空の蒼さを 見つめていると
思い切って、荷造り。まぁ、基本は服と薬と洗面用具だけ、なんですが。それだけでスーツケースの6,7割が埋まってしまうのが謎。しかし、一応これだけ入れておけば後は何とかなるかな… といいつつ、液体持込用のビニール袋が無かったので、急遽買い物へ出掛けたり。
ちなみに、機内への持込可否については最近、公式?サイトが出来ていた。
改めて見てみると、意外な区分けも有ったりしますね。スポーツ用品はスティック系は駄目だけど、ボールは良いのか。ボールだって凶器になりそうなものだけど。ボールは友だち、だから?(意味不明) リチウム電池が預け入れ荷物持込不可とか、考えたことも無かった。あと、ゲーム本体の中でPS3だけ名指しで規定しているのも不思議。DSは??
あと、親の誕生日が近いということで、この前、双眼鏡を探していた時に、隣のコーナーで見付けて同じく感動したNikon ライト付きルーペ「あかり」4Dをamazonのお急ぎ便で調達。やや重いの(とややお高い !)のが難点ではあるけど、四角いレンズによる画面の広さと明るさは、さすが光学メーカーというべき見易さ。普段、分厚い丸い虫眼鏡でチラシ等を見ているようなので、差し上げた次第。
さて、昨日読んだ「落照の獄」の感想ですが。
国が傾き始めた柳国における司法官らの自問自答を描くこの作品、「華胥」のように、ある種の「罪と罰」を描く話なのかと思って読み始めたものの、実際は、そんな生易しいものではなくて。読了後に最初に浮かんだのは、この世界って 言うなれば「ダークナイト」だよなぁ、という感想。つまり、この現実世界に対する、逃げ場のない無力感。
作者は今の日本の情勢、裁判員制度後、裁判に市民の「情」が反映するようになって良かった、良かった的な報道のされ方、を苦々しく思っているのかな、とやや邪推をしてみたりも(^^;;
勿論、作者=登場人物では全くないので、そういう予断は避けるべきなのだが、法学部生だった者として、主人公の逡巡はよく理解できるもので、それだけに重い話でもあったなと。
(以下、真の?感想。有る意味、ネタばれを含むのかも。気になる方は未読では避けて頂いた方が良いかも)
ところで、昔、小野不由美論を幾つか書こうとしていた時期があって。結局、「水面に映る異界」(我ながら、秀逸だと思う (え。但し、ネタばれ含むので注意)という小論を最初に書いただけで終わってしまったのだが、次に取り上げる題材を選ぶとしたら、それは境界線の問題だと思っていた。
今さら書く気力もそうないと思うので、ここで簡単に説明してしまうと、小野不由美の作品では初期の手塚治虫のように、2つの相対する価値観の狭間に立つ登場人物が描かれることが多く、しかも、いずれかを選択するのではなく、その狭間にあることの意味を再認識するような結論の出し方が印象的だったという話だ。
例えば、十二国記における半獣。胎果の王である主人公。中でも一番鮮烈なのは、人と妖魔の間に立とうとした更夜だろう。様々な二項対立を描きつつも、どこか(それこそ初期手塚のように)将来への希望を残していたのが十二国記だった。
あるいは「屍鬼」における静信。この作品での彼の立ち位置は特異で、小野不由美作品で中間者であり続けることがいかに重要視されているかを認識していないと、なぜ彼はそうなったのかさえ理解し難い。
私が当時、思い浮かべていたイメージはチャップリンだった。いやあのチョビ髭やシルクハットのことではなく。アメリカにもメキシコにも戻れなくて、国境線上をどこまでも去っていく、「偽牧師」のあの有名なラストシーン。2つの世界の境界線をどこまでも跨いで歩き続ける、それが小野不由美作品における、 2つの異なる世界への誠実な態度だった筈だ。
今回の「落照の獄」が衝撃的だったのは、だから、そこにある。世界は…断ち切られていくしかないのか。
そして、この後では、境界線における中間者達の物語である本編の続きはさらに困難になったように見える。しかし、そういう懸念などあっけなく打ち破るような本編が(いつか)出ることをまた強く望んでもいるのだが…
