空の蒼さを 見つめていると
続いて金曜日に見に行く予定なのは「イーゴリ公」。といっても、「だったん人の踊り」が有ること位しか知らない私。というわけで、事前に紹介しているサイトで予習。便利な世の中 になったものだと、こういう時、つくづく感じますね。
あと、来週には「サロメ」も見に行く予定なので、その予習と、先週の「ナクソスとのアリアドネ」の復習を兼ねて、帰りに市立図書館に寄って、音楽之友社のスタンダード・オペラ鑑賞ブックというシリーズの「ドイツ・オペラ上」を借りてくる。今年はR・シュトラウス作品を(出来るだけ)見る、というのが目標なので。
ついでに何か軽い本を借りてこようと思うが、ここ数ヶ月、図書館を利用していなかったので、軽く読めそうな&借りたい本がぱっと思い付かず。何故か目に留まった「メロンパンの真実」という本と、「地球の歩き方」の「ワシントンDC」だけ、ついでに借りて帰る。
マリインスキー・オペラ「3つのオレンジへの恋」@東京文化会館。
からっとした喜劇。後で調べたら、物語の原作者は「トゥーランドット」と同じ人だった。D.W.ジョーンズに「トゥーランドット」をモチーフにした短編があるけど、むしろ、「3つのオレンジへの恋」の方がD.W.ジョーンズっぽい気が。魔法使いは出てくるし(悪い魔女も出てくる)、登場人物は変身させられるし、おまけに、展開は早いは、主役達以外は散々な扱いと来ている(^^;;
有名な行進曲のテーマを含めて、音楽は軽快。なんだけど、いささか病的に躁な感じもあって(元々、鬱病だった王子が「3つのオレンジに恋をしろ」という呪いの言葉を掛けられ、その通りにオレンジを探す旅に出る話なので、合っているといえば合っている)、素直に受け取って良いのかよく分からず。
昨年見たNODA・MAP番外公演の「BEE」で、主人公のサラリーマンの理性という箍が外れていく度に、ハチャトゥリアンの(というか、尾藤イサオの!)「剣の舞」がけたたましく鳴り響く様が印象的だったけど、何だか、共通のものを感じてしまった。怒りを内に込めた軽快さ、みたいな。
あとは、同じく寓話劇ということで、一昨年にベルリンで見た、ホモキ演出のリムスキー・コルサコフの「金鶏」との比較。あちらは、個人の欲望に振り回される社会というイメージが強く出ていたけど、こちらはまぁ、おとぎ話だから、社会性とかは余り感じられず… でも、何か言いたいことは有るような… 考え過ぎ?
そんなわけで、自分の中での位置付けは最後まで定まらなかったものの、1万円(F席)でこれだけ「面白い」ものを見られたのは、得した気分。いつか、違う演出でも見てみたい。
昨日、三井記念美術館で、川越市立美術館の「橋本雅邦展」のポスターを見掛けて、耳よりな情報だ!と喜んでいたところ、たまたま見た今日の「新日曜美術館」のアートシーンで取り上げられていて、ちょっとがっかり。いや、良いんですけどね、ほら、せっかく足で得た情報だ、と思っていたのに、その甲斐が無かったというか…
で、その「没後100年 橋本雅邦展」。川越はちょっと(でもなく)遠いけど、これは行くしか無いので、何とかしようと。どうせなら、元々行く予定だった埼玉県立近代美術館の「没後30年 熊谷守一展」と絡めて「埼玉県の美術館訪問日」でも作ろうかな。
…一週間まとめて書くのは大変なので、今回限りにしたい、と思った。(と後悔するのも毎回のことなのだけど)
「宮廷のみやび 近衛家1000年の名宝」@東京国立博物館 。
先週「新日曜美術館」でも特集していたので、(5時間寝ただけで)早く起きて開館前の東博へ。…思っていたほど混んでなかった(^^; いや、空いているのは(見る方としては)良いことなんだけど。
何だか「書の至宝」や「道長展」と内容が被るな、と淡々と見ていたのだが、家熙の書やコレクションを集めた部屋でテンションが上がる。近衛家1000年の歴史というより、ほとんど家熙ザ・ワールド展(笑) でも、それは正しい選択だと思った。この人物を取り上げないで、何を見せるんだという位の個性(先人の書いた通りにそっくりそのまま描くというのを個性と呼ぶなら)。
