空の蒼さを 見つめていると
坂本真綾 15周年記念LIVE「Gift」@武道館。11月の連休中に当選して京都のファミマで発券した券を使う日がようやく来た(^^;;
満開間近の桜を見に来た人達で混雑する九段下駅を出て、武道館へ。実は武道館という場所に入るのは、これが始めて。
完成度の高い公演を綺麗に見せるというよりは、今の気持ちを余すところ無く伝えるという感じのLIVEで、求めていたのも元々そういうものだったので、個人的にはとても満足。
おまけに、サプライズ要素として(といっても、有る程度、予想はしていた)、菅野よう子のピアノ伴奏とともにメドレーを歌うコーナーが有ったり、さらに鈴木祥子のドラムでアンコールを歌ったりと、それはもうポルナレフのAA並の、目の前(20mくらい先)で見られるとはにわかには信じられない光景が繰り広げられて、今日ここに来られて良かった、としみじみ実感(年度末なので、結構危なかった)。
席は北西1階席のB列。ということで、ようやく辿り着いた場所は球場で言うなら、ネット裏(汗 ちょうど弦チームの人達の裏側あたり。LIVEの大半は武道館の満員の観衆に向かって歌う坂本真綾の背中を見ることになったのだけど、それはそれで有り、というか、負け惜しみでは決してなく、その姿を見られたことは良かったと思った。
その「世界としっかり向き合う」背中の美しさと格好良さに惚れたというか。服装は…まぁ、色々やっていましたが(^^;;
それに、正面からの映像なら、数ヶ月後にDVD(or、ブルーレイ?)で見られるでしょ的な安堵感も有るし(^^;; そういえば、私の席の隣はたまたま右後方からの映像を撮るカメラマンの席だった。つまり、その映像が採用された部分については、私主観で「見た」通りの映像がソフトに残ることになるので、それも楽しみ。あと、ずっと背中川というのを配慮してか、北側だけに設けられた花道を2回くらい通った時は、ほぼ目の前だったので、その辺もやや気になっていたり。「マメシバ」辺りの背景にいそうw
今後、坂本真綾のLIVEにまた参加出来る日が来るかどうかは(主にチケット確保の観点から)分からないが、この日見た、あの背中だけはずっと忘れないと思う。
(というわけで、万難を排してLIVEに参加したこともあり、前後が忙しくなってしまったので、この日曜までの数日の部分はまた後日)
ぎりぎりにも程がある、と思いながら、「ミュージック・マガジン」と「CDジャーナルの4月号を買い、坂本真綾特集を読む。
地元の選挙で外出したものの、余りの寒さに、ちらほら花が開き始めた桜を見に出歩くどころではなく、そのまますぐに戻ってきてしまった。春はいつ…
先週購入したTVが配達される。REGZAの42Z9000。
現在最もコストパフォーマンスが高い機種ということも勿論有るのだけど、前回も東芝だったので、正統進化と言えなくもない。ちなみに、そのままリサイクルで廃棄したそれは、32型のブラウン管という、今では考えられないような「巨大な箱」だった。
画面は思っていた通りに綺麗で満足。フィギュアスケートの背景等、画面を早くパンする際の背景描写はやはり、やや苦手のようだけど、気になる機会のって、まぁそれ位だろうし。届く前は、画面の大きさに暫く慣れないかもと予想していたが、割とあっけなく馴染みそうな予感…
横浜で買い物。TV用のHDDを買ったり、4月の試験の参考書を(今さら!)買ってみたりと。
本当は府中市美術館の「歌川国芳」や、世田谷文学館の「石井桃子展」に行きたかったのだが、起きたら既に昼まで、タイミングを失う。なかなか片道2時間以上掛かる場所へ出掛ける暇が取れない… でも、後者は何としても、終わるまでに行かないと。(そういえば、VOCA展も行きそびれた)
3月で職場を辞める女の子の送別会。ネイルアーティストを目指すらしい。ちなみに、子どもの頃は「象使い」になりたかったらしい。
で当然の如く、二次会でカラオケ。坂本真綾月間な私は坂本真綾中心に歌って。…まぁ、そこまでは良かったのだが。
23時半前に、乗換のため、品川に着くと、東海道線が人身事故で運転見合わせ中。そのため、横須賀線が乗車率300%みたいな混雑振りに。なぜ深夜にこのような目に遭わなければならないかと思いつつ、こちらも最寄り駅まで行く電車の本数が30分に一本しかない時間帯なので、その隙間のない電車に何とか乗り込む。体の自由のきかない混雑は結局、大船まで続いた。
某ゲームソフトの新作の製作中の一画面として(登場人物に)「下駄で踏まれる」、との話が、ずっと謎だったのだが、背景に松の木が描かれているのを見て、はっと気付く。
…これって、まさか「金色夜叉」(が元ネタ)? 下駄という時点で早く気付くべきだった。…といっても、小説の「金色夜叉」を読んだことなど無いけど、私。(多分、今後もないと思う)。
近所の丘陵で既に早咲きの山桜が咲き出したところが出て来た。来週あたり、が満開?
