谷川りん二郎展」@平塚市美術館。
前から非常に楽しみにしていた展覧会。
茨城県立近代美術館まで見に行った「洲之内コレクション展」で、あの猫だけは見てはいるものの、それ以外は殆ど知らなかったので。図録が本屋で販売中なのは知っているが、まずは実物を見たくて、あえてチェックせずに、展覧会へ。
室内だけ描いていた人かと思っていたので、前半生で風景を多く描いていたのは意外だった。しかも、空間把握がかなり上手かった。 描かれた対象に優劣が無い等、色々と新鮮な発見も。
しかし、一点だけといえば、やはり、あの猫しかないかと。何回見ても、立ち去り難い魅力が。
横に展示されていた、猫の「履歴書」がまたおかしかった。作者がある時、書いたらしいのだが、「賞罰」の項として、一度、奥さんにその猫が(何かの不始末で)怒られたことがあるらしく、怒られると平たくなり、怒られ続ける間、どんどん平たくなり、平たくなり… という下りがまるで、絵本の一節のようで笑ってしまった。
E-PL1(とパンケーキ)を買ったばかりだが、マクロという意味では、付属の標準もパンケーキも、今の自分の役に立たないことが判明したので、悩んだ挙句、結局、CX3も購入。
フイルムカメラでいう「50mm」の明るいマクロが欲しくて、本当はGXR+50mmがベストなんだけど(E-PL1よりGXR買うべきだったんじゃ…と後悔した位)、そのためだけに、更に9万円も注ぎ込めないし、それに店頭で確かめたところ、合焦時の迷い方は笑ってしまうほどの「行きつ戻りつ」だったので、そこまで大金を払う気にもなれず。
CX3はいささか暗いのが難点だけど、GRと操作系も近いし。2万9千円弱まで下がってきたのでコストパフォーマンス的にもまぁまぁかと。
というわけで、注文していたCX3が到着。近所の藤棚を撮ってみたり。今まで望遠系って一眼時代も含めて200mmを超えるものは使ったことが無かったので、300mmは 思った以上に新鮮。住宅地の長い通りを奥まで縦に圧縮して、いわば串刺しにして撮るのが面白くて、嵌ってしまった。これで住宅地中の通りのコレクション?を作ってみたい気も。
「歌川国芳 奇と笑いの木版画」@府中市美術館。
前期に続いて。国芳の猫は何回見ても楽しい。
「星新一展」@世田谷区文学館。
執筆のやり方が紹介されていて。締め切り間際に自室に篭り、今まで書いていたメモを見て、ひたすら考える中で、何かの組み合わせ(のようなもの)を苦行の末にひねり出すというようなスタイルだった。あれだけ多作だった人でも、決してすらすらと書いていたわけではなく、その産みの苦しみを地道に千回以上繰り返していた、というのに驚き。
驚きといえば、そうやって書かれた「下書き」が、小さな紙に物凄く細かい字でびっしりと書かれたものだったのが更に驚き。もっと大きな字で書けば…と思ったが、あの大きさ(というか小ささ)こそが重要だったのだろうか。一枚に収まる「ひとつの世界」のイメージというか。