空の蒼さを 見つめていると


2006年10月

10/29

 旅行の感想、食べ物編。

 と言えるほど、豊かな食生活は送ってきませんでしたが。むしろ、食に関しては「貧しい」一週間だったと言うべきかも。

 何せ、ホテルの朝食を除くと、椅子に座って外できちんと食事をしたのって、旅行期間を通して僅か1回だけのような…(カフェでのケーキを除けば)。他は全て、いわば「立ち食い」系の食事。駅構内や、駅前、広場等にある軽食コーナー、屋台等での立ち食い生活。焼いたソーセージを挟んだパンに始まり、ピザ、サンド、ドネルケバブ、カリーブルースト等々。あとはチャイニーズの焼そば、焼き飯。フランクフルトでは、リンゴ酒の屋台なんてものも有った。

 元々、食事が目的では無かったので、一週間くらい、異常に充実しているそれら軽食屋(インビスと言います)で済ませても良いや、と思って。レストランでまともに食べるとどうしても時間が掛かるし。それにドイツ語のメニューは全然分からないし(^^;; ビュッフェ形式の朝食は毎回しっかり食べていたので、あとはお腹さえ満たせば何とかなるだろうと 。

 …というのが、最終日に風邪を引いてしまったのに影響した、とは思うのだけど。野菜(とビタミン)が圧倒的に不足していたからなぁ。ともあれ、ドイツは立ち食い天国。押井守はドイツで「立喰師列伝」の続編を撮ると良いのに 、と思った位(ソーセージ系ばっかだけど)。

 では何でこういう項目を立てたかというと、当初の予定通り、有名なバウムクーヘンを買ってきたから。ドレスデンのクロイツカムと、ベルリンのラビーン。

 で、その感想。

 美味しいです(当たり前?)。ただ、クロイツカムは外側のコーティングの砂糖の甘さがややきつくて、中の味が少し分かりにくかった。コーティングの無い部分を食べると、さっぱりとした甘さで良かったのだけど。少し香料が使われている感じ。ラビーンは最初に食べて も美味しい!と思ったのだけど、クロイツカムを食べて、改めて本当に美味しいことが分かった。基本的な原材料しか使わずに作った本当の味という印象。やっぱり、多くの人が最高のバウムクーヘンと 呼ぶだけのことは有る。「美味しんぼ」ワードで表現したくなるような、素朴でしっかりとした、飽きの来ない美味しさ。

 なるほど、伊勢丹での季節限定販売で例え4千円しようが、買ってしまいたくなるバウムクーヘン。寒い土曜の朝、郊外にあるラビーンの店まで買いに出掛けたことが、風邪を引いた原因の半分くらいなのだけど(もう半分は、その夜、ベルリンフィルのコンサートを聴きに行ったこと だと思う)、決して後悔はしていません(^^;;

 

 

 11月のBShiの「ハイビジョン特集」には、かなり気になる美術系番組が幾つか。

 まず11/3の「信貴山縁起絵巻」特集の回。って、その日は上野で「仏像展」を見ている予定じゃん…

 続いて、11/13からの「天才画家の肖像」シリーズ。これって昨年だか一昨年だかにやったシリーズ(簫白とか)の海外画家版ですね。レンブラント、カラヴァッジョ、ドラクロワ。とりあえず、レンブラントだけは見たいな。中で取り上げられるらしい「目をつぶされるサムソン」は旅行中、フランクフルトのシュテーデル 美術館で見てきたばかりだし。と言いつつ、11月も忙しい予定なので、平日の夜9時までに帰宅するのは難しそう… というか、11/13って運良く取れたウィーンフィルの公演が有る日で、万難を排して聴きに行くつもりの日だった(汗 

 まぁ、ハイビジョン特集は必ず再放送が有るので、いずれまた見られるとは思うのだけど、再放送って告知が余りされないんだよな… 今後、注意してチェックしておかないと。

 