「長澤英俊展−オーロラの向かう所」@神奈川県立近代美術館葉山館。
中高年にオーロラ鑑賞ツアーが人気とか。私も一度は見たいけど、寒いのが… アイスランドだと温泉に浸かりながら見られる らしいけど。ってオーロラ関係ないけど、この展覧会。
果たしてよく分からなかった(^^; いや、多分、それなりに「分かって」はいると思うのだが、コストパフォーマンス的な意味で、その必要性がよく分からないというか。
例えば空間という存在、外と内を意識させるために、2本のビニール紐を鎌倉館の中庭に垂らした内藤礼展の展示には、なるほどこれが「見せ方」なのか、と感動したのだけど、今回のように大がかりな作品を用意しても、伝えられることは余り変わらない気がするわけで…
まぁ、でも、(地元の)美術館というところは、頭の中に「?」をくれる場所という意味でも必要な場所。こういう「よく分からない」ものほど、見に行く価値はあるのかも。
ちなみに、久々に彫刻展なので、海を望む部屋も遮光せずに、窓越しに海が見えた。その部屋には大理石の舟型の植木鉢?の上に入れられた土に垂れ柳の木が置かれていて、窓の奥で眩しく乱反射する海面をバックにそれを眺めると、何だかタルコフスキーの「サクリファイス」のようで良かった。というのは、ちょっと言い過ぎ ?
黄砂で白い世界。おまけに強風のせいとかで湘南新宿ラインが運休。それでは品川から山手線で、と思ったら、下車直前で、人身事故で山手線が運休… 仕方ないので、混んだ京浜東北線で東京まで出て、そこから中央線快速で新宿へと。余裕をみて出たはずが、初台のオペラ劇場に辿り着いたのは結構、ぎりぎり。
「神々の黄昏」@新国立オペラ劇場。
オケの厚みという意味ではやはり「神々の黄昏」が晩年だけあってすごく充実している、というのはよく分かった。
ハーゲン役の人が短髪で黒服だったせいか、タフな「出来る」軍人っぽい雰囲気だった。その割には途中で覚醒剤を打っていたり、部下を毒殺してみたりとややイメージが定まらず。
これで、ようやくトーキョーリングも全て見たわけだけど、う〜ん、一番楽しかったのはやはり、最初の「ラインの黄金」で後の部屋が開いて、色とりどりの風船で表現した虹の橋でヴァルハラ宮殿まで道が出来るところかな。色々と思わせぶりな演出も終わってみれば、結局、思い付きの類を出ないような… 原作の持つ幼稚性を図らずも表現しただけみたいな気が。舞台美術としては良かったけど。
ともあれ、これで3巡り(メトのDVDとロシアのオケの来日分と今回のトーキョーリング)したので、もう「指輪」は観なくても良いかと。人生は短いし、「指輪」は長いので。
というか、劇場に行ってまでオペラを観るというのが段々億劫になってきた気が。二度と行かない、とまでは言わないけど、今後はもうヴェルディとモーツァルトだけで良いかも。少なくともワーグナーみたいに不愉快に思うことが少なからずある作品は劇場まで行くのは止めようかと。代表作ではまだ「トリスタンとイゾルデ」「ローエングリエン」辺りがまだだけど、その辺はもう映像で良いかな。
「生誕120年 小野竹喬展」@東京国立近代美術館。
夕方からだと空いていて良いかなと思って着いたら、16時15分(閉館45分前)。夕方過ぎるよ(^^;
でも、まぁ、お陰で(NHKが取り上げた次の週末なのに)かなり空いている状態で、よく見られた。正直、行くまでもないかと思っていた展覧会だったのだが、行って良かったです。ルノ何とかよりずっと。明治の人だけあって、スケッチの線が上手い。スケッチを見るだけで行く価値があった。作品的には前半と後半で分けられるのだけど、個人的には色々と試行錯誤していた前半の絵の方が遙かに面白かった。大正時代の(上手い人の)日本画はやはり凄いところがあります。
後半の茜色の空を背景にした木の枝というお馴染みの作品群は綺麗だとは勿論思うけど、どうも今一つ好きになれない。あれって、地面と繋がっていないというか、病室の窓から見上げた夕方の空みたいというか、ぶっちゃけ、臨死体験のイメージ…
できたら、展示替え後半も行きたいけど、驚くほどの違いは多分無いだろうし、今回は一度で良いかな…
で、夕方出掛けたのは訳があって。その足で池袋まで出て、居間のTVを購入した。
このところ、休日の池袋2店での混雑振りは凄い、という話だったので、夜まで帰れないかも、と覚悟を決めていったのだが、たまたまビックで待ち時間無く案内され、即座に交渉、数分後に成立。という感じで、レジを含めても30分掛からずに終わってしまい、安堵というか、やや拍子抜け。