18世紀の京都に、これほどまでに見ることに執着した人物が相次いで現れたというのは、やはり何か共通の原因が有ったのだと思うのだけど、それは一体何だったのか。要は家熙と応挙を繋ぐものが有るとすればそれは何かということなんだけど、その辺までは(残念ながら)説明が無かった。江戸の視覚文化史というのは割と書かれているけど、京については余り聞いた覚えが無い…(有るのかもしれないが)
ところで、こういう展覧会に行く度に思うのは、かな文字が殆ど読めない悲しさ。日本人なのに! というわけで、グッズショップで見掛けた「かな字典」をつい買ってしまった私。少しでも読める箇所が増えれば良いなと思って。まぁ、でも問題は一文字一文字ではなくて、続けた文字が読めないことにあるんだよな… この字典にも巻末に「連綿」の章が少し有るんだけど、うわぁ、全然読めない(笑)
常設展。特集陳列は正月らしく「子年に長寿を祝う」。日本では(少なくとも都市では)鼠というのは余り悪いイメージでもなかったようですね。まぁ、ペストとか無かったし。大黒様の使いとかで、大根を囓る鼠の絵が。えー、何でも、「だいこんくうねずみ」→「大黒鼠」なのだとか。駄洒落だ…
おかしかったのは、明治時代に博物館で編纂した「博物館獣譜」という動物図鑑。鼠(ドブネズミ?)の絵に「上野公園地産」とか書いてある。現地調達? というか、あれだ。今でも上野公園には沢山いると思うんだけど(昔、巨大なネズミが溝を走り抜けていくのを見たことが有る)、博物館では対ネズミ対策には気を遣っているのではないのかな。そういうネズミとの戦いの側面も触れた方が良かったような(趣旨から外れる?)。
「国宝 雪松図 と近世絵画」@三井記念美術館。
ついでに。抱一の絵が多く出ている、という話に寄ってみる。なるほど、いつもは工芸品を置いてある一画まで絵が展示してあって、それなりに満足。
ところで、帰宅してから、家熙の生没年を確認しようとネットで検索していたところ、この2つの展覧会を見た人で、近衛家(家熙)と三井家のコレクションを比較して、前者は自分でも描いたり、大胆な表装をしたりとクリエイティブだったけど、後者は(お金で)集めることだけしか才が無くて、そのコレクションもだから無難なものに過ぎない、みたいな感想を見掛けたけど、さすがにそれは浅薄過ぎる意見かと。
三井家が文化的パトロンとして深く関わった中には、金刀比羅宮の表書院の応挙の屏風絵のように、時代を代表する芸術品だって有るわけで、メディチ家とまではいかないにしろ、かなりの文化的貢献をしたことには間違いない。一方、家熙らの文化財保存活動は当時の社会の中でどれだけの意味を持ったのかは、展覧会の情報だけではよく分からなかった。
こういうのを目にすると、自分の無知を棚に上げて、気軽に何かを断言してしまえるブログ的な危さを改めて感じてしまう。勿論、私もろくに何も知らないままで、平気で色々と断言しまっているクチなので、…他山の石としたいと思います、ええ。
関西二期会「ナクソス島のアリアドネ」@新国立劇場中劇場。
中劇場の公演を見るのは初めてだけど、こじんまりとして良い感じの劇場だった。もっと、ここでやる公演を見に行くようにしようかと。
「ナクソス島のアリアドネ」は、あれ?思い描いていたのと違う… 後半、悲劇と喜劇が同時進行して、と聞いていたので、まさに二つの物語が舞台の左右で同時に進むようなものを連想していたのだけど(最近出た桂雪路とヒナギクのデュエット曲みたいな、って誰にも分からんわ、そんな例え)、実際には割と普通だった。え、その程度…?みたいな軽い落胆。
でも、終盤の臆面のないまでのラブラブソングでのメロディの美しさはさすがシュトラウス、という感じで。何回も観たい粗筋でもないけど、舞台としては楽しめた。