10/28

 「イドメネオ」@新国立オペラ劇場。

 9月からの個人的なオペラ月間も、これで終了。10/1の「トスカ」、旅行中の「エレクトラ」「金鶏」の後に、先週も本当は藤原歌劇団の「ランスへの旅」のチケットを買っていて、週一ペースでの観劇予定が今週までずっと続いていたのだけど、さすがに先週は病み上がりの身で、咳も全然止まらなかったので、チケットは他の方にお譲りして、家で大人しくしていました。

 2週続けて予定をふいにするのは勿体ないので、今週は見に行くことに。とはいえ、まだ咳き込みがちなので、咳止め薬を一応飲んでから劇場へ。

 というのがいけなかったのか、それとも元々そういう作品なのか、2幕までは眠くて大変だった。古典的なオペラ・セリアだから、同じ台詞を繰り返し唱っていて、1、2分位ウトウト仕掛けてから目を覚ましても、まだ同じ字幕というパターンが多かった(ので、更に眠くなる)。モーツァルトでも若書きと晩年?では随分と違いがあるのだということは分かった。才能のひらめきは感じるけど、まだ全面に出ていないというか。

 まぁ、今回の演出が余りに素直というか、真っ当過ぎたのではないかとも思うけど。ちょうど昨晩、BS-2で「イドメネオ」を放送していたので、それを見たら、また作品の印象が変わるのだろうか。

 あと、旅行中に見た「エレクトラ」のエレクトラが、この作品にも(何故か「エレットラ」という字幕で)登場していたので、個人的にはやや驚いた。しかも、言ってみれば悪役で。エレクトラのその後って、そんな話だったっけ? …ギリシア悲劇も一度おさらいしておいた方が良さそうな気がしてきた。

 そういえば、年末まではオペラのチケットは取ってないので(来月、ウィーンフィルの演奏会は有るけど)、もしかしたら、今年はこれが最後のオペラ鑑賞? …う〜ん、少し物足りないかも。12月の「セビリアの理髪師」も見に行くべき?(そんな暇は無いと思うが)

 

10/27

 ドイツ風邪?の方は先週書いたとおり、先週で熱は治まったのだけど、咳き込む状態は今週も引きずっていて、完全回復にはまだまだ至らず。ごほごほ。

 おまけに、帰ってきてからというもの、仕事の方が忙しくなっていて早く帰れる日が一日も無く、帰ってからは溜まっているRD-X5の整理だけで、一週間が過ぎてしまった… 忙しいといっても、世間で言うほどのものでは全然ないのだけど、平均的に忙しいので、週に一度位は割り切って夜間延長の美術館にGO ! とかが全く出来なくなっているのが辛いところ。

 「仏像展」の前期はあと一週間だけだし、「伴大納言絵巻展」も来週までだというのに! この二つは、来週の11/3に行くしかないかな。「仏像展」などは来週は夜間開館を毎日やるらしいのだが、平日の夜間に美術館に行くのはしばらく無理そうなので仕方ない か。

 奈良県立美術館の「応挙と芦雪」も前期は来週一杯。これだけは前後期とも何としても行かなくては、と思っていて、とりあえず前期分について来週の計画を、今週になってようやく考え始めた(先週はそれどころではなかった)。そのこともあって、今週は更新が滞ったのだった。

 で、今回は予算節約の観点から、日帰りというか、夜間開館を見た後は(夜行)バスでそのまま帰ろうかと。元々は連休中なので連泊しようかとも思っていたのだけど、11/3に上記二つの展覧会を見る必要が出てきたので、一泊だけしてもしょうがないかな、ということで。というか、多分、安い宿の予約は既に厳しいだろうし。バスの予約も割と危なかったが、まぁ、何とか確保済。

 風邪は…まぁ、来週末ならもう大丈夫、だと思うのだけど。

 

10/22

 旅行の感想、音楽編。

 今回行った(聴いた)公演。

 10/8 フランクフルト 「アイーダ(コンサート形式)」@アルテ・オーパー

 10/11 ドレスデン 「エレクトラ」@ゼンパー・オーパー

 10/13 ベルリン 「金鶏」@コーミッシェ・オーパー

 10/14 ベルリン バッハ「ミサ曲ロ短調」@フィルハーモニー。

 