まぁ、もう少しシビアな交渉をすればまた違ったんだろうけど、千円二千円程度で一時間粘る趣味はないので、これはこれで納得。と思っていたんだけど、帰ってから某掲示板を見たら、私より1万安く買っている人がいて、ちょっとメゲた(^^;; でも、ほぼ目標値では買えたので、まぁ、良しとします。
「ルノワール−伝統と革新」@新国立美術館。
一言で言えば「ポーラ美術館のルノワール+α」展。
いや、それが悪い、ということもないのだけど、ポーラ美術館のルノワールなら既に大体見ていた者にとっては、驚くような「出逢い」が特にない展覧会。ビューレルコレクションの「イレーヌ・カーン嬢」が久々に来日する大阪展だと、もう少し盛り上がると思うのだけど。エメラルドとビリジアンの使われ方の違いを知ったということくらい?
新橋に髪を切りに寄った後、横浜に予約していたものを引き取りに行ったり。昨日入手出来れば、二度手間でなくて済んだのに…
「川喜田半泥子のすべて」@横浜そごう美術館。
「下手で、不器用で、上品で、力の強いものが上の上。」というコピーが本人の言葉で、本人の作風を象徴するものとして選んだのだろう、というのまでは何となく分かった。
まぁ、でも。個人的な感想からすれば、「上品」では無いんだよなぁ。茶道の世界はともすれば約束事の中で小綺麗にまとまりすぎているので、こういう破調の作品の力強さが一方で持て囃される、というのは想像に難くないのだけど、私のように、普通の繊細な器に飽き飽きするほど嗜んでいるわけでも全くない者からすれば、その希少さもあまり感じられず、この人の器でお茶を飲みたいとは別に思えなかった。
魯山人みたいな器用貧乏も好きにはなれないけど、田舎紳士を気取られても、みたいな気分。
カラオケ。 気分転換と、来週の送別会に向けての練習?を兼ねて。今月は前にも書いたように坂本真綾月間なので?基本的に坂本真綾だけ、の予定。DAMでさえなければ、もっと曲を選べるのだけど…
百貨店不況のせいか、18時以降半額が、いつの間にかなくなっていた。もはやタカシマヤの展覧会を見るメリット、半分以上無くなったような…
「向井潤吉展」@日本橋タカシマヤ。
考えてみればまとめて見たことが無かったので。留学時代の節操のないまでの多様なスタイルの模写にまず笑った。多分、なかなか自分のあるべきスタイル(題材)を見出せなかった人なのかと。その人が出会ったのが民家なのだが、どうして民家だったのかは正直よく分からなかった。
ただ、今回まとめて何となく分かったのは形が「面白かった」からなのではないかと。毎回工夫されている形の表現に比べ、絵の具から出したままのような黄緑と緑を平気で塗って樹木としてしまえる無頓着さは本当に画家?と思えるほど。ジオラマ絵画みたい、というか。たまに夕焼け風の風景とか美しさを意識したと思える作品も幾つか有ったが、それはそれで気恥ずかしい出来だった。
住む時代が少し違えば、高層ビルばかり、あるいは廃墟ばかり描いていた人のような気がする。そういえば、飛行機の影が写っている戦争画も妙に「面白い」画面だったっけ。
大銀杏が気になるので(^^;; 午前中、散歩がてら、見に行ってみた。
既に切られている、との話通り、現地はクレーンが樹を釣っていて、工事現場のような様子。それを拝殿の周りに取り囲んだ群衆(=やじ馬)が見守っている。
という状況なのに、その拝殿で結婚式を執り行っているカップルがあって、何だか気の毒に(^^;; この時期の休日に予約するのは大変だった筈で、かなり前に予約したのだろうけど、それがまさか、こんな工事現場のような状態になるとは(^^;; まぁ、一生!忘れられない式になったとは思うけど。
見ていたら、クレーンで単純に吊るのはどうも無理があったらしく、掛けていた紐を外してクレーンを畳み始めた。ので、その場を離れてしまった。
後で新聞を見たら、今日、移植場所に移す予定だったようなので、午後に別の方法で再チャレンジしたのかも。出来れば、その様子は見たかったけど…
せっかく来たので、ついでに国宝館で「ひな人形展」を見てきた。この辺の旧家が持っていたひな人形の寄贈を受けて保管しているらしい。その数も結構多く、思っていた以上に見応えが有った。ミニチュアセットとかも沢山あって、普通に楽しい。この時期、八幡宮に行った人は寄ってみるのをお薦めします。銀杏に引かれて、ひな人形詣で、みたいな感じで、ちょっと得した気分。
暖かくなってきたので、美術館通いを復活。って暖かいを通り越して暑いよ!