そして、とある事情から全速力で(というか、あらゆる手段を駆使して)急いで帰宅の途に着く。品川で乗換の階段の横に下りるため、先頭車両に乗った山の手線を、停車する度に一両ずつ移動するとか(^^;;
最近、遅く帰ることが無かったから、金曜の夜23時までに家に辿り着いていない、ということ自体想定してなかった… 21時45分に中劇場を出て、結局、家に辿り着いたのは23時24分。まぁ、23時30迄に着いただけでも良しとするしか。しかし、さすがに、来週は対策を講じて置かないと。
先月から今月に掛けて通勤用の靴を3足買い換えた結果、残りの(前からある)1足がゆるゆる過ぎて却って足が痛くなる事態に陥る。それまではそれで何ともなかっただけに、人の感覚というものは不思議。
などと言ってられない痛さになってきたので、思い切って、4足目も購入することに。買ったのは(前にも書いたけど)new balanceのMW1302 BK。4足目は出来るだけ気楽に歩こうというのが趣旨。
サイズがよく分からないので、オフィシャルショップまでわざわざ足を運ぶ(といっても原宿にあるので、そう遠くでもない)。アジアの人(韓国人?)が靴を買いに来ていて、さすがオフィシャルショップと思った。
ところで、竹下通りを端から端まで歩いたのって、今日が初めてかも。普段、原宿って、太田記念美術館くらいしか縁がないからな(^^;;
足のサイズを(又しても!)測って貰って選択。足の大きさは変わらないけど(当たり前)、今回は26.0できっちり、位だった。見た目は革靴でも、サイズ的には革靴(25.5cm)ではなくてスニーカータイプなのか。帰って玄関に置くと、サイズ表記の小さい革靴の方が、遙かに実際の大きさが大きいのに驚く。革靴の方が前方の空きスペース?が大きいからではないかと思うのだけど、サイズというのは難しいですね。
原宿駅前のファミマで、デジポケのチケット引取り。今週から、私にとっての今年のオペラシーズン幕開けなので。 というか、明日から来週の金曜までに3本って、多過ぎだよ…
@ぴあの引取方法が年始から変わっていて、引取番号+電話番号が必要になったのは仕方ないにしても、今度のシステムだと、予約毎に発券しないと駄目なようで、さ来週までの4公演のチケットを発券するのに4回も最初からやり直さないといけなかったのには、ちょっとげんなり。でも、今まで100円取られていた発券手数料が不要となったのは改善なので、余り文句も言えないような。
先日の続きとして悩んだ末に、とある文章を作成して送る。
生まれてこの方書いたことのない類の文章だったので(^^;;、書くこと自体が大変かつ胃が非常に痛んだ。まぁ、でも立場が逆なら、やはり、更に痛くなる筈で…
東急ハンズに洋服ブラシを買いに行く。
いや、洋服ブラシ位、前から持ってはいるのだけど(それも確か、ハンズで買ったような)、最近、冬用として濃紺のスーツを買ったところ、静電気のせいで、ホコリが取っても取っても取れなくて(というかまた付いて)、すごく気になって仕方がない。というわけで急遽、対静電気用のブラシを調達することに。
洋服ブラシと言えば、普通、KENTか江戸屋らしいのだが、今回は目的が目的だけに、KENTと言いつつも実際は池本刷子工業の洋服ブラシ。目的の半分はコートなので、カシミア用の白い方にする。
実際に掛けてみると、今までのブラシよりは多少改善した、ような。ま、これで地道に毎日掛け続けるのが結局、静電気防止の近道かと。
「近代日本画 美の系譜」@大丸ミュージアム東京。
改装後に大丸に行くのは初めてだったので、東京駅の前で迷う。…目の前に大丸が無いっ! まさか北側に移動しているとは思いもしなかった。
今回は水野美術館が所蔵する近代日本画展。前から気になる地方美術館の一つだったので、こうして展覧会が来てくれるのは有り難い。と思ったのだが、感想としては今一つ。いや、三つ?