 「アイーダ」と「エレクトラ」は、オケの音を堪能した、という感じ。特に大編成のオケで、ゴキュゴキュゴキュと不協和音が恐ろしいまでの勢いで突き進む「エレクトラ」の迫力は、忘れようにも忘れられない。

 考えてみれば「アイーダ」以外見たことのない作品ばかりなので、粗筋以上のことは全く分からず、「エレクトラ」などは(船の上のデッキが舞台で、かつ拘束衣みたいなものを着せられていたというと、精神病者という扱い?)その演出意図はよく分かりませんでしたが…

 「金鶏」も同じく粗筋しか知らないので、どこまで演出が理解出来ているかは甚だ疑問だけど、視覚的には結構、楽しめた。「シェマハの女王」役のヒロインが、次から次へと変身(コスプレ?)していくのがなかなか楽しくて。看護婦、中東の踊り子、チャイナ服、そして、極めつけは緑色のセーラー服で舞台を走り回り、唱い踊る魔性のヒロイン。

 ベルリンの最前線のオペラ演出は、何故か日本のアニメ世界と極めて似ているのだった。2幕の終わり、セーラー服の「女王」が、軍司令官をピストルで射ち殺す場面を見ながら、かつての宮崎御大の発言「セーラー服が機関銃撃って走り回っているようなアニメ」と、それに対する「営業妨害だ」という西島監督の名言が、思わず頭の中をよぎってしまった位だし。

 …というか、このオペラの衣装の人、絶対、日本のアニメ文化を意識して舞台の世界を創っていると思います。女王の部下の娘達には猫耳とか付けた娘も出てきたし。まぁ、今どきの、というよりは「るーみっくわーるど」とか、やや昔の古き良き世代のイメージのような気もするけど。

 ベルリンフィルは、さすがに綺麗な音だった。でも、一番印象的だったのは、サー・ロジャー・ノリントンの指揮。指揮棒を使わずに両手でしかも前後に(足を使って)動きながら、キビキビと指揮していて、あたかもスポーツをしているかの如く(^^;; バッハって、ああいうスポーツ感覚での指揮を要求する曲だったのか。

 ものすごく感動した、ということは無かったけれど、色々な体験が出来て楽しかった。しかも安いし。だけど、「金鶏」では会場はガラガラだった。ベルリンではこれ位の刺激では人は呼べないのかも。

 

10/21

 この週末は、大人しく休養中、のつもり。熱はすっかり引いたけど、喉の違和感はまだ少し残っているようなので。

 

 旅行の感想、絵画編。

 今回の旅行の目的は(というより、今回の旅行の目的も)、第一義的には美術館(博物館)訪問だったわけですが、実際に行ったのは以下の通り。

 10/8 フランクフルト「シュテーデル美術館」、「ゲーテハウス」。ダルムシュタット「ヘッセン州立博物館」。

 10/9 ミュンヘン「ノイエ・ピナコテーク」、「レジデンツ博物館・宝物館」

 10/10 同上「ドイツ博物館」、「レーンバッハハウス市立美術館」「クンストハウス」「ピナコテーク・デア・モデルネ」「アルテ・ピナコテーク」

 10/11 ドレスデン「ケストナー博物館」

 10/12 同上「アルテ・マイスター絵画館」「陶磁器コレクション」「緑の丸天井(宝物館)」「ノイエ・マイスター絵画館」「数学物理学博物館」

 10/13 ベルリン「ペルガモン博物館」「旧ナショナルギャラリー」「旧博物館(含むエジプトコレクション)」「ハンブルク駅現代美術館」

 10/14 同上「絵画館」(含む特別展「レンブラント展」油彩・版画・線画の3つ)

 10/15 同上「バウハウス展示館」「絵画館」(再び)

 

 全体的な印象としては、ドイツというのは本当に領邦国家の集まりだったんだなというか。中央集権化されなかったから、富も一極集中してないわけですよ。お陰で各地方にそこそこ充実した、でも圧倒的な質量を誇る、まではいかない美術館が有るという感じ。今回の中で、質量共にさすが、と思ったのはベルリンの「絵画館」くらい ?