この2日行けなかった予定が何だったかというと、実は散髪。 旅行先で髪を乾かすのがなかなか出来なかったりするので、短めにしておくというのが風邪を引かないためにも(私の場合)重要。なので、このタイミングで行っておきたかったのだが、連休が有ったこともあって、いつも行っている場所でどうにも予約が取れず。
いつもそこに行っていた理由は、カットではなくて、単に髪の洗い方の問題で。コンタクトなので、昔風の理容だと洗髪時(後)にひどい目に遭うことが多くて、絶対に顔に触らない店にしていたのだった。
とはいえ、休みに都内まで行くのも勿体ないし、ここは地元で髪を切りに行くことにした。のだが、コンタクトでは危険なので、昨日引き取った眼鏡で街に出る。と物々しく書くのが何故かというと、そもそも眼鏡で外を歩くこと自体、普段していなので、結構、異例 事態で。今回の眼鏡は一応、2,3メートルまでは「見える」設定なのだが、遠くは0.5〜0.6程度。コンタクトでは1.2位なので、この状態で外を歩いていく事自体、チャレンジングな感じなのだ。しかし、強くない分、よろよろすることもなくて、何とか辿り着け た。で、地元の理髪だけあって、やっぱり、ゴシゴシと顔を拭かれた(^^;; 眼鏡(というか、散髪時は裸眼)で正解だったと思った。
外に出たついでに図書館でガイドブックを借りれるだけ!借り、本屋で待望のyom yomを購入。
帰ってきてから(コンタクトに戻して)yom yomに掲載されている十二国記の新作「落照の獄」を読む。ああっ… で、感想は明日(って、ここで引くの?)
今日も何故かトラブル多発で時間が延びる。結局、予定してしたように髪を切りに行くことが出来ず。先週作った眼鏡を引き取るだけして帰る。ふと思い立って、チキンタツタを食べてみる、確かにこんなパンだったと思う。
帰ると、amazonに注文していた双眼鏡(Nikon 双眼鏡 遊 4X10D CF)が届いていた。
この前、yodobashiで見掛けて、おっ!と思った製品。とにかく軽くて小さい(65g)。nikonで小さいというと、あの蜘蛛の頭っぽい?往年のミクロンの印象が強いけど、それよりも遙かにコンパクト。久々に時代の進歩を感じましたよ。
前からもう少しよく見えるオペラグラスが欲しいと思っていたので、探していたものがまさに出て来たという印象。最短焦点距離が1.2mで単眼鏡の代わりとしても使えるのもメリット。というと、殆ど無敵のような気もするが、かなりの割り切りで作った製品で、何が割りきりかというと、実は左右の視力バランスの調整機能が無い(^^;; というわけで、説明書にも「視力が大きくことなる方は、楽な方で合わせて下さい」とある(笑)
でも、4倍だし、両目で見て妥協して使えなくもないのを店頭で確認出来たので、今回の旅行のための特別出費として購入。マイクロフォーサイズのカメラ購入は(今回は)見送ったし、これ位は良いかなと。
時間が合わず、夕方の予定がふいに。やむを得ず、bunkaramuraだけ寄って帰る。
「ベルギー幻想美術館」@Bunkamuraザ・ミュージアム。
姫路市立美術館のベルギー近代絵画コレクション展。かつて、この美術館のある城下町に住んでいたことがあり、その頃は展覧会に通う気力など殆ど無い位、日々追われていたのだが、それでも一回くらいは、ここのコレクション展を見た記憶が確か有って。で、その時、何だか小粒でマイナーな世界だな、と余り感心しなかったことは何となく覚えている。
その後、ブリヂストン美術館での「レオン・スピリアールト展」や、他ならぬベルギーで作品を見る機会があって、今では自分の趣味の中に最も合う美術の一つという印象になっていたので、今見直すと違うのではないかと、結構前から思っていた。ので、見直すのを楽しみにしていたのだが。
…余り、印象が変わらなかった(汗 いや、日本でこれだけのコレクションがあるのは貴重だし、一つ一つは面白くないこともないのだが、全体としては地味… やはり、作品自体の力が弱いのが多いのは事実。