「イタリアの印象派 マッキアイオーリ展」@東京都庭園美術館。
会期終了間際過ぎて、混雑した館内。空いた状態で見れば得られるものもあった気がする、ややマニアックな展示だったが(来るまで人の名前かと思っていた)、余り真面目に見る気力が起きず、ほぼ素通り状態。しかし、この時代のイタリアってオペラならヴェルディを代表として黄金時代じゃない? それに比べると、余りにも地味というか、絵画の時代では無かったんだなというのが素直な感想。
要は行ったは良いが、得られるものが乏しく、わりとがっかり… いや、悪くはないんだけど、あの時代、どの国にもこの程度の絵ならあったわけで。
「麗しのうつわ ―日本やきもの名品選―」@出光美術館。
その点、出光美術館はいつ行っても外さないというか。いつもながら、知的刺激と美しさに触れる興奮を同時に満たしてくれて満足。やはり、時々は鍋島とか良いものを見てセンスを磨かないと駄目だと思う。
職場の後輩の女の子達がリピートする位好き、と誘うので付き合って、ハワイアンのハンバーガー屋に行ってみる。
一応予習しておいたのだが、名前を思い出せず。クア…ラルンプール?と言ったら2文字しか合ってない、と言われる。値段が張るだけ合って、美味しかったけど。あとボリュームも。また来ても良いかも。
鎌倉にもあるのか、って多分、鎌倉では行かないだろうな、海の方だし。
「農業少女」@東京芸術劇場。
野田秀樹の芝居の松尾スズキ演出版。主演の少女がどこかで見たこと有るな、と思っていたら、NHKの「つばさ」のヒロインだった人か。
期待通りに面白かったけど、個人的には外に広がっていく初演版(見てないけど)の方が自分の好みだったような。こうやって中に矮小化していくとすると、ファシズムうんぬん言われても、という気がしてしまう。
早く行ったので、ロビーの花壇に種を蒔いたり、お茶を飲んだり。「好きにすれば良いと思ふ」という旗(日の丸)も手にとったので、これは途中、振る場面があるのかな、と思っていたけど、ワールドカップの辺りくらいしか思い付かず。…そういう意味では無かったのかな?
などと思っていたら、大変なことに! あの大銀杏が…え、倒れた!? 風もないのに?