 有名な「アルテ・ピナコテーク」にしろ、「アルテ・マイスター」にしろ、田舎の殿様のコレクション、という野暮ったさが良くも悪くも印象的で、「ルーブル」のような国家の意思や、ロンドンの「ナショナル・ギャラリー」のような近代的な審美眼は余り感じ られなかった。文化的後進国が余所の国から絵画を集めさせたコレクションという感じ。

 大体、ドイツって余り絵画的な土地柄ではないのでは? 近代フランス絵画もつまらないのは絶望的に退屈だけど、19世紀ドイツ絵画の真面目さもそれに負けない位、 面白味がない… 

 だから、ボリュームと「有名な画家の作品」は有っても、内容は玉石混合。どうでも良い絵がかなり多い(多すぎる)。しかし、その中には傑作も混じっていて、あの絵はここに有ったのか!と驚くものも。

 3枚(大・小・極小)の聖母像を含む数枚のヤン・ファン・アイク、5枚のフェルメール(1枚は日本でも見たけど)、4枚のブリューゲル、そして1枚のレオナルド・ダ・ヴィンチ等々。

 特にレオナルドの「カーネーションの聖母」は初期作品だし、保存状態が良くないとかで写真写りも悪いので、余り期待していなかったのだけど、直接見たら、やはりレオナルドの絵だった。見に行って良かった。

 

 しかし、今回一番サプライズだったのは、ベルリンの「絵画館」でやっていた特別展の「レンブラント展」

 切符を買うのに常時、人が並んでいるほどの盛況ぶりだったのだけど、それもその筈、な豪華さだった(中でも油彩展)。本当は時間もないので、さっと眺めてさっさと出ようと思ったのだけど、会場に入ってすぐ、それは全くの過ちであることに気付いた。これだけのレンブラントに囲まれて、そんなこと、出来るわけがない…

 一番驚愕したのが、息子ティトウスの絵の展示方法。2つの丸い部屋が油絵の展示室で、片方の丸い部屋の中に置かれた4つの小さい壁(部屋の真ん中に立つと周囲に4つの壁が見える)、それぞれに子供の頃、青年、壮年、晩年(といっても確か30代)のティトウスの絵を掛けていた。

 で、文字通り、魂消たのは、その4枚を著名な美術館から1枚ずつ借りて展示していたこと。子供の絵はロッテルダムのボイスマンス・ボーニンヘン美術館から、青年の絵はパリのルーブル美術館から、壮年の絵はウィーン美術史美術館から、晩年の絵はアムステルダム国立美術館から(確か)。

 こういうことは、誰でもやってみたいと考える「夢の美術館」的なアイデアの一つだけど、実際にこれらの美術館から一度に絵を借りてそういう展示をすることがどれほど大変かは想像も付かない。「絵画館」クラスの美術館だからこそ出来る力業だよな… 見せたいコンセプトのために必要な絵を、必要な美術館から、それぞれ借りてくる。日本の「レンブラント展」(に限らず)には絶対、あり得ない贅沢さ。

 ちなみに、展示作品の中で一番気に入ったのは帽子を被った少女の絵だった。まるで印象派の画家が描いたような瑞々しい作品で、こんなレンブラントは余り見たことがない、と所蔵先を見たら、ワルシャワだった。これを見られたこと(とあと、プラド美術館の有名な「アルテミシア」←来ていた!に再会出来たこと)だけでも、この特別展を見ることが出来て良かったなと。

 livedoorのニュース記事によると、展覧会のディレクターもこの絵が目玉と言っているらしいので納得。(注:ニュース記事の絵は別の絵です) なお、ワルシャワまで行っても見たい人はここがサイトのようです。