中では最後のデルヴォーが充実。というか、デルヴォーはこれ位の量で充分だと思う(笑)。前にブリュッセルの王立美術館でデルヴォーのフロアーを歩いていた時は、(そのおっぱい星人な)絵の余りの多さに 途中で正直、お腹一杯になってしまったので。
ところで、出口のスタンド内のチラシに、10/3に「ポーラ ミュージアム アネックス」オープンのお知らせが。旧アネックスは勤め人には凡そ行けないような開館時間の設定(平日の昼のみ?)だったかで、結局1回も行かないで終わってしまったのだが、今回のオープニング展は会期中無休で11時から20時と、平日でも充分寄れそうな感じ。
点数が11点というのはやや物足りないけど、しかし、ポーラ美術館指折りの作品が箱根まで行かずとも無料で!見られるのだから、これは有り難い限り。今回の作品は多分、どれも (名品展等で)既に見ていると思うけど、マイナーな作品もどんどん持ってきてくれると良いなぁ。
買い物。(毎回、現地で入手したパンフやチケットを整理するのに使っている)A4のクリアケースを100円ショップで10枚近く買ったり、スーパーで靴下をまとめ買いしたり、あと、handsで(今年の流行ものらしい)携帯加湿器を買ってみたり。
基本的には、これ以上新しく買わないといけないものはない筈なのだが… なかなか荷造りに踏み出せない私。
日中はずっと風邪気味でぼーっと、RX-8の中身を少しずつDVDに移しながら、うとうと。終わるたびに起きて、DVDを入れ直して、みたいな感じで。
本当は荷造りをしないといけないのだが、その気力が涌かないので、保険の加入や、(後回しにしていた)タリスの予約等、ネット周りの用事を中心に幾つか済ませただけ。
夜になって、ようやく復活してきたので、日記を9/19まで補完。残りの2日はまぁ、行った場所だけでも良いかな…
午前中は(久々に)靴磨き。 午後は鎌倉→横浜(買い物の下見)。鎌倉がすごい混んでいて驚いた。鎌倉駅の西口に行列が出来ていて、江ノ電のホームに入るだけで30分以上待ちとか。
「デュフィ展 −海−音楽−競馬−」@鎌倉大谷記念美術館。
葉山→六本木→日本橋。 葉山は(道は)混んでいた。ミッドタウンはかなり混んでいたが、美術館はガラガラ。連休中、人は美術館には行かない、ということかも。
「フランスの浮世絵師 アンリ・リヴィエール展」@神奈川県立近代美術館葉山館。
「美しの和紙 天平の昔から未来へ」@サントリー美術館。
「ウィーン・ミュージアム所蔵『クリムト、シーレ ウィーン世紀末展』」@日本橋タカシマヤ。
板橋→根津→代々木上原→目黒→新橋。
板橋区立美術館はその遠さにいつもいつも敬遠して終わっているのだが、英一蝶は見ておくべき画家かと思い、覚悟して朝早く行ってみる。調べてみたら、成増経由だと池袋からそんなに遠くないことが分かったので、今回はそのルートで。東武東上線って路線図がどうも頭の中に浮かばないと思っていたら、実は今まで1回も乗ったことが無かった(らしい)。そういえば、この線って特に用事がないよなぁ。
弥生美術館(というか、千代田線)も南側からだとJRからの乗換が非常に不便で、行きにくいところなのだが、今回は池袋経由ということで西日暮里から乗換。この駅の乗換は便利ですね。とはいえ、毎回、ここまで来るのも億劫だし。そして、そのまま千代田線を縦断して代々木上原へ。あとは原宿から目黒と、割と行ったり来たりの一日。
「一蝶リターンズ〜元禄風流子 英一蝶の画業〜」@板橋区立美術館。
とはいえ、量的には少し物足りないのがここ… 一蝶って軽妙洒脱なおかしさが持ち味だったのか(まぁ、流罪前の副業が幇間だし)。ようやく、島で何故絵を描けたのか初めて知った。江戸からの注文と同時に画材も持ち込まれたわけね。島流しになっている人にわざわざ吉原の賑わい等を描いて貰うというのが、当時の江戸の人の(いささかまわりくどい)粋の感覚だったということ?