近代日本画のつまらない面を強調しているような展示で正直がっかり。中には山本丘人の戦前のモダンな風景画が有ったりと、見過ごせない作品も幾つか有ったのだけど、全体的には退屈。少なくとも、私が大丸ミュージアムに期待しているのは、こういう展覧会を開くことではないですよ。
年間有効の「大丸TOKYOミュージアムパス」を買ったので、まぁ、次回以降に期待ということで。とはいえ、3月の「山寺 後藤美術館所蔵 ヨーロッパ絵画名作展」も、似たような展覧会になりそうな予感。「ロココからコローとバルビゾン派の画家たち」って、私が大の苦手なジャンルのコレクションじゃん…
帰宅して目にしたのは片岡球子氏の訃報。
年を取ってさらに闊達というか、百を超えていよいよ人の域を超えた存在に成りつつあるような印象を受けていただけに、いくら何でもまだ「早過ぎる」気がする。といったら変だろうか。まぁ、普通の感覚で言えば、大往生と言っておかしく年齢かつ業績なんだけど、ご本人からすれば、まだまだ描きたいことがあったのではないかと。ご冥福をお祈りします。
初めてのことがあって、色々と戸惑う。まぁ、何事も経験(なのか)。それにしても、この後って…
松下電工汐留ミュージアムの2008年の展覧会予定に「アールブリュット−交差する魂−」展を発見。
House of Shiseidoでの「アールブリュット展」以来、3年振りですね。アールブリュットに関しては、好きとか軽々しく答えられないというか、描いた人と自分の認識の余りの距離に愕然とするものが多いのだけど、それでも、そのイメージを通して得られた(ような気がする)何かというのは、最も直接的な絵画体験かもしれない、ともいつも思うので、これは是非是非行きたいなと。
ようやく日経に、今年の主催文化イベントの一覧が。
う〜ん… 今年は目を惹く展覧会が無いなぁ… と思いながら眺めていたところ、1点だけ、意外な展覧会が。
秋に西洋美術館で開催予定の「ヴィルヘルム・ハンマースホイ展」。意外というか、聞いたことがない。検索してみたら、前のオルセー美術館展に来ていたらしい。ヴァロットンといい、何だか多いな、そのパターン(^^;; そういえば、この室内の絵には見覚えが。
ちなみに「ヴィルヘルム・ハンマースホイ」だと、オルセー美術館の時の話題しか見つからないんですが、「ヴィルヘルム・ハマースホイ」とか「ヴィルヘルム・ハメルショイ」とかいう名前にしてみると、もう少し色々な情報が。その中には、同じデンマークの映画監督であるドライヤーに影響を与えた画家などという情報も。
静謐な室内の風景画ということもあって、展覧会の開催時には「デンマークのフェルメール」的な下世話なコピーや感想が巷に溢れる予感がひしひしとするけれど(隣では「フェルメール展」をやっているわけだし)、それよりは「ドライヤーに影響を与えた画家」という方が遙かに重要だし、今に繋がる意味があると思う。そういう意味で、楽しみにしたい展覧会。
あと、気になったのが東博の表慶館で開催予定のオルセー美術館のフランス陶器展。「日仏交流150周年記念」での紹介では「オルセー美術館秘蔵 北斎、広重、若冲にあこがれー 江戸を写したフランス陶器展」となっていて、北斎、広重はともかく若冲を元にしたフランスのテーブルウェアなんてものが19世紀のジャポニスムに存在するのか不思議に思っていたのだが、今日の紙面では若冲の名は削られていた(^^;;
でも、一度はタイトルに入れようと思った位だから、少なくとも、何かしらよく似た図柄のものを見付けてきた、のではないかと。実際はどうなのか、気になる。
買い物月間、その続き。ナショナルのコードレススチームアイロンNI-CL505。
何故、今さらアイロンなのかというと、コートの背中に出来た皺を取るため、スチームの必要性を強く感じたから。
元々は通販番組でよく売られている小型のスチーマーで良いやと思っていたのだけど、実際には非力なものが多いようなので、普通のスチームアイロンの中から、amazonで割と安めだったこれを選択。で、実際にやってみると、なるほど。コートの背中の皺は綺麗に取れました。コードレスなので手に持って持ちやすい反面、何回も台に置き直さないといけないのは一長一短だけど。
しかし、アイロンとしての使い道は余り思い付かないのだった。とりあえず、手元のハンカチを片っ端からアイロン掛けしてみる。で、他には?