 

 そうだ、ここにこの絵がっ!という意味では、旧ナショナル・ギャラリーに有ったカスパー・ダーヴィット・フリードリヒの「エルデナ修道院跡」も。

 いや、まぁ、「美の巨人たち」で取り上げた時に 、所蔵美術館も言っていた筈なのだけど、その当時は自分がその後ベルリンに行くことが有るなんて思いもしなかったので、すっかり忘れていました(^^;; そんなわけで、いきなり、あの絵と対面して、わっ、ここに有ったのか、と深い感慨が。タルコフスキー「ノスタルジア」との縁はまだまだ繋がっているようです。

 

10/19

 帰ってきました。

 …いや。ここまで更新が空いてしまうと、帰ってきていました。というべきかも。

 

 実際のところ、月曜の夕方には予定通り帰国していたのだけど、現地の最終日にひどい風邪(=扁桃炎)を引いたため、帰宅する時点では体温は既に38度台後半に。

 翌日は何とか出社したものの、午後はさすがに半休して、そのまま内科で点滴を2時間ほど受けていました(^^;; 点滴のお陰もあって、3日経った今ではとりあえず体温は平熱に戻った、ここを書く気力もようやく戻ってきた、そんな状態だったりします。

 風邪を引いた敗因は色々想像出来るんですけど(ビタミン不足の食生活とか、ハードスケジュールとか、最後の宿にバスタブが無かったとか)、一番の要因は、その直前に2日間で最高気温が15度も下がったこと。季節一つ分くらいなら、服の一枚で対処も出来るけど、季節二つ分もいきなり変わってしまったら、それはちょっと対処不可能ですよー、と言いたい(誰に)。あと、前夜のフィルハーモニーのホールで、明らかに風邪引きの荒い呼吸をしていた右隣のおじさんが直接の感染源に違いない、とも言いたい(だから誰に)。

 まぁ、でも見たいモノは大体見られたし、当初の予定もほぼ順調にこなした上、失せ物・事故等も無かったので、ほぼ無事に帰ってこられた、という言い方でも良いかも。少なくとも、最終日の朝に喉の痛さと共に目覚めるまでは、楽しい一週間でした。

 

 内容については早めに要約だけでもしておくべきなんだろうな… ベルリンの「レンブラント展」とかすぐにでも書いておきたいものも幾つかあるし。近いうちに何とか出来る、と良いのだけど……

 

10/6

 ええと、ようやく準備終了。どうして、毎回、土壇場まで終わらないのかな…

 それでは、明日から10日ほど旅行に行ってきます。

 

10/4

 旅行前だというのに、仕事の方が忙しくなったり、他人の送別会が急遽入ったりして、準備の方は未だ終わらず… よりによって、何も今週に転勤しなくたって良いでしょうに(逆ギレ 気味)。

 

 秋の新番組も録ってはいるものの、当然ながら、全然見る暇は無くて。と言いつつも、やはり「ゴーストハント」だけは気になるので見たわけですが。

 名塚佳織の声に微妙に違和感を感じたのは、思っていたよりも「みやむー麻衣」が耳に刷り込まれていたということなのか。CDドラマを最初に聴いたのって、随分と昔だったような…、って、うわっ、もう8年も前? 
 

 最近、見聞きしたもの。ローマ歌劇場「トスカ」@NHKホール。「国宝 風神雷神図屏風 ―宗達・光琳・抱一 琳派芸術の継承と創造―」@出光美術館。については、旅行に行った後で、まだ書く気力が有れば。というか、先月は「ドイツ月間」として読んだものの感想を書いていくつもりだったのだけど、触れることさえ出来ずに終わってしまった…

 ええと、結局、ケストナーをなんとか読んだ位。岩波のケストナー少年文学全集の全9冊と絵本1冊、そして「大きなケストナーの本」、の計11冊。ドレスデンにはケストナー博物館が有るらしいので、ぜひ寄ってみたい。