空の蒼さを 見つめていると


 blog そらのはて小人たちが騒ぐので
 今月 (2010年4月) / 先月(2010年3月)

4/30

 金曜9時までの(近所の)bunkamuraなら、何とか行ける程度まで、日常が復活…

 

 「美しき挑発 レンピッカ展」@bunkamuraザ・ミュージアム 。

 昨秋、パリの美術館を廻った時、ポンピドゥーセンターの常設フロアーで、女性画家のミニ特集をしていて。その中で一番オーラを放っていて魅力的だったのがレンピッカだった。

 なので、この個展はかなり楽しみにしていたのだが、う〜ん、タマラ・レンピッカという一人の人物の人生を知ることが出来たという意味では勉強になったけど、ポンピドゥーセンターで見たアールデコ時代の絵を超えるものは無かったのを知って、残念に思う気持ちのほうが強かった… 恐らくは本人の資質以上に、あの頃、時代を掴みすぎた、ということなのかも。

 個人コレクターの所蔵品を集めたとのことで、カリフォルニア、ジャック・ニコルソンの名前が何回も。レンピッカのコレクターだったのか、ジャック・ニコルソン。

 

4/28

 今月出来ることはとりあえずここまで、と仕事の一区切りが付いたので、サントリー美術館へ。このタイミングで今行かなくてはいけない展覧会でもないのだが、会員の更新を済ませておくチャンスなので。

 

 「和ガラス 粋なうつわ、遊びのかたち」@サントリー美術館。

 とはいえ、行けば勿論、ここの展示は楽しい。ガラスの展示も毎度お馴染みではあるけど、それでも毎回趣向が違っていて楽しめる。階段下の沢山の風鈴の展示が綺麗で。ちょっと「ビューティフルドリーマー」の夢のシーンのような儚げな響きだった。

 

4/26

 PCをたちあげたら、にほんごへんかんができなくなっていた。なぜかはしらないが、ATOKのじしょがかってにこわれたらしい。

 

 再度インストールし直せば良いのだろうが、CDを探すのも面倒だし、登録単語も復元出来ない可能性が高いので、この機会に気になっていたGoogle日本語入力を入れてしまうことに 。

 入れてみたら、端々に違和感はあるものの、変換候補の使いやすさも有り、全体的には実用レベルだと思えるので、当面はこのままGoogle日本語で行こうかと。さよならATOK。

 

4/25

 横浜へ買い物に行って、鎌倉から歩いて帰宅。

 その途中、E-PL1+パンケーキを持ち歩いてみた。うん、これなら、まぁ何とか。ただ、ずっと手に持っているのも意外と邪魔。かといって、カバンに入れておいて出すのは、そのタイムラグが既に 許せず。

 あと、これでなければいけない、というシーンが結局、思いつかなくて。見た目の印象に近い40ミリで路地をさっと撮る、というのは良いかなと思ったけど、鎌倉の路地裏歩き限定だな、それって…

 

 4月は仕事で大変な状況になったり、試験は試験で有ったりと、気が休まる暇がなくて、4月の改変番組も(待望の再放送だった)「ゼーガペイン」しか見てなかったのだが、ようやく少し時間が取れるようになってきたので、「四畳半神話大系」と「荒川アンダーブリッジ」辺りからチェック。おおっ、どっちも坂本真綾アニメだ(後者は最初の十数分、気付いてなかったのは秘密)。

 「四畳半神話大系」はかつての「極めて「ご当地小説」というか、学生時代は、あの鴨川デルタの横の道を毎日、自転車で抜けて百万遍の交差点まで出ていた位で、モリミー作品の中でも多分、一番愛着がある小説なので、そのアニメ化にも結構、期待していたのだけど、1話を見た限りでは、割と上手く原作のエッセンスを活かしている感じ。

 小津のデザインだけは自分のイメージと余りにも違ったので、違和感が拭えないが…(汗

 ともあれ、明石さん=坂本真綾は作品的にも個人的にも非常に素晴らしい。これこそがアニメにおける坂本真綾の正しい使い方、というものですよ(断言)。

 

4/24

 ようやくSaharaが到着(関税、4800円も取られた…)。さっそく履いてみる。

 サイズが合っているのは、同じ7GでのRiderIIIを履いて確認しているので当たり前だが、クレープソールは初めてなので、そのクッション性が新鮮。クッションの有るスリッパ履きで歩いているような感覚? よし、GWはこれで歩き回ろう。