重い報告関係の仕事、そして自分の人事報告が何とか終わって、久々に平常モードに。帰りにサントリー美術館にふらっと寄ることができるまで、戻ってきましたよ。
「おもてなしの美 宴のしつらい」@サントリー美術館。
サントリー美術館らしい、洒落た展示。「おもてなし」の例に、双方が騙し合っている「酒呑童子絵巻」の一場面を持ち出してくる辺りのセンスが素敵。ていうか、あの場面って結構、えぐい(^^;; 武士達が手でちぎって平然と食べてみせる人の足の肉って、絵巻の後半で(出血多量で)亡くなる某姫君の足だよね……
展示替え後半はひな祭り関係だったけど、前半は正月関係だったらしい。前半も行くべきだったかも。
カラオケで、坂本真綾月間の続き。1時間歌って外に出ると、みぞれ混じりの雨が降っていた。ひどく寒い。これは川の上にある乗換駅のホームで待っていたら凍えてしまうと、品川まで行き、横須賀線一本で帰宅。しかも、駅前の広場にぽつんと立って、風が吹きすさぶ中、バスを待っていたらまたそこで凍死?するので、駅前にバス停がある鎌倉で下車。こちらなら、発車前からバスが停まっているので。
って、エンジンを入れてないバスがこんなにも寒いなんて! 走り出すまでの10分弱が凍えそうになる位寒い… 走り出して寒さはようやく人心地付いたが、既に暗い鎌倉の街が雪のせいで、更に暗い。バスの窓から見えた夜の八幡宮の静かさはさすがに、いつもと変わらなかったけど。
天気も悪いので、家で大人しく過ごす。とはいえ、色々?やることがあって、休養というほどにはならず。
というわけで、ようやく落ち着いた気分で週末。と思ったら、来週火曜までに人事報告を出せとの指示が帰り際に急遽出て、無茶だ…と思いつつ、下書きを作る休日。まぁ、昨日までに最大の懸案材料が片づいたので、やるべきことはやった、と書ける筈なのだが。
展覧会の情報を久々にチェックしたら、すごく溜まっていて、ちょっとびっくり。今のペースだと半分も行けないよな… とりあえず、もう少し暖かくならないと。
やけに暑い一日。報告書の方はさっさと本社に回そうと準備を済ませたら、部長が胆石の痛みで、急遽、入院してしまった… ええっ? 退院はいつ……
まぁ、やるべきことはやったので、今日は久々に定時に退社し、展覧会へ。
金曜夜なので、特に「ルノワール展」と迷ったが、「等伯」は夜でないとまともに見られないだろう(+週末の日曜美術館で取り上げられて更に人が押し寄せる)ことが分かり切っているので、上野を優先。
「没後400年 長谷川等伯」@東京国立博物館。
基本的には、見たことのある作品を繋いで構成した展覧会だったので、それほど新たな感動とか発見とかは無くて。しかも、それぞれは所蔵先での方でじっくり見た記憶があるので、いきおい、ここで必死に見る必要性も感じられず。あの涅槃図を見たことのない人なら、何を置いても行くべき展覧会だとは思うけど、そうでなければ、出光美術館で数年に一度やる等伯展の方が得られるものは大きいような…
京都で見ると、また違いそうなのだけど、今年の春は(今のところ)京都の桜を見に行く予定になっていないんだよね…
本館の展示は向こうを張ってか、狩野派の作品を集めていた。ええと、その対抗意識は分かりにくいんですが(^^;; もっと明確に説明しても良いのでは?
そういえば、今年も東博のお花見は夜間開館はないらしい。夜の庭園をライトアップしたあの風情はすごく素敵だと思うのだけど、人件費的に赤字過ぎるんでしょうか…
報告書の方は部長席に説明して、了承を得るところまで到達。我ながら、今回は(ぎりぎり)よくやったという気分。元々の目標値に到達していない時点で何を言っても100%の評価はされないのだが、それでも試合に負けて勝負に勝った、と言える位には、隙のない形に構成したので。
これでようやく年度末を迎えられる状態に。ほっとしたので、どこか展覧会を見て帰ろうとも思うが、気が抜けたのでそのまま帰宅して、ささやかに祝杯。
ひな祭り。ということを考えている余裕もなく、報告関係の続き、大詰め。
しかし、そういう時に限って、余計なことを考えてしまう私。
昼食時に、ほうれん草の「ほうれん」とはどういう意味なのか気になり、辞書で引いたら「菠薐草」と書いてあって、ますます不明に。帰ってから、結局、ネットで探したり。原産地のペルシア説とか、中国に入ってきた径路のチベット説とか、色々あるようだけど、有力なのは古代のインドの「草」という意味から、らしい。って、そんなことを調べている状況では…(^^;;
今週末までに報告するとしていた仕事の締め切りに追われる一週間。
要は今期取り組んでいたコスト削減計画の成果の報告なのだが、当初に過大な見積もりを届け出させられたこともあって(私がしたわけじゃないけど)、それよりはかなり少ない結果に。とはいえ、ただ過小という報告を挙げれば今の部署が無能扱いされかねないし、かといって、過大な成果にしてしまえば、そのまま来期に非現実的な人員削減として跳ね返ってくる…という微妙なさじ加減が要請される報告なので、添付する資料も説得力を持たせるためにそれなりの強度を持たせる必要があり、作成に時間が掛かる…
のだが、日常の業務もそのまま続いていて、というか人の分まで肩代わりしていて、なかなか進まない… 今週中に何とかなるのだろうか…