「昭和少年SF大図鑑 展 ― S20〜40'ぼくたちの未来予想図 ―」@弥生美術館。
リアルタイムで体験した世代ではないのだが、それにしてもこういう未来世紀なイラストを今見ると、何だか無性に哀しくなるのは何故だろう…
「竹本泉原画展」@GALLERY IN Fields。
東京以外の人がむしろ注目しているような印象のこの展覧会。近くなので当然行ってみる。初日なので混んでいたらどうしようと思ったが、昼過ぎに行ったら、全然そんなことはなく、普通に靴を脱いで入れた。
竹本泉というと、実は今まで余りカラーイラストに(モノクロ以上の)魅力を感じたことはなかったのだけど、実際に見てみると、違うもので。流麗なカラーイラストは実物の方が印刷媒体よりも遙かに魅力的、だった。活き活きとしていると言ったら良いのか。かなり昔の作品から最近の作品まで(「絶望先生」のエンドカードとか(笑))並んでいて、作品史としても結構懐かしくて。
見ているだけで、とにかく幸せ。勿論、ポストカードはA、B両セットとも購入したのだけど、これだとやはり、実物の魔法はないのだった(カードの両面に印刷されてい結構、凝っているのだけど)。
「Stitch by Stitch ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描くわたし」@東京都庭園美術館。
意欲的な展覧会。写真を縫った作品に、5月に皮膚の手術をした時の自分の体がジョキジョキ切られた後に太い糸で縫われていった時の違和感を思いだした(^^;;
この春にコンタクトを合わせて以来、実は眼鏡の方の度が(左右で)全然合わなくなっていて。普段は起きている時は朝から晩までコンタクトなので、ほとんど必要性はないのだが、旅行もあるし、コンタクトを外した時に、眼鏡が全然使い物にならないのも困るので、前に買った店でレンズを替えに行く。
視力が(というよりピントの位置が?)合わない左目だけで良いような気がしたが、結局、両目で調整して両目とも替えることに。とはいえ、近くと遠くではベストのレンズが大きく違って(両目とも近眼ではあるのだが)。遠近両用的なレンズを薦められたが、ただでさえ強い近視に対応すべく薄いレンズを使っているところに更に(2枚分くらい)高くなるので、必要性を考えて、近く用に。
とはいえ、本当に近く用にすると2,3メートルの店内すらよく見えなかったので、それ位までは普通に見える中間の段階のものに。結局、また2万6千円程度の出費って、ぼられているのではないかという疑問が…
今月発売予定の「yom yom」。「十二国記」の新作短編が読めるらしいことは少し前から伝わっていたが、今回の舞台は柳国なのか。楽しみ。
一つだけ残念なのは、この幸せを一番分かち合えた筈の人と連絡を取る機会がもうないこと…
「猫森集会2009」Cプロ2日目。
そんなわけで、2日目。引き続き楽しかったが、ラインナップとしては昨日の方が好みだったかな。あと、昨日の方が(最初に買った券だけ有って)山口とも氏のパフォーマンスがよく見えたし。でも、OPが「なっとく森の歌」だったというのは伝説になるかも(^^;; (ボーナストラックに「なっとく森の歌」が収録されているらしい)DVD買ってしまおうかな。
ちなみに、今年もリクエスト権(今年は席順のみだった)が当たらなかったことは言うまでもない。
「猫森集会2009」Cプロ1日目。
昨年は旅行の後に急遽、最終日(斎藤ネコ氏との回)に参加したので、山口とも氏とのオールリクエストデイズがどんな感じだったのか知らなかったのだけど、こんなにも素晴らしいとは。
余りにも楽しかったので、つい翌日の券も帰りに買ってしまった(^^;; 自分の中で何かの抑制を外してしまった感もあるけど、これほど楽しいイベントが行われているのに、一日しか出ないこともないかと。
今日は無事、チケットを引換。帰ってから、久々にItunesで過去の歌を再生し、リクエスト曲をラインナップ。ていうか、過去一度も当たったことがないんですけど(^^;; ちなみに、最初にリクエストしようと思っている曲は過去8年間変わっていない(その間、自分が行った回では、誰もリクエストしていないので)
何となく、昨日のアニソンぷらすを見てみると、金田朋子 と小林ゆうが二人で都内を散歩するという、余りにもフリーダム過ぎる企画を放送していた(^^;;
足つぼマッサージを体験した後、何故かお互いの足に落書きする二人。で、自分の足に描かれた画伯の強烈なドローイング?を見て、「汚いよ!」と反射的に言い切った後、でも「えと、ゴ、ゴ、ゴルゴとかみたいだよね」と相変わらず、謎の発言でフォロー??を試みる朋ちゃん。ゴッホ(のことだったらしい)とゴルゴを言い間違うことが出来るのは、日本広しと言えども金田朋子だけだと思う…
水曜日に備えて、セブンイレブンでチケット購入、するつもりが(番号を転送しておいた)携帯を忘れていて買えず。
帰りの電車で、川村湊「闇の摩多羅神」(河出書房新社)を読み始める。赤山明神、新羅明神といった名前が出てくるので気になって、「道教の美術展」の時、グッズショップで買った本。
「海のエジプト展」@パシフィコ横浜。
どうしようかと思っていた「海の方の」エジプト展だが、地元(横浜までは心理的に地元意識)ということで、朝一番に行ってみた。窓口に並ぶのなんて久し振りだよ、というのは良いとして、中は広いので人は入れるものの、展示は目線の高さ的に全く見えなかった(^^;; まぁ、ゆっくり回れば見られるんだろうけど、題材的にそんな忍耐力はないので、普通に見られる大きなものだけ(笑)見て回る。
それでも一応、楽しめたかも。
横浜に戻って、ぴあで一応、田中公平のコンサートは有るか効いてみる。結構、人が来ていたとみえ、「ああ、何とか公平の」と言われた。「もう、有りませんよ」。まぁそうだろうなと。続いて、横浜線で町田へ。町田は何故か、エイサーのお祭り中だった。しかも何チームかあるらしい。そんな街だったのか?
歩いていくのが「遠い」という印象を引き起こしている気がしたので、今日は思い切って?タクシーで美術館へ。乗ると、そこまでの距離でもないような気もするのだが。
「版画がつくる 驚異の部屋へようこそ!展」@町田市立国際版画美術館。
マニアックなことでは他の追随を許さない、といった感じの国際版画美術館ならではの特別展。期待通りの濃さだった。
帰りは美術館で貰った手作り感溢れる手書きの地図を元に、公園を突っ切ってから駅に戻るルートで。地図によると、公園の北側には「ひだまり荘」があるらしい。ゆのっち?
駅の辺りを歩くのも随分と久し振り(多分、十五年振りくらい?)。繁華街の中にメイド喫茶とかあって、うわぁと思う。前、ナガサキヤなのに。でも、その中に(当時はほぼ唯一のコミックス充実系書店だった)福家書店もあったので、正しい場所に存在しているのかも。
先週、今週と週末に横須賀線の新駅設置のための工事。 昔から、新駅追加=速度低下の歴史をくり返してきた横須賀線の利用者にとって、またかよ、と言いたくなる出来事で。しかも、駅近くの住宅地の人には良いかもしれないが、下りる必要性のほとんど無い駅ばかりで。東戸塚、新川崎、西大井… 西大井に至っては、十数年間、駅の名前すら覚えられなかったくらい、(私からみれば)役に立たない駅で。
今度は武蔵小杉だから、接続はあるのか、と思いきや、300メートルくらい歩かないといけないらしい。横浜から東横に乗った方が早いのでは?
あえて役に立ちそうなことを探せば、川崎市民ミュージアムの最寄り駅まで一本で行けるようになる、ということ? 心理的にはかなり近くなったかも。…でも、一年に一回くらいしか行きたいと思わないけど(^^;;
あとはまぁ、人身事故で途中で遅くなった時、迂回ルートが少し増えたということくらいか。湘南新宿ラインの混雑は増しそうだし。余り、嬉しくないのだった。というか、いつから停車に?
今週末はどこか(?)の展覧会に行く予定をしていたのだが、仕事で行けず。まぁ、そういうことも(たまには)あるかと。
「サマーウォーズ」@109シネマズ川崎。
ええっと、何と言ったら良いのか(苦笑)。充分に愉しんで見られたけど、「ぼくらのウォーゲーム」の後に、この作品をやられてもなという… 単体としては佳作だと思うけど、「見たかった」作品では無いというか。
あと、今回は村上隆が関わっているわけではないようだけど(多分)、OZのヴィジュアルイメージが同程度なのに、これが近未来のヴァーチャルワールド(って死語?)だとしたら絶望だよ、とつくづく思った。
映画の直後に入札価格が更新されていたので、帰ってからもう一度価格を更新。結局そのまま、落札出来た。原価格の2倍強で済んだので、まぁ上出来かな。
加納朋子「少年少女飛行倶楽部」(文藝春秋)。
5月末のサイン会の頃に買ったまま埋もれ掛けていたのだが、先月、新国立美術館で野口里佳の写真展を見ていて、空を飛ぶ夢といえば加納朋子みたいだ、と思い、この本を読んでないことを思いだした。
で、ようやく(探し出して)読んでみた。ああっ、早く読んでおけば良かった。まさに加納朋子らしい、「空を向いた」作品。主人公が中学生達で、どこか昔の中学生日記的な生真面目さが微笑ましい。この作品がミステリーランドでも良かったのでは?という位、正しいジュブナイル。
「私たちは飛べる。絶対、飛べる。」
とか、眩しいくらい、ストレートな文章が素晴らしい。あと、仏頂面の部長カミサマのキャラクターがなかなか楽しい。これって、ドラマ化するのにすごく向いている気がするんだけど、NHKとかでどうかな?
ところで、この9/9の欄に「HDDよりコピー」とメモが書いてあったのだが、何のことだったのか、既に思い出せない私(^^;;
仕方ないので、関係ないけど豆知識。9/9とか節句というのは奇数×奇数の日なので、中国ではこの組合せはお目出度いのだろうと前から信じ込んでいたのだが、この前の「道教の美術展」での解説によると、元々は(確か)陰陽の陽が強くなり過ぎるという意味で、むしろ厄日だったらしい。それを抑えるための行事がいつしか転じて祝いになったということだそうで。聞いてびっくりですよ。
ここ2日の落札状況を踏まえ、この辺なら、と(やや下位の整理番号に)狙いを付けて入札。うまく落とせると良いけど。
今週こそ「サマーウォーズ」を観に行こうということで、上映館を探す。ワーナーマイカル系か。時間的になかなか合わない。川崎が(急げば)一番時間的に無駄が無さそう、ということでサイトを見ていたら、10日だと千円というのを知り、ネットで予約する。普段、川崎は(横須賀線的に)通らない駅なので、駅前のラゾーナといっても実際に行ったことがなく、時間がタイトなだけに、やや不安があるが…
この土日に何かチケットの発売日が有った筈、と思っていたのだが、昨晩になってからようやく気付く。…あれだった。今回だけは実はどうしても行こうと思っていたライブだっただけに、しばし呆然。この際、手段を選ばず、ということで、ネットでチケットを探すことにする。探すと、やはり、業者とおぼしき人達が結構出品している。ううっ、(落札価格が)高い。
とりあえず入札してみるが、原価格の3,4倍まで跳ね上がってしまって、なかなか手が届かない。中でも整理番号一桁台のチケットが最後、4万円台後半まで上がったのには笑った。落としたのも業者っぽいけど、最終的にその値段で手放せるんだろうか。
久々の円高方向へ。前回の円高時は一時的にドル預金を作ってみたものの、円安に戻り始めた時点ですぐ戻してしまい、1万円ちょっとしか差益が取れなかった、至ってチキンな私。今回はもう少し長期的な気持ちで保有の方向で。しかし、こういう時って、ドルに替えるたびに円高が進むんだよな…
まぁ、旅行(の少し後)まではこのまま円高が続いてくれるのが望ましいけど。
例の「恥ずかしくない」作品のライブイベントに何故か参加。とりあえず、「リリー・マルレーン」が聴けただけで良しとします。2期は色々あってなかなか思うように進んでいないようだけど…
地元の駅の近くの喫茶店に入る。 地元の駅ではそもそも、どこかに入るということが無いので、そういう店を探すということ自体が結構、新鮮だった。
「ザ・ダイバー」(日本バージョン)@東京芸術劇場。
東京芸術劇場は池袋駅直結なのね。池袋というと家から反対方向というイメージがあるけど、帰りは湘南新宿ライン一本だし、案外、利用しやすい劇場かも。
で、「ザ・ダイバー」。実はここで受けた衝撃をどう書こうか考えている内に時間が経ってしまった、というのが日記が停滞していた(9/13まで)主な要因だったのだが、今さら細々と書いても…
ともあれ、一言で言えば大竹しのぶは凄い、としか。それを全面的に引き出す希有な芝居だったとも言える。
内容的には、精神科医と患者の会話という、恐らくよくある構図の中で、最も良く出来た作品かというと、それはどうかなぁという(例えば「エクウス」のような作品と比べると)気がして、全面的に賛成するわけではないのだが、でも、それでも惨劇の真実が「海女」の幻想に昇華していくラストの美しさは、やはり野田秀樹ならでは。
ところで、瞳子が将来仮に女優になった場合、どういうタイプの女優になるのか、と想像(妄想?)してみると、最初に浮かぶのはやはり大竹しのぶ、なのだが、そう思うのは私だけ?
「銀座ペコちゃんミュージアム」@不二屋銀座ビル。
ペコちゃんといえば、昔からずっと変わらないようだが、微妙なディテールの変遷に、萌え度の強化が見られて、やはり、第一線のキャラクターは現実を反映しているのだな、と妙に感心。
ショップでイベント限定のストラップ欲しさに、つい生ミルキーを2箱買ってしまったが、冷蔵しないとあと2時間で溶けてしまう、といわれて時間のないまま、続いて赤塚不二夫展を回る、考え無しの私。
「赤塚不二夫展〜ギャグで駆け抜けた72年〜」@銀座松屋。
赤塚不二夫全盛の時代は私より結構前なので、懐かしさというのとも違うが、逆に今読む価値が有るのはこの辺の世代なのかも、と思ったり。展示されている程度の「実験」に限っても凄いし。
そういえば、子どもの頃に数冊だけ、誰かから貰った「おそ松くん」があって。その中のチビ太がシェリフになる話の原画がたまたま展示されていたのは、凄い懐かしかった。時間が無くて(自業自得)、蛙男商会による赤塚不二夫アニメが見られず、残念…
グッズショップは結構、盛り上がっていた。そこまでの特定キャラに対する思い入れは無いので、図譜だけ購入。時間が有れば(しつこい)、何かを買ってしまった気もするが…
帰ってきたらペコちゃんを盗み出した暴力団員が逮捕されていて、そのタイムリーさにびっくり。勿論、ペコちゃん好きな暴力団員の仕業、ではなく、ペコちゃんを売買する裏?マーケットが存在するということで。
果たして体調が悪くて、微熱でぼーっとする。暖かいお茶を買って戻ってきたら、隣の部の人達が皆、突然、医療用マスクをして仕事をしているのが、入口のドアのガラス越しに目に入る。どうして、と思いながら、社内のメールを見ていたら、隣の部でインフルエンザ(A型)の発症者が一人出た、とのこと。本人は昨日の夕方に判明して、一週間出社禁止になっているようだが、その人の使用していたPCや電話はアルコール消毒してビニール袋に密閉しているとか、管理部に依頼して、部屋中を消毒して回っているとか、もう殆ど、小学生が囃し立てるバイキンやエンガチョ扱いの大騒ぎ。
その人とは仕事上、殆ど接点が無いので、感染っているということはまぁ考えにくいとは思いつつ、何せ隣の部屋なので、有り得ないとも言えず。この体調の悪さがもし、インフルエンザの初期症状の場合、このまま放置していたら、うちの係のある部屋自体が封鎖されかねないので、36.5℃と平熱(36℃弱!)と大して変わりないながら、近所の医者(前にインフルエンザの判定をして貰ったことのある)に、確認しに行く。
受付に入ろうとして、インフルエンザの判定をして貰うのにマスク無しで入室というのは(他に待っている人から見たら)有り得ないことに気付き、下のコンビニで慌てて買ってから入る。
で、結果。インフルエンザ、ではなかった(笑) でも、咽と鼻の粘膜が腫れている、ということで抗生剤を含めて処方箋を貰って戻る。戻ってみると、自分の机を(隣の部屋の人同様)殺菌しようと周りの人がアルコールその他を手に持って、準備しているところだった(^^;; インフルエンザではなかったというのを部長に報告しに上の階に行ったら、(医者に行ったという)情報は伝わっていたらしく、部屋中の人間から、すごい勢いで見られた。全員から「引かれる」瞬間とはこういうことを指すのかも(汗 ちなみに、違うといったら、皆、明らかに残念そうな反応だった。…いや、だから、人の不幸をそんなに明白に期待しなくても。
同じ係の人に異動の発令が出たので、とりあえず飲み会。といっても、同じ部内の別の係に行くだけだが(^^;; 実は体調が少し悪かったのだが、今まで世話になった人なので、(私にはしては珍しく)参加。