あれ? 元日に書いた後、2週間近く更新が途絶えていました。
別に何が有ったというわけでもなく。買い物月間が続いていたのと、仕事が予定よりはやや忙しかったのと、その他幾つかの事情で、気が付けば月半ば。(個人的にはその間も、いつも以上に何かを書いていたような気がしないでも無いですが…)
ちなみに、買い物月間については、まだまだ継続中。
カシミアのコートを1着、靴をスコッチグレインで2足購入したのは先月書いたけど、年も押し迫ってから歯医者を予約する羽目となった反省も有って、その後、年末にドルツの音波振動歯ブラシ(EW1045)を購入した(大晦日の夜に届いた)他、今年になってからは、年明けのL-Breathにダウンダウンウェアの初売りセール品を探しに行った筈が、何故かmontbellのトラベルダウンコートを定価で買って帰って来たりと。
ダウンコートを買ってきた日は暖かくて、外した?と思ったものの、今日みたいな日だと利用価値大。言うなれば、羽毛布団を背中に背負って歩いているような暖かさ(^^;;
靴については、3足目は歩きやすい靴という路線から、アシックスの歩人館で足を3Dで計測して貰って、runwalkという一見普通の革靴だけど、下は渦を巻いている靴を購入してみた。
分かったのは、自分は左足に比べて右足が小さいことに加えて、甲の高さが右の方が高いということ。店員さんが言うには、本来の足の長さは変わらないが、右足の方が高く折れ曲がっているんじゃないかとのこと。へえ! この歳まで生きてきて、初めて知った事実(らしい)。この時は店にあった靴を色々(8足位)試して購入したのだが、翌日改めて履いてみると、足に余り合ってなかった… あそこまで調査して履き比べた意味は一体どこに。2回位履いていても圧迫感が残るので、店に行ってもう一度調整して貰ったところ。これで何とか、普通に捌けるレベルに(なったと良いのだけど)。
しかし、当初の目的とはちょっと違うような。ということもあって、今気になっているのは、(いっそ、レザースニーカータイプの)NBのこれ。内勤時なら全然OKだし。ああ、でもむしろ、休日用にCAの方が欲しいかも。
そして、買い物月間は小型家電を中心に更に続いている…のだけど、それはまた今度ということで。
そうでない買い物、といえば。新居昭乃の2月のliveのチケットを購入したこと位? 教会でliveということなので、楽しみです。
あと、この2週間で見たものといえば、昨日の高山宏講演会@横浜美術館ぐらい。展覧会にもまだ1回も行ってないです(「GOTH展」自体もまだ見てない)。
あけましておめでとうございます。この日記は1997年の1月1日から始まっているので、正月についての記述も12回目。はぁ、もうそんなに。干支で言ったら一巡りですよね。
さて、ここ数年は恒例の?今年の展覧会情報。去年いきなり13件もupした東京新聞ですが、今年は何だか地味ですね…
でも、好きな二人の画家を取り上げる「マティスとボナール展」は個人的に期待大。葉山館という(私の)地元でやってくれるのもポイント高いところ。汐留ミュージアムで予定されている「ルオーとマティス」展と、方向性がよく似ている気もしますが。
もしかしたら、今年のトレンド(死語)は、画家同士の友情にスポットを当てた展覧会なのかも。いっそのこと、展覧会タイトルも今風に、「マティス X ボナール」「ルオー X マティス」とかにしたらどうかと。それは友情じゃなくて愛情だろう、という突っ込みは置いといて。そういえば、親子にスポットを当てた展覧会で「ルノワール+ルノワール展」というのも有りましたね。やるな、bunkamura。
年末に3夜連続で放送していたNHKの少年少女ドラマ「夕陽ヶ丘の探偵団」(演出は林海象)。
まぁ、突っ込みどころを探せばというか、貶そうと思えば、幾らでも言えるわけだけど(そもそも新しい物語を作ろうという志が無いとか)、ちらっと映るような部分(例えば、リーダー役の子の父親の職業が警察官だったことが一瞬映る遺影で分かる)にもディテールを作り込んでいて、結構楽しかったです。各話30分という短さもこの場合、良かった。あと、(多少離れてはいるけど)基本的には地元といえる横須賀市の南側を舞台にした作品だったので、それだけで許してしまうというか。地元ローカルドラマ(^^;;
NHKだから、必ずどこかで再放送はするだろうし、味を占めれば続編展開も無いとは言えないので、興味がある方は名前を覚えておくと良いかも。