 

 夕方、家の周りをE-PL1+標準ズームを持って(勿論、Saharaを履いて)散歩。

 ……ううっ、こんなにも撮るのが面倒くさいとは。というのは、今のGRIII含めてコンデジ時代が長いため、「レンズキャップを最初に外す」ことがまず面倒くさいw しかも、オリの標準ズームは沈胴式なので、さらに手動で(!)レンズを繰り出してあげないと、撮れない。というか、カメラに怒られる(汗 写りはそう悪くはないけど、これは散歩用にはとても使えない気が 。

 あと、午後のやや日陰に咲いている家のパンジーを試しに撮ろうとしたら紫のパンジーが完全に青色。

 晴天以外、ホワイトバランスが弱いの?とAUTO以外のバランスを選ぼうとしたら、デフォルトの「I AUTO」だとホワイトバランス選択画面が出ず、設定を変えて画面を出してみたけど、他に選択が出来ず。あと、説明書をよく読んだら、「I AUTO」はホワイトバランスはAUTO固定らしい… ええっ? もう良いです。プログラムオートか絞り優先で使いますよ。

 そういえば、出荷時の初期設定では設定変更メニュー(カスタムメニュー)自体が表示されないようになっていて、故障かと疑ってしまった。説明書でも「簡単な撮影から高度な撮影まで、撮影に関する設定は初期メニューの機能で十分可能です。通常はカスタムメニューを表示する必要はありません。」ときっぱり断言していて驚いた。そんなわけあるか!

 まぁ、変に弄って元に戻せないとか騒がれるよりはマシという判断なんだろうけど。ライバルは何かと「簡単」を売り物にするパナソニックだし。

 

4/23

 その後のSaharaの行方。

KOELN (COLOGNE), DE 2010/04/22 7:15    空港出発時刻
                 2010/04/23 0:53    空港到着時刻
                 2010/04/23 3:34    空港出発時刻
SHENZHEN, CN              2010/04/23 3:44    空港出発時刻
NARITA, JP                   2010/04/23 8:18    空港到着時刻

 深セン?今度は一旦、中国に?? 貨物便の世界はよく分からない。まぁ、もう成田に着いたようだから良いか… と思ったら、結局今日は届かなかった。あとで見たら、

                           2010/04/23 14:39   空港上屋スキャン(輸入)
                                     2010/04/23 19:32   仕向国センタースキャン
                                     2010/04/23 23:00   空港出発時刻

って成田で一日滞在? 遅いよ…

 

 E-PL1。夜中にとりあえず色々試してみる。…マクロが(予想以上に)弱い。う〜ん、これって期待していたことの一つには全く使えない、ということ?

 

4/22

 年に1度の健康診断。

 今回はどう考えても血圧が高いだろう、と思っていたが、この2週間の不摂生な食事とストレスで、体重がやや減っていたためか、去年より微減だった。きっと体重が減っている分、血圧が下がって、だけどストレスの分、上がって、結果、ほぼ同じ、だったのではないかと(汗 ちなみに体重も去年に夏に数キロ減らした後、この年初に増えて、この2週間で減って、の結果、去年減らした辺りに復元、という状態に。

 カウンセリングのお姉ちゃんは体重しか見ないので、健康的な生活で良いですね?との一言。…この酷くストレスフルな毎日が健康的だとでも??  血液は嘘をつかない、気がするので、血液検査の結果は多分、悪いと思う…

 

4/21

 E-PL1、届く。とりあえず充電待ちなので何も出来ず。

 靴に関してはherringから発送済(早っ)ということで、配達業者のUPSのトラッキングナンバーのメールが届く。

 見ると、 現時点での情報は以下の通り。

GB                                          2010/04/20 11:11  請求情報を受信しました
EXETER, GB                            2010/04/20 18:04  自然災害 / 配達が再スケジュールされました
EAST MIDLANDS AIRPOR, GB  2010/04/20 22:38  自然災害 / 配達が再スケジュールされました
EAST MIDLANDS AIRPOR, GB   2010/04/21 1:25    空港出発時刻
KOELN (COLOGNE), DE            2010/04/21 15:25  空港到着時刻

 今回のケースは自然災害なのかとか、輸出の空港が変わっているのかと感心したあと、最後のKOELN に目が行く。……どこ? DEって国名だよな、…ドイチェランド? ということは、えっ、ケルン?? なんでケルンに向かってるの?(^^;;

 到着予定日は4/23と書いてあるんだが、これからどうやって来るんだか。

 

4/20

 有給。今月の事件を踏まえて、ではなくて試験の後に一日取っておいたのだが、ちょうど気分転換になって良かった。とはいえ、先週なら確実に取り消しになっていた… 何もしないと気分が塞ぐので、映画を見に行くことにする。「アバター」見に行かなかったんで、実は普通の3D映画を見るのは初めて。

 「アリス・イン・ワンダーランド」@丸の内ルーブル。

 「あ…ありのまま 昼 起こった事を話すぜ!  『「アリス」の券を買って映画館に入ったら、上映されたのは出来の良い「ナルニア国物語」だった』
 な… 何を言ってるのか わからねーと思うがry
 まぁ、前に「ナルニア国物語」を観ようと映画館に入ったのに、上映されたのが出来の悪い「Lor to R」だった時よりはまだ納得だが(汗

 脚本は目指す方向性を考えれば悪くはないけど、余りにも万人向け過ぎて、バートン風味がかなり薄味。こういうのを観たかったわけでは… 風車が出て来た時だけは嬉しかったけど。 それなりに満足はしたけど、何回も観たいとは思わないような。 」

 と当日書いていた。

 もしかしたら「ナルニア」というより、米国人が理解できるファンタジーって「オズの魔法使い」しかなくて、どんな作品も「良い魔法使いと悪い魔法使いの争い」の構図にしてしまうのでは?とふと思った。

 

 帰宅後、そんなわけで、帰宅後、ついカッとなって?PEN Lite E-PL1のブラックをamazonでポチってしまう。 まぁ、いずれ買おうと思っていたし…

 

  あと、herringで、ChurchのCLEARANCEに出てきたSahara CrepeのNavyも注文してしまった。

 前に買ったRIDERIIIが凄く良かったので、今度は春用にSaharaが欲しいな、とCLEARANCEに登場するのをこちらも前からチェックしていたのだ。

 最近また円が安いのが難点だが、為替相場の変動より4割引のCLEARANCEで買う方が遥かに重要 。CLERANCEなら155ポンドと、1ポンド150円で計算しても23千円。関税が5千円弱として28千円? 日本での定価55千円程度と比べれば半額。

 残る問題は、今のこの時期、…英国から無事、靴が届くのかと言うこと。アイスランドの噴火による飛行停止から、英国だけまだ復旧してないみたいだし。まさか、アイスランドの噴火が自分の生活に影響してくることがあるとは思ってもみませんでしたよ。

 

 ちなみに、今日は誕生日、ということで、帰ってから、お祝いは勿論しました(誰に対しての説明?)

 

4/18

 朝から夕方まで某試験。このタイミングで試験というのは最悪だが、受けないのも勿体無いと思い、受けに行く。会場は十日市場の霧が丘にある女子大だった。普段は霧が多いところなのだろうか。出来は微妙だが、とにかくストレスになることが「一つ減った」ということだけでも、ちょっとほっと する。

 横浜まで戻り、夕食。こういう時は牛肉を焼いたの!と心が欲したが、普段そういうものを外で食べないので、適当なお店を思い付けず。結局、地下のライオンでステーキと言う御手軽な選択。せっかく入ったので、ビールも頼んだのだが、ステーキが先に来て、ビールが来る気配がないので、キャンセル。…それ位でムッとするなんて、精神状態にまだ余裕が無いのかも。でも、ビアホール的には駄目だろ、やっぱり。

 自分にいい加減、何か買ってあげないと心のどこかが折れそうな気分の中、ヨドバシでカメラを見て回る。買って…しまうかも。

 

4/17

 暫定対応に追われ続けた一週間が終わり、再び週末に。明日の試験のために過去問をひたすら解く一日。いや、そんなに本気でも無いのだが、何もしていないと胃が痛い…

 

4/13

 暫定対応の取りまとめに追われる日々。週末は試験なので、本来は最後の追い込み期間なのだが(というか、元々余り勉強してない分野なので)、こういう状況で、帰ってから何かをする気力は 全く起きない…

 

4/12

  4/9の議事録を提出したところ、そこで出た意見を踏まえた今後の対応策が載っていないと、本部からお怒りのメールが戻ってくる。…いや、それって議事録じゃないだろ、と思うものの、圧倒的に立場の弱いこちらとしては修正版を至急、再作成し提出するはめに。本当はその対応策(暫定)の方こそ早く進めたいのだが、報告関係ばかり多くて一向に進まないというジレンマ…

 

4/11

 近所の社へ、厄除の意味も込めてお参り。ここには今までの人生の中で、不幸な出来事が起きたときには大抵お参りしていて、今回も同様に。 神頼みではないけれど、気分の問題なので。

 

4/10

 昼前まで眠り続ける。週末がすぐ来て良かった、と思ったが、何もしないでいると、胃がきりきり痛い… 住宅地の桜並木を見て回るが、さすがに何も感じない。

 

4/9

 よほどの式典でもない限り、一同に揃いそうも無いお偉方が、社長以下ずらりと並んだ来賓室で、本件の経緯の説明とお詫び。詰問への回答。

 …1回で済んだのだけが幸いか(苦笑。 

 今回の事件は、経緯を踏まえると正直言って、担当者に「騙された」と言いたいところだが、起こしてしまった以上、もう何を言っても仕方ないわけで。(仕事の手を抜くという意味で)余り信用できない人物の作業を確実にチェックアウト出来るシステムを事前に 何とかして作っていなかった時点でこちらの敗因としか。 基本的にプラマイゼロを上限としてマイナス評価しかされない職場で、こういう事態の当事者の一人になってしまった時点で、色々と(ある意味、一生?)終わってしまった気がするが、その想像は多分、間違っていないのだろうと思う…

 まぁ、部下のミスが人の生死に関わる職場で無かっただけ、有り難いと思うべきかも。こんな風にして(間接的に)何か起きたことで、人の命を失わせたとしたら、本当に耐えられないだろうと思う。それに比べれば…と最悪の事例と比較して、何とか、モチベーションを維持しようとしている私。

 

4/8

 昼前、職場の3年目の女の子が、今年上半期の会社(出向先)の業績評価をいきなり全て台無しにするほどの事務ミスを先月末に引き起こしていたことが発覚。しかも、自分の管理している業務で…

 勿論、昼食を食べるどころではなくそのまま夜まで対応に追われ続ける。最後に明日の説明資料を とにかく用意して、日付が変わる直前に何とかタクシーで帰宅。習慣的に開いたDSの画面で、「ま、駄目な時もあるよ、切り替えて!」と言われて、…ちょっと泣いた。

 

4/4

 桜が咲いているせっかくの休日だが、天気が悪い。寒い。

 というわけで、どこかの噴水公園に花見に出掛けた以外、何事もなく。 

 

4/3

 「歌川国芳 奇と笑いの木版画」@府中市美術館。

 府中の森公園はちょうど桜が満開で、家族連れの花見客で賑わっていた。

 展覧会は期待通りに楽しく。猫を踊らせたら、そりゃ国芳に勝てる人はいないでしょ的なおかしさ満開。後期も必須。

 

 「石井桃子展」@世田谷文学館。

 「ドリトル先生」の下訳。「小さいおうち」。「いやいやえん」(の監修)、あと、それからそれから(数十冊のあれやこれや…)

 自分が小さい頃、最初に目にした「日本語」の大半にこれほど関わっていた人はいないというのに、それでも私はこの人の関係した言葉のごくごく僅かしか読んだことがないのだな、と改めて気付かされた。大体、私は「くまのプーさん」すら(!)恥ずかしいことに読んでないままなのだ。せめて、自伝的小説と晩年に訳したミルンの伝記だけは読もう、と思った。

 最後の部屋の壁に、金井美恵子が果たして文章を寄せていて興味深かったが、あの金井美恵子が「この人には叶わない」と心から思っていた、本当に数少ない文学者だったに違いない。

 

 ちなみに、次の展覧会は「星新一」らしい。う〜ん、これも行かなくては。

 

4/1

 エイプリルフール。 といっても何か変わった嘘を付くこともなく。出陣式という名の謎の乾杯(会社の食堂での)がいつも通り有っただけの